考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

報連相と目標による管理

2007-07-05 23:52:22 | 徒然なるままに

夏野菜の収穫

梅雨らしい天気が続いていますが、
今日は久しぶりに晴れ。
雨は少しうんざりでしたので、梅雨の晴れ間は気持ち良いですよね。

右の写真はうちの畑(市民農園を借りています。)で取れた野菜です。
野菜は、梅雨の間にグングンと育つんですよね。梅雨が農業にとってどれだけ大切か実感できます。
ちなみにジャガイモは今年は植えていないんですけど、去年の取り残しがあったんでしょうね。いつの間にか小さな芋が出来ていました。何だか得した気分です。
そして、イチゴ、春先のイメージが強いですけど、まだ取れています。品種にもよるのかも知れませんが、この苗では5月くらいから収穫し始めて、約2ヶ月。一週間で数個ずつですけど、まだまだ育っているんですよ。細く長くですね。

そんな梅雨の晴れ間は良いですけど・・・
ボクの日常は小さなことしかありませんけど、嫌な気分も沢山ですよ。

今日も同僚から「報連相で・・・」云々と。
まぁ、どうでも良いような話ですけど、「報連相」という言葉が嫌いなんですよね。ボクは。

「報連相」は上司の逃げ道。部下の雑務。

ボクは、そんな風に考えています。
ハッキリ言えば今の時代のマネジメントには適さない。
管理職が官吏職であった頃の負の遺産だとすら言ってしまいそうです(苦笑)。

会社の管理職の方は嫌な気持ちになっているでしょうね。ごめんなさい。
もう少し説明しますね。

「報連相」とは、ご存知の通り「報告・連絡・相談」、
部下が上司に対しての姿勢としてよく推奨されていますよね。

でも、あくまで、職務や状況によって部下が選択する業務手段のひとつです。
それを、どこで誰が言い出したのか分かりませんけど、
上司が部下を指導する際の理想的な基本姿勢として、
そして「報連相」を強制することが管理職のマネジメント力のように言われるようになったんですよね。
これが管理職の衰退の始まりだったのではないか、と思います。

なぜなら、上司が上司である理由は業務指示ができること。
つまり部下からの「報連相」を待つのではなく、ビジョン・目標を示し、進捗を把握し、検証・反省する、これがそもそもの上司の仕事なんですよね。
上司の仕事は受身ではなく、先手・能動的な仕事のはず。
それを管理手当を「残業代の定額先払い」と勘違いした上司たちが、部下のがんばりを横目に待つことで定額分の債務を返済している・・・こんな光景見たことありませんか?
さらに悪いことに、意外と受け継がれるんですね。これが上司の仕事だと教えられた人たