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板橋区こども動物園・高島平分園・昆虫公園 通信

こども動物園での動物の様子、イベントの様子をお知らせしていきます。

もこもこもこもこ羊の毛

2014-02-02 09:30:24 | 日記

こんにちは!高島平分園のクロールです

ここのところ暖かい日が続き、お仕事中の防寒着も必要ないくらいですが、

週明けからグッと寒くなるそうですね・・・・。インフルエンザ等も流行しています

動物たちも、「気温差」で体調壊しやすいので、動物の状態をよく観察しなくてな

なりません

ブログをごらんの皆様も体調管理には十分お気をつけ下さい

 

さてさて、動物園の仕事は基本的には外仕事です

なので、寒さには多少強いと思うのですが、クロールは年々寒がりになってきています(笑)

そんな寒い中、

「え?寒くありませんけど、なにか?

と言わんばかりの、動物がいます

 

そう、もっこもこの毛をまとった「ヒツジ」です。

ヒツジにはた~~~くさんの種類がいることをご存知ですか?

動物園で飼育しているヒツジの種類は「コリデール」という種類です。

 

毎年、5月頃にイベントでお客様の前での毛刈りを行なっています。

とうぜん、毛を刈るのですから、大量のヒツジの毛が出ます。

1頭から4キロほど毛がとれるので、分園には2頭。合計8キロほどになります。

 

この大量の毛はありがた~~~く、動物園のイベントや、こども動物クラブのみんなの

お楽しみプログラムに使わせてもらっているのです

 

この大量の毛を、専用の洗剤で洗って、汚れを落とし

 ↑このように真っ白に仕上げます

このままでは、毛がふわふわになっていないので、

↑「ハンドカーダー」を使用してヒツジの毛をきれいにとかしていきます。

↑ハンドカーダーは、大きな犬用のブラシのようなもので、

このたくさん付いているトゲトゲが羊の毛のダマをなくしてふわふわに仕上がるのです

↑この写真は、ハンドカーダーをした後のヒツジの毛です。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、とても毛がふわふわになっているのです

 

そして、このヒツジの毛を、

 

赤や黄色などの化学染料(色のでる粉)で染めていきます

(ドクダミやアイなどの植物を使って染めることもできますよ!

お湯でひたした羊毛に、赤・青・黄色の染料を混ざらないように入れて、

お鍋で30分煮ます

すると・・・・・

こんなにレインボーカラーのきれいな羊毛に変身するのです

 

さて、このきれいに染まった羊毛が、いったい「何」になるのか

また後日このブログでお披露目しますね

 

お楽しみに


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