1年を通して戦ってくれた選手たちの評価をしたいと思います。J1にいたときは様々なデータをもとにして評価を決めていましたが、J2となると走行距離やスプリント数が公開されなくなったし、毎節ごとにベストイレブンを決めるのもFootball LABくらいしか無くなったので評価方法はシンプルとなっています。
選手名、5段階評価、出場試合数/ゴール数/アシスト数、Football LABの攻撃的/守備的ベストイレブンの選出数、コメントの順に紹介していきます。
※特別指定、2種登録の選手は対象外とします。
※出場試合数などはリーグ戦のみとします。ただし5段階評価やコメントについてはルヴァン杯や天皇杯、昇格プレーオフの活躍も含みます。
※5段階評価で1とするのは毎度のことですが、出場試合数0の選手のみとしています。なので先に伝えますが、濱田と刀根は評価1としていますのでご理解願います。ただし、今年からは5段階評価の数字はカップ戦に含むことにしましたので、西川については評価2としています。
GK1 高木駿 ☆☆☆
31試合出場38失点(攻撃的:7回 守備的:0回)
失点に直結するようなミスはそれほど無かったように思うが、チーム全体で失点が多くなってしまったのは責任を感じざるを得ない。
結局今年も守護神の座を明け渡すことになった。理由は何かしらあるにせよ、吉田の活躍を見て少なからず焦りは感じたのではないだろうか。まだまだベテランと呼ぶには早いので、ピッチ内でもピッチ外でももっと存在感を出してほしい。イサスタグラム代行ではなく、伊佐と高木の両方がインスタ投稿してもいいんじゃないかな。
DF2 香川勇気 ☆☆
10試合出場0ゴール1アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
思うようにコンディションが上がらなかった1年になってしまった。交代枠を使わずに最後まで走れる選手として期待していたが、出場できないことには評価するのは難しい。
琉球戦での伊佐のアシストのように積極果敢な姿勢を来季は多く見たい。率先して前に出るタイプではないけど、前に出たら絶対に爪痕を残してくれるタイプだと見ている。
DF3 三竿雄斗 ☆☆☆☆☆
42試合出場0ゴール3アシスト(攻撃的:2回 守備的:2回)
4バックでの起用時は左SBとCBの両方で起用され、3バック時は左のストッパーで起用されたりと様々なポジションで必要とされてきた。複数のポジションを卒なくこなせるのは監督としては計算しやすいだろうし、軸となれる選手がいるチームは大きく崩れることはない。
在籍3年目でキャプテンマークを巻く試合もあった今シーズンは、更に頼もしさを感じるようになった。得点という結果は残せなかったけど、チャンスを見て攻めあがる姿を見て報われてほしいと思ったサポーターも多いのでは。
DF4 坂圭祐 ☆☆☆
19試合出場0ゴール0アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
思うように出場機会を得られなかった昨季のリベンジをすべく、開幕からスタメンで出場していたが思うように結果は出ず。控えに回ってから結果が出始めて、悔しさはあったに違いない。
後半戦は再びスタメンを奪取したが、大宮戦で負傷し今シーズンを終えてしまった。持ち前の身体能力とキャプテンシー、そして坂ダンスの期待に応えてくれるパフォーマンスはこれからのトリニータに必要になるはずだ。
MF6 小林裕紀 ☆☆
17試合出場0ゴール2アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
前半戦は小林成豪へのアシストなど存在感を見せていたが、後半戦は出場機会が大きく激減。おそらくちゃんと理由を説明できる人はいないと思うが、弓場や保田の若い力にポジションを明け渡したという考えがおそらく自然であろう。ベテランにはベテランしかできない立ち振る舞いがある。必要だと思われる存在であってほしい。
