板橋区こども動物園・高島平分園・昆虫公園 通信

こども動物園での動物の様子、イベントの様子をお知らせしていきます。

春を待っています

2014-01-22 08:49:26 | 日記

こんにちは

昆虫公園から、きんちゃんです

毎日寒くて、身体まで凍ってしまいそうですね。

だけど、お部屋の中に入るばかりでなく、ちょっと外へ出て周りを見てみましょう

 


 去年の11月頃に植えたチューリップの球根から芽が出てきました
 寒さの中で過ごしたほうがキレイな花が咲きます。


  アジサイの冬芽です
  葉を小さくしたものが何枚も重なっています。葉はあつくてかたいので
  硬いカラがなくても寒さを耐えることが出来ます


  コナラの冬芽です
  こっちは硬いカラに包まれています。


  1つ、タテに切ってみました
  葉の芽があるのが分かりますね


  硬いカラを1枚ずつむいてみたら、20枚くらいでした


  そして、柔らかい葉の芽が見えてきました。
  産毛のようなものもありました。

冬芽は、春になると開く大切な葉や花がしまわれています。
硬いカラにグルグルと何重にも包まれていたり、フワフワの毛で包まれていたりして、
寒さや乾燥から防いで春を待っています

硬いカラは葉が変化したもので、普通の葉より硬いので暖かさを保てます


  ハルジオンの葉です。

冬に道ばたや空き地に、葉を四方に広げ地面にへばりついている草を「ロゼット」といいます。
地面にへばりついていれば、冷たい風に当たらなくてすむし地面の熱で少しは暖かいです。
また、葉は重ならないように広がり冬の日光を出来るだけ多く受けることができます

虫たちは、どうしているでしょか?


  昆虫公園で飼育しているカブトムシの幼虫です
  ケースの底で、ジーっとしていました。土(昆虫マット)が寒さから守っています。


  ダンゴムシです。(起こしてごめんね~ぇ)
  落ち葉をそーっとどかしてみたら、数匹で身を寄せ合っていました。
    (撮影したあと、また落ち葉を被せておきました。)


  アゲハチョウのサナギです。(コチラも飼育下です)
  硬いカラが身を守っています。

昆虫はそれぞれ、卵、サナギ、幼虫、成虫の姿で落ち葉や朽ち木の中、土の中で
寒さや乾燥から身も守り過ごしています。

 

飼育しているカブトムシの幼虫やアゲハチョウのサナギは、暖かいところにおいてあげれば

いいのに…と、思うかもしれませんが、寒い時期を過ごす事が春や夏を感じてりっぱな成虫に

なれるので、とても大事な季節なんです。

植物も同じで、寒い時期に暖かくなったら葉や花を咲かせるための栄養をたくさん溜め込んで

入る時期なんです。

きっともうすぐだから、みんな元気に出てくるのを待ちましょうね。

 

お知らせ

2月8日(土) ワクワクプログラム予約制です

「ヒツジの毛で昆虫バッヂを作ろう」

小学1年生以上     午前・午後 各回とも5名ずつ


こんなのが作れます。

予約は電話で受け付けます。(03-3937-5983)

お待ちしています

 

 


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