マーティン・バナール (著), 金井 和子 (翻訳)
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
古代ギリシアの女神アテナは金髪碧眼の白い女神ではなく黒かった…。考古学・言語学・文献・神話すべてを統合した緻密な考証から、古代ギリシアのフェニキア・エジプト起源を立証し、西欧によるギリシア史の偽造を暴く問題作。
登録情報
出版社 : 藤原書店 (2004/6/1)
発売日 : 2004/6/1
言語 : 日本語
単行本 : 553ページ
ISBN-10 : 4894343967
ISBN-13 : 978-4894343962
Amazon 売れ筋ランキング: - 62,904位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- 11位古代ギリシア史
カスタマーレビュー: 5つ星のうち4.2 4個の評価
内容(「MARC」データベースより)
古代ギリシアの女神アテナは金髪碧眼の白い女神ではなく黒かった…。考古学・言語学・文献・神話すべてを統合した緻密な考証から、古代ギリシアのフェニキア・エジプト起源を立証し、西欧によるギリシア史の偽造を暴く問題作。
登録情報
出版社 : 藤原書店 (2004/6/1)
発売日 : 2004/6/1
言語 : 日本語
単行本 : 553ページ
ISBN-10 : 4894343967
ISBN-13 : 978-4894343962
Amazon 売れ筋ランキング: - 62,904位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- 11位古代ギリシア史
カスタマーレビュー: 5つ星のうち4.2 4個の評価
上位レビュー、対象国: 日本
海
ベスト500レビュアー
5つ星のうち5.0 勝者が創った歴史の否定。
2019年4月12日に日本でレビュー済み
歴史は、誰も目撃できない。従って、勝者が創ることになっている。
それは、敗戦後の日本の歴史を顧みればよい。
黒人アフリカ人の突然変異により白化が生まれ、差別集団が形成された。
彼らは、差別に耐えかねてアフリカを脱出した。
そして、北上し現代ヨーロッパ人の先祖となった。
その流れの一つに、アルタイ山脈を越えその後、更に東に展開した集団があった。アジア系の先祖である。
途中、南下した集団はインド亜大陸に定住した。肌の色は、暗褐色となった。現代インド・アーリア人の先祖である。
古代ギリシャ人は、アフリカ大陸に近くフェニキア・エジプト起源で暗褐色であった。金髪碧眼ではなかった。
この説の根拠は、考古学・言語学・神話・文献等総合した結論であり相当の妥当性がある。
但し、歴史の浅い西欧人はギリシャ文明・文化を自らの文明・文化の起源と位置付けている。自らの正当性を示すため出来るだけ古い根拠が欲しいのである。
西欧は現代の勝者であり、それが偽造であっても不思議ではない。
但し、ヨーロッパ文明の没落があれば又、別の歴史が創られ保証の限りではない。
著者は、イギリスの高名な歴史学者であるがその勇気を讃えたい。アングロサクソンの強さを見る。
そしてその根拠は、ギリシャ語・ヘブライ語・フェニキア語といったアフロ・アジア語族の共通性である。
日本の敗戦後の歴史は、大東亜戦争が太平洋戦争と変わったように、「自虐史観」が今も尚、幅を利かせている。
現在、70数年経過してやっと、そこから脱出する傾向が出てきたところである。
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5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
ぽん夫人
5つ星のうち3.0 バナールの壮大な構想ははたして完成するのか?
2012年9月23日に日本でレビュー済み
大作です。
上下巻1,000ページ超え。
地図や語句説明も巻末についており、この、読者への丁寧な配慮には感謝しました。
・・・・が、
これは壮大な黒いアテナというバナールの連作の2に当たるのですが、
まとまりが無い。
なんとなく手にとった人間としては、縦横無尽に飛ぶ話に困惑してしまいますし、
専門家には専門書としては物足りないのかな?