MF7 松本怜 ☆☆
11試合出場0ゴール1アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
まだまだ見た目はフレッシュそのものだが、スタメン出場が4試合しかないのは寂しい。いずれも左サイドでの起用となり、右サイドでの起用となればまだ評価は違ったものになったかもしれないが、そうなると井上とのポジション争いとなる。
結果的に契約満了となってしまったが、次のステージはトリニータにとっても大きなチャレンジとなる。詳しいことはこちらでまとめていますので併せて確認いただけると嬉しい。
MF8 町田也真人 ☆☆☆
19試合出場0ゴール3アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
昨年度の活躍から、J2だと更に圧倒的な存在を見せてくれると期待したサポーターも多かったに違いないが、怪我の影響もあってかノーゴールで終えてしまった。
それでも3アシストは立派な数字であるが、中心人物となれなかったのは大きな誤算。僕と同じ89年世代として、このまま下り坂になっていくのは見てて辛い。来季は必ず浮上できるはずだ。
MF10 野村直輝 ☆☆☆
23試合出場3ゴール1アシスト(攻撃的:1回 守備的:0回)
今年も怪我に悩まされたシーズンを送ってしまったが、それでも出場した試合では違いを見せてくれるし、ゴールやアシストも何気に記憶に残っている。
特に、アウェイ横浜FC戦で見せたミドルはこれまでの悔しい気持ちを全てぶつけてくれたような素晴らしいゴールだった。数字上での活躍だけでなく、こうしたサポーターの心に残るシーンを見せてくれるのもプロサッカーとしての役割かなと思っている。そういう意味では野村は本物のプロサッカー選手である。
MF11 下田北斗 ☆☆☆☆
35試合出場3ゴール5アシスト(攻撃的:2回 守備的:0回)
天皇杯決勝前に来季の契約更新を発表して、今季はキャプテンとして臨み期待の声も大きかったが、キャプテンとしての難しさもあったのか自身のパフォーマンスも上げづらいシーズンだったように思えた。
それでもフリーキックは3発決めることができ、数字上としてはチームの中心と呼ぶにふさわしい結果を残せたと思う。昇格できなかったことによる責任を感じているかもしれないが、このチームを5位に押し上げたのは少なからずキャプテンの影響はあるのではないだろうか。
FW13 伊佐耕平 ☆☆☆
15試合出場1ゴール1アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
競争相手が多かったとはいえ、やはりFWとしてこの数字は寂しすぎる。献身的な働きはすごく評価できるが、それを言い出したら他の選手も献身的にやれているし特別扱いはできない。それでも昇格プレーオフでゴールを決めてくれたことは評価したいなということで、本来なら☆2にしたいところを3に上げちゃいました。
決して13番だからといってプレッシャーを与えるつもりは一切ない。できることならトリニータ一筋で引退してもらいたいと願っているので、どうか仕分け対象とならないように頑張ってもらいたい。
DF14 伊東幸敏 ☆☆
15試合出場0ゴール1アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
数少ない新加入組で、安心と信頼の鹿島産SBということで、4バックシステム採用時はお手本と言われるくらいのパフォーマンスを見せてくれた。だが3バックに移行してからは出場機会も減り、伊東にとっては苦しいシーズンとなってしまった。
来季は4バックに再採用するのであれば伊東の役割も増えると予想されるが、果たして?
