考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

母の日、少子化

2006-05-14 22:51:54 | 徒然なるままに

日経朝刊の1面では昨日から「人口減と生きる」の特集が始まりました。
今回は第4部。つまり4度目の特集。
副題は「膨らむ世界の中で」。

世界の総人口は65億人に達し、スゴイ勢いで人口を増やしている中、日本はいよいよ人口減に突入していきます。先進国のトップを切って人口減の社会となる日本。
アジアでの日本人のシェアは、1950年が6.2%、2005年が3.5%、そして2050年には2.3%になる推計だそうです。中国はそれぞれ41.3、35.7、28.8、インドは26.6、29.9、33.0。アジア全体の人口が伸びる中で、日本と中国の人口が伸び悩むという予想なのでしょう。
これを見ると、50年近くかけて3.5%が2.3%になるくらいだったらそんなに悲観することもないんじゃないか・・・なんて思いますけど、経済学者や政治家に怒られますかね。

みなさん、ハローです。ホディです。

今日は母の日。
母の日の始まりは、南北戦争で両軍の負傷兵を差別なく看病した母を追悼しようとした一人の女性の気持ちからなのだとか。その女性はアン・ジャービスという米国の女性。キリスト教会で白いカーネーションを配り始めたことが、周囲の人を動かしたようです。一人の運動が世界の運動になる・・・素晴らしいですね!
詳細は『ウィキペディア(Wikipedia)』(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%8D%E3%81%AE%E6%97%A5)で。

ということで、うちも子どもと二人で感謝の気持ちと、たまには外食でも・・・
という感じの母の日でした。
残念ながら、ボクの母や義母には宅急便なんですけど・・・

さて、少子化。
子を育てるのには金が要る。だから政府は金を出せと、そんな政策も評価されるようですけど、こういう話には何だか寒気がします。
金で子を買うようなそんな話じゃないですか?
そこまでして、国際競争力が必要なのか・・・ボクには分かりません。

ボクが最近思うのは、少子化の原因は「東京病」。
子が減っているのは東京だけじゃないよ、という声が聞こえてきそうですけど、勘違いしないでください。東京だけの東京病ではなく、全国的な東京病。その証拠に地方出身者も東京出身者も最近は同じような顔つきになってきました。(ボクはもっと田舎臭かったんですけどね・・・多分。)
「東京病」とは、便利や効率を重要視し、自由と快楽を求めていく傾向が強く、会社というコミュニティが幅を利かせ、核家族化が進む病気。もちろん、ボクが勝手に考えたものです。(本当にそういう定義があるのかどうかは知りません。)

便利や効率、自由と快楽はなかなか子育てと共存しにくいものですよね。
そして、子を育てるのは、やはり核家族では難しいと思います。
配偶者が専業主婦(夫)を出来ればまだ可能性はありますけど、共働きではなかなか難しいのではないでしょうか。保育園とか、幼稚園とか、「子を預ける場所」はそこそこあっても、親が全面的な信頼で日中の数時間とはいえ「子を代わりに育ててもらう場所」はなかなか見つからないのではないかと思います。
それは施設の問題・お金の問題でもあるかもしれませんけど、親心の特徴ではないでしょうか。

そんな答えのない問題を、いつものように今日もいろいろ考えていました。
花屋さんには色とりどりのカーネーション。
赤、ピンク、オレンジ、黄色・・・
「花はこれから」、つぼみの多い花束を選びました。
年は様々ですけど、色とりどりの子どもたち。
やはり今日は店にも多くの人がいますね。
花を抱えて、それぞれの母へ。

家族っていいな。
おかあさん、ありがとう。
母の偉さは国際競争力では測れないと思う、今日は母の日。


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