古代エジプト史はまるで門外漢な自分としては、章末の結論をしっかりと読み、章の冒頭に戻る。
語句説明と地図を眺めて内容をざっくり把握する。で本文に挑みました。
しかし、は〜疲れた。
ただ、この本は侮れないもので、商の滅亡にテラ島噴火が関わったとか、さらっと興味深い説が目白押しでした。
神話好きとしては上巻のエジプト神話とギリシャ神話の互換性については白眉でした。
何度投げ出そうかと思ったかしれませんが、何とか下巻まで読みました。途中、集中力は途絶えまくりでしたが(笑)
あと、翻訳者のまとめが秀逸でした。あっこの本、そういう事だったのと、改めて理解するという。自分に素養の無い分野の
大作って手に余りますね。自分のアホ具合に泣きました。
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21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
ib_pata
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
5つ星のうち5.0 最優秀序文賞があったら、これが該当作
2006年2月1日に日本でレビュー済み
『黒いアテナ』は全部で4部作になる超大作で、藤原書店から出されたのは、その第2部。まるでスターウォーズのような構想だが、この第2部のいいところは、序でまだ日本語訳されていない第1部の内容がサマライズされいる点。さらに、驚いたのだが、序では第2部の全12章について、約70頁にわたって内容紹介がされていること。いたれりつくせりというか、この後、重箱の隅をつっつくような論議にはつきあいたくない、という人もこの『黒いアテナ(2〔上〕)』の138頁まで読めば、第1部と第2部がほぼ俯瞰できるという便利さ。
とにかく『黒いアテナ(2〔上〕)』の序は、こうした長大な人文書の中でも最優秀なものだと思う。だって古代ギリシアの"フェニキア・エジプト起源説"の方が、北方からきたインド・ヨーロッパ語族による征服という"アーリア・モデル"よりも妥当性が高いという論旨は、それなりに有名だけど、あまりにも細かくやられるとつきあいきれない、という多くの非専門家にとっては、まるで著者自身による書評を読ませてもらえるわけで、こんな便利なことはないから。
64人のお客様がこれが役に立ったと考えています
時々本を読む人
5つ星のうち5.0 古代エーゲ海周辺地域の遺跡・神話と言語の世界
2006年11月25日に日本でレビュー済み
ギリシャのボイオテイア地方にエジプトからの植民があったらしい、エジプトのテーベとテーバイ。神話に出てくるカドモス、ミノス、ヘラクレスなどなど、ギリシャ、レバント、クレタ、エジプト、パレスチナ、アナトリアなど、これらの地方の言語、発音、神話、遺跡などを駆使して関連づけてある。例えばクレタについてみると、一カ所にまとめてあるわけではなく、少しづつでてきて、続きは次の本で、などと、まとまりが悪い。どこまで科学的かといえば、まだまだ疑問だ。面白そうな話は、平行関係にある、といって、関連性を示唆する程度が多い。
でも、巻末の文献をあたれば、学問的興味は解ける?? 例えば、ゼウスの前身はへび? また、ヒクソス人についての考察とか、ヒッタイトを滅ぼした海の民とはだれか? ヘラクレスの出自は? など、興味深い。一気に読める本ではない。神話やこの地方の多彩な歴史の知識が必要である。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
海
ベスト500レビュアー
5つ星のうち5.0 勝者が創った歴史の否定。
2019年4月12日に日本でレビュー済み
歴史は、誰も目撃できない。従って、勝者が創ることになっている。
それは、敗戦後の日本の歴史を顧みればよい。
黒人アフリカ人の突然変異により白化が生まれ、差別集団が形成された。
彼らは、差別に耐えかねてアフリカを脱出した。
そして、北上し現代ヨーロッパ人の先祖となった。
その流れの一つに、アルタイ山脈を越えその後、更に東に展開した集団があった。アジア系の先祖である。
途中、南下した集団はインド亜大陸に定住した。肌の色は、暗褐色となった。現代インド・アーリア人の先祖である。
古代ギリシャ人は、アフリカ大陸に近くフェニキア・エジプト起源で暗褐色であった。金髪碧眼ではなかった。
この説の根拠は、考古学・言語学・神話・文献等総合した結論であり相当の妥当性がある。
但し、歴史の浅い西欧人はギリシャ文明・文化を自らの文明・文化の起源と位置付けている。自らの正当性を示すため出来るだけ古い根拠が欲しいのである。
西欧は現代の勝者であり、それが偽造であっても不思議ではない。
但し、ヨーロッパ文明の没落があれば又、別の歴史が創られ保証の限りではない。
著者は、イギリスの高名な歴史学者であるがその勇気を讃えたい。アングロサクソンの強さを見る。
そしてその根拠は、ギリシャ語・ヘブライ語・フェニキア語といったアフロ・アジア語族の共通性である。
日本の敗戦後の歴史は、大東亜戦争が太平洋戦争と変わったように、「自虐史観」が今も尚、幅を利かせている。
現在、70数年経過してやっと、そこから脱出する傾向が出てきたところである。
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5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
ぽん夫人
5つ星のうち3.0 バナールの壮大な構想ははたして完成するのか?