DF15 小出悠太 ☆☆
10試合出場0ゴール1アシスト(攻撃的:0回 守備的:1回)
試合に絡めない期間も長く、本人にとってすごく難しいシーズンになったであろう。終盤こそスタメンに復帰できたが、チームが勝てず苦しい時にカップ戦でしか試合に絡めなかったのは悔しかったに違いない。
昇格プレーオフで失点に絡んでしまったことは仕方ないで済まされるし、悔しい気持ちがある限りどこまでも這い上がることができる。仙台での活躍を祈っている。
FW16 渡邉新太 ☆☆☆
25試合出場4ゴール1アシスト(攻撃的:2回 守備的:1回)
開幕から安定して試合に絡み続けていたが、終盤に怪我してしまい復帰まで最終節までかかってしまった。ゴールから遠いポジションでの起用が多かったが、献身的な動きで助けられた場面は多かったように思う。
あくまで感覚的な話になるが、渡邉新太のゴールはどこか訴えかけるようなメッセージ性のあるゴールが多い気がする。ゴラッソとは違う何かを。俺が決めるとダサい形になるので誰か例えて(笑)
MF17 井上健太 ☆☆☆☆☆
34試合出場1ゴール5アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
リーグ佳境になってから評価をグンと上げてきた。地味にルヴァンカップ全試合に出場していたので、おそらくルヴァンで経験を積んだことも少なからず影響があったと信じたい。
持ち味のスピードだけでなくクロスの質も磨きがかかったことにより、選択肢が増えて相手にとって脅威となった。それでいてリーグ戦初ゴールがサイドからでなく、コーナーキックのこぼれ球を狙いすましたシュートだったのが井上らしくないというか、だけどそれが良い。
意外にもFootballLABのベストイレブンには1度も選出されていない。魅力は数字では表されない。
FW18 藤本一輝 ☆☆☆☆
23試合出場4ゴール5アシスト(攻撃的:2回 守備的:2回)
アウェイ千葉戦で宇津元にパスを出さずに自らゴールを決めたシーンや、逆サイドのポジションにいる井上に対抗心を持つなど、良い意味で負けん気の強い選手。競争が生まれるからこそチーム全体のレベルが上がると思うし、数字に表れないところでの貢献も大きかったと思われる。
単純な比較はできないが、数字上は井上よりもゴールとアシストで結果を残せている。あとは守備の面で評価を得られることと、本来のポジションで勝負してもらえることが課題となる。左WBで期待されることは、おそらく本人も望んではいないはずだ。
何が面白いって、本人も自覚しているように守備に課題が多いように思われるが、FootballLABの守備的ベストイレブンに2回も選出されていることだ。
DF19 上夷克典 ☆☆☆
21試合出場0ゴール1アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
他ブログやTwitter等で「物足りない」という意見を目にするが、俺はそうかな?と思っていた。1対1の対応はよく止めていて対応できていたと思うし、何なら三竿やペレイラよりも優れていると思っている。攻め上がりの部分に関してはあくまで”三竿”と比べれば物足りないだけで、前への意識は「正直良くなかった」と監督がおっしゃっていた琉球戦の時ですら感じていた。おそらく何らかのタイミングで初ゴールが生まれたら周りの評価も変わってくるかもしれないが、ゴールの有無だけでDFの評価を決めるようなことは個人的にしたくない。
FW20 長沢駿 ☆☆☆☆☆
23試合出場8ゴール3アシスト(攻撃的:1回 守備的:0回)
とりあえずクロスを送れば、あとは長沢がなんとかしてくれるという安心感がある。怪我で出場できない期間が長かったが、それでもチームトップの得点数で、ルヴァンカップを含めると2桁得点を達成できている。
ずっと長沢ばっかに頼っていられないと思いつつ、頼らないと流れが作れないのも事実。
MF21 エドゥアルドネット ☆☆☆
22試合出場2ゴール1アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
リーグ戦デビューとなった仙台戦で鮮やかなフリーキックを決め、これ以上ない最高の挨拶ができた。
プレー自体は前への意識が高い一方、守備が軽かったり奪われ方が悪かったりで使い方が限定されたのも悩ましいところであった。ブログの中で「パルプンテ」と表現したことがあったが、マイナスなイメージがある一方で町田戦のようにサムエルへのアシストが飛び出すなど、決して悪いことだらけではない。だからこそのパルプンテである。
FW22 サムエル ☆☆☆☆
22試合出場6ゴール0アシスト(攻撃的:2回 守備的:0回)
来日してからコンディションを上げるのに苦労した印象だったけど、ルヴァン杯で来日初ゴールを決めてからは徐々に評価を上げていった。町田戦の2ゴールはまさに助っ人と呼べる活躍ぶりで、久々の外国人ストライカーの登場に期待せずにいられなかった。
パワーだけでなく、アウェイ町田戦のような足元の巧さが光るゴールや、アウェイ秋田戦のような正確なコントロールが光るゴールなど、得点パターンも多彩だった。
MF23 中川寛斗 ☆☆☆☆
20試合出場4ゴール0アシスト(攻撃的:1回 守備的:0回)
周りには厳しく要求したりするイメージを持っていたが、そのぶん自分自身にも厳しいベクトルを向けていて、責任をもってプレーしているなというのはピッチ上でも感じ取れた。ゴールという結果はあくまでご褒美で、実際の評価はどこにでも顔を出す献身的な動きで評価してもらいたい。
どの選手も気持ちは同じだろうけど、「絶対にこのチームを勝たせたい」と前面に出してくれる選手は信頼している。中川なんて交代した後もコーチングエリアの最前線に出てまで鼓舞してくれるからね。「人生懸けて戦う」は決して大袈裟な表現ではない。
GK24 西川幸之介 ☆☆
0試合出場0失点(攻撃的:0回 守備的:0回)
ルヴァンカップでは5試合出場、更に天皇杯でも2試合に出場と経験を多く積んだシーズンとなった。防御率としては決して褒められた数字にはならなかったが、サブメンバー主体でまともに戦術合わせの練習はできていないと思われるだけに、まともに評価をするのであればレギュラーメンバーでの組み合わせで判断するしかない。
こればかりは吉田みたいに巡り合わせがないとアピールは難しいと思われるが、心折れずに吉坂コーチのトレーニングを積めばチャンスは訪れるはずだ。
MF25 小林成豪 ☆☆☆
12試合出場3ゴール0アシスト(攻撃的:2回 守備的:0回)
開幕からスタメンで出続け、ゴールも立て続けに決めていたので「今年の成豪は違うぞ」と思っていたが、結局今年も怪我との戦いは避けられなかった。
ゴールシーンだけを抜き取ってみても、やはりロマンを感じずにはいられない。良い時を知っているだけに、どれだけ時間がかかっても復帰するまで待てる気がする。
MF27 梅崎司 ☆☆☆
24試合出場3ゴール1アシスト(攻撃的:1回 守備的:0回)
怪我の影響で開幕は出遅れたものの、徐々にコンディションを上げてシーズン途中からスタメン定着。3ゴールを挙げて負けなしのチームの原動力となった。
若い時のような仕掛けるプレーは少なくなったが、試合を落ち着かせる役割や欲しいところでパスを受ける姿勢はさすがJ1経験が豊富なベテランだと感じさせる。ユース出身選手への模範でもあるが、本人もまだまだポジションを譲る気は無いはずだ。
MF28 野嶽惇也 ☆☆
3試合出場0ゴール0アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
シーズン当初は右サイドバックとして起用されていたが、おそらくルヴァンカップにも出場できていないことから怪我の影響があったのか、出場機会に恵まれていなかったという印象。
アウェイ水戸戦でボランチとして途中出場し、オプションが広がりこれから出場機会が増えるかなと期待していたが、ベンチ入りできたのはこれが最後。面白い配給ができていたと思えただけにもう少し見てみたかった。
FW29 宇津元信弥 ☆☆
12試合出場0ゴール0アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
