住宅職人かずさんのしあわせ絵日記

家族の幸せは家庭(住まいの)環境にあり! その難しいテーマを地域や日常の出来事を通してイラストで楽しくご紹介。豊田市

いま、会いにゆきます

2007年02月01日 | 家族のこと
毎日、毎日を忙しく過ごしたり、嫌な事があったりして、
心が少しずつ荒んでいくような感じになったりすることってありませんか?
ちょっとした事で、奥さんや旦那さん、子供さんにきつくあたってしまったり、
つい怒りっぽくなってしまったり・・・。

僕は、なるべくそうならないように心がけてはいるのですが、時々やってしまいます。
『あ~、心が荒んでるなぁ』なんて思ってしまうのですが、
皆さんはそんな時、どうやってそういう心の状況から脱出していますか?
 
僕は、映画が好きなので映画を観たりしています。
最近のお気に入りは、中村獅童さん(秋穂 巧役)と竹内結子さん(澪役)が競演した
『今、会いにゆきます』です。

ご覧になった方も多いと思います。少しSFチックな『家族』がテーマの物語です。

子供を持つ母親の気持ち、また、母(妻)を愛する夫と子供の気持ちが切ないほど伝わってきます。
『雨の季節に帰ってくる』と言い残して病死した澪がその言葉通り、
雨の季節に帰ってきて、ある日、生前の自分が書いた日記を読み、
自分が死ぬ運命にあることを知ります。
その運命をしっかり受け止め、子供が18歳になるまでの誕生日のケーキを予約するのです

このシーンにはいつも大泣きしてしまいます。
 
僕は、小学2年生で母を病気で亡くしました。
トヨタ記念病院から名大付属病院に転院するときに会ったのが最後になりました。

記念病院の玄関の前で、母の乗った車を見送る僕と3歳の妹を、
母は後部座席に座り、泣きながら見ていました。
この時母は、どんな気持ちだったのだろう?
当時は、想像も出来ませんでしたが、親となった今なら想像することが出来ます。

きっと、『幼い子供たちに何かしてあげたい』とか、
『一緒にいて、いつも抱きしめてあげたい』とか、
思ったのではないでしょうか。
 
この様な体験をしたからというばかりではなく、
映画の最初から最後まで描かれている他人を思う気持ち、
家族を思う気持ちが、とても切なくて暖かくて、
この映画を観ると最初から最後まで泣いてしまいます。

そして、荒みかけていた心がきれいに洗い流されて、とてもさっぱりとします。
 
日常では、何か問題が起きたりしないと、家族のありがたさや家族の愛情など感じにくく、
表現もし難いものだと思うのですが、常日頃から、妻や子供たちに大きな愛をたっぷり注ぎたいものです。