2012年9月23日に日本でレビュー済み
大作です。
上下巻1,000ページ超え。
地図や語句説明も巻末についており、この、読者への丁寧な配慮には感謝しました。
・・・・が、
これは壮大な黒いアテナというバナールの連作の2に当たるのですが、
まとまりが無い。
なんとなく手にとった人間としては、縦横無尽に飛ぶ話に困惑してしまいますし、
専門家には専門書としては物足りないのかな?
古代エジプト史はまるで門外漢な自分としては、章末の結論をしっかりと読み、章の冒頭に戻る。
語句説明と地図を眺めて内容をざっくり把握する。で本文に挑みました。
しかし、は〜疲れた。
ただ、この本は侮れないもので、商の滅亡にテラ島噴火が関わったとか、さらっと興味深い説が目白押しでした。
神話好きとしては上巻のエジプト神話とギリシャ神話の互換性については白眉でした。
何度投げ出そうかと思ったかしれませんが、何とか下巻まで読みました。途中、集中力は途絶えまくりでしたが(笑)
あと、翻訳者のまとめが秀逸でした。あっこの本、そういう事だったのと、改めて理解するという。自分に素養の無い分野の
大作って手に余りますね。自分のアホ具合に泣きました。
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21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
ib_pata
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
5つ星のうち5.0 最優秀序文賞があったら、これが該当作
2006年2月1日に日本でレビュー済み
『黒いアテナ』は全部で4部作になる超大作で、藤原書店から出されたのは、その第2部。まるでスターウォーズのような構想だが、この第2部のいいところは、序でまだ日本語訳されていない第1部の内容がサマライズされいる点。さらに、驚いたのだが、序では第2部の全12章について、約70頁にわたって内容紹介がされていること。いたれりつくせりというか、この後、重箱の隅をつっつくような論議にはつきあいたくない、という人もこの『黒いアテナ(2〔上〕)』の138頁まで読めば、第1部と第2部がほぼ俯瞰できるという便利さ。
とにかく『黒いアテナ(2〔上〕)』の序は、こうした長大な人文書の中でも最優秀なものだと思う。だって古代ギリシアの"フェニキア・エジプト起源説"の方が、北方からきたインド・ヨーロッパ語族による征服という"アーリア・モデル"よりも妥当性が高いという論旨は、それなりに有名だけど、あまりにも細かくやられるとつきあいきれない、という多くの非専門家にとっては、まるで著者自身による書評を読ませてもらえるわけで、こんな便利なことはないから。
64人のお客様がこれが役に立ったと考えています
時々本を読む人
5つ星のうち5.0 古代エーゲ海周辺地域の遺跡・神話と言語の世界
2006年11月25日に日本でレビュー済み
ギリシャのボイオテイア地方にエジプトからの植民があったらしい、エジプトのテーベとテーバイ。神話に出てくるカドモス、ミノス、ヘラクレスなどなど、ギリシャ、レバント、クレタ、エジプト、パレスチナ、アナトリアなど、これらの地方の言語、発音、神話、遺跡などを駆使して関連づけてある。例えばクレタについてみると、一カ所にまとめてあるわけではなく、少しづつでてきて、続きは次の本で、などと、まとまりが悪い。どこまで科学的かといえば、まだまだ疑問だ。面白そうな話は、平行関係にある、といって、関連性を示唆する程度が多い。
でも、巻末の文献をあたれば、学問的興味は解ける?? 例えば、ゼウスの前身はへび? また、ヒクソス人についての考察とか、ヒッタイトを滅ぼした海の民とはだれか? ヘラクレスの出自は? など、興味深い。一気に読める本ではない。神話やこの地方の多彩な歴史の知識が必要である。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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