リーグ戦は全て途中出場で、シュートまで持ち込むシーンはあったものの初ゴールは奪えなかった。天皇杯ではゴールを奪うことはできたが、本人としては納得していないであろう。
ストライカーとしては、ゴールから遠いポジションでの起用は納得したくないだろう。シーズン前からアピールし、FWでのポジションを掴んでもらいたい。
MF31 ペレイラ ☆☆☆☆☆
36試合出場5ゴール0アシスト(攻撃的:1回 守備的:6回)
守備の面では空中戦での強さや1対1での対応など存在感を見せてくれた。セットプレーでの強さも光り、プレーオフ含め6ゴールの結果はチームを大きく助けることとなった。
ポジション離れて食いつく場面やすぐに倒れる場面など改善点も見つかるが、他の選手に無いストロングな部分がある限り重宝したくなる選手であることは間違いない。
GK32 濱田太郎 ☆
0試合出場0失点(攻撃的:0回 守備的:0回)
実質的な開幕戦となった甲府戦でベンチ入りを果たし、「お、今年のルーキーは高木と西川を押しのけてポジション争いができるのか」と思っていたが、そこから一度もベンチ入りすることは無く終えてしまった。
吉田や西川が出場している姿を見て少なからず焦りや悔しさはあるかもしれないが、GKというポジションだからこそ必要とされ続けるし、トリニータ出身のGKは他クラブでも必要とされている選手ばかりである。諦めなければいくらでも道は拓ける。
FW33 呉屋大翔 ☆☆☆☆
35試合出場7ゴール2アシスト(攻撃的:2回 守備的:0回)
序盤はレギュラーをガッチリと掴めていて、ゴールも奪えていて貢献できていた。長らく結果が出ていない時期もあったが、千葉戦での2ゴールなど要所でしっかりと魅せてくれた。
シーズン佳境で出場機会が得られなかったことは何より悔しかったであろう。自分が出ていれば昇格に導いてあげれたと思っているに違いない。その悔しさは来年晴らしてもらえればこの上なく嬉しい。
MF38 高畑奎汰 ☆☆☆
13試合出場1ゴール1アシスト(攻撃的:1回 守備的:0回)
アウェイ千葉戦のゴラッソで周りを認めさせ、ここからポジションをがっちりとキープといきたかったが、怪我の影響もあって安定した出場機会を得られなかった。
それでも持っているポテンシャルが間違いでなかったことは証明できた。来年は高畑世代が大卒として新加入するし、おそらくユース卒の佐藤とポジション争いすることになる。もはや若手ではなく先輩として負けてはいられない。
MF39 増山朝陽 ☆☆☆☆
23試合出場1ゴール2アシスト(攻撃的:1回 守備的:0回)
長らく出場機会から遠ざかった時期があったが、復帰したアウェイ熊本戦から負けなし街道が続いたことを考えると、増山一人のおかげではないにしろ貢献度は評価に値すると思う。
右でも左でも勝負ができて、さらに周りも使えるので両方のポジションができるのは戦術の幅が広がる。監督からしてみれば、こうした計算できる選手がいるのは心強いはずだ。「できる」と「やれる」は似て非なるもの。ストロングを出せる選手にしか「できる」は使えない。
FW40 金崎夢生 ☆☆☆
12試合出場1ゴール0アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回) ※トリニータでの成績のみ
昇格への切り札として電撃加入。加入後となった岩手戦で早速スタメン入りし、これまでに無かった新しい風を感じ取ることができた。
持ち前のボールキープやボールタッチは一級品で、時間の使い方は多くの修羅場を体験したからこそできる落ち着きぶりだった。途中出場で投入された時は妙な安心感があった。
残念ながら契約満了となり退団となったが、エジミウソンみたいに3度目の加入があることを期待している。
DF41 刀根亮輔 ☆
0試合出場0ゴール0アシスト(攻撃的:0回 守備的:0回)
開幕前に今季絶望の怪我をしてしまい。復帰できることなくシーズンを終えてしまった。もしかしたら昇格争いをしていないor昇格を確定させた状態であれば最後に起用されたという期待もあったかもしれないが、負けることが許されない状況での試運転は本人にとってもきついはずだ。
まずはしっかりと完治し、再びピッチに立てることを期待する。
MF43 弓場将輝 ☆☆☆☆☆
25試合出場3ゴール1アシスト(攻撃的:2回 守備的:1回)
ルヴァンカップ全試合出場で経験を積み、反省点を自分の力に変えてリーグ戦で高パフォーマンスを見せ、レギュラーのポジションを掴みとった。罰ゲームと言い張るサポーターが多い中、ルヴァンカップでビッグクラブから得た経験によって成長することができた選手といえる。
攻撃にも勇気をもって顔を出す姿勢は多くの人を魅了させる。あとはパフォーマンスが落ちないくらいのスタミナを身に付ければもっと脅威となる選手になれる。アカデミーの選手が頑張ることによって、今いるアカデミーの選手の刺激になれる。多くの期待を背負っていることを誇りを持ってほしい。
GK44 吉田舜 ☆☆☆
11試合出場14失点(攻撃的:6回 守備的:0回)
開幕スタメンとなった甲府戦はどちらかといえば運が良かったという評価になってしまうが、秋田戦から最終節の琉球戦までポジションを守り抜いたのは紛れもなく実力そのものである。日々のトレーニングから準備してくれたからこそ、突然の出番となっても安定したパフォーマンスができるし、次の試合でも持続することができる。もちろんチャレンジする過程でミスは避けられないし、大事なのは恐れずにチャレンジを続けることだ。
DF49 羽田健人 ☆☆☆
13試合出場1ゴール0アシスト(攻撃的:2回 守備的:0回)
栃木戦で待望の初ゴールが生まれたが、本人としては決して満足できるシーズンではなかったはずだ。(初ゴールおめでとうの意味を込めて評価3に上げました)
競争力の高いボランチで出場機会が多かったのは評価できるが、どちらかといえば決して安定していたとはいえないDFのポジションを本職として救ってあげたかったという想いのほうが強い。後ろに下がれば下がるほどミスが命取りのポジションになっていくが、チャレンジする姿勢がある限り俺はポジティブな評価を続けるつもりだ。
FW50 屋敷優成 ☆☆
6試合出場0ゴール0アシスト(攻撃的:2回 守備的:0回)
ルーキーイヤーとなった今年はルヴァンカップで鹿島相手にゴールを決めたりと、まずまずのプロキャリアのスタートとなった。井上、弓場と並びルヴァンカップ6試合出場は大きな経験となったであろう。
リーグ戦で出場を重ねれば、どこかのタイミングで劇的に飛躍できそうなオーラを感じる。決してオーラだけで終わらせず、現実的に掴んでもらいたいものだ。基本的にどの選手もフラットな扱いでいたいが、中津出身の屋敷にはちょっとだけ贔屓したくなる。
ベストイレブンはこちら
GKは高木。吉田は11試合出場でベストイレブン選出6回とベストイレブン候補ではありましたが、さすがに出場試合数で開きがあったので高木にしました。
DFは三竿、ペレイラは固定として、右CBには守備の安定感を評価して上夷としました。
左WBは藤本か増山か最後の最後まで迷いましたが、数字は嘘をつかないということで藤本。弓場、下田のダブルボランチと右WBの井上は出場試合数、貢献度ともに文句なし。2列目は中川と梅崎の2択で迷い、どうせなら2人とも入れたかったのですがFWは長沢と呉屋を入れたかったので泣く泣く1人に絞りました。その結果、攻守において結果と存在感を見せられていたのは中川のほうだったかなと思うので選出しました。
FWはゴール数で長沢と呉屋にしました。サムエルは惜しくも選出外となりましたが、割って入ってもおかしくないくらいの貢献度でした。
僕が選ぶ今シーズンのMVPはかなり迷いましたが、シーズンを通しての貢献度を評価して三竿雄斗に決めました。瞬間的な貢献度を考えると井上や弓場もMVPに値しますが、複数のシステムを試した結果どのポジションでも必要とされ続けてきて、決して派手なパフォーマンスではないが終始安定していて、まさに三竿がいないとトリニータが機能しないと思わせるくらいの存在感でした。それでいて、もはや消化試合となったルヴァンカップC大阪戦にも出場したりとタフな一面もあったりします。シーズンを通して100%の準備を続けてきた三竿選手に感謝したいです。
じゃこの辺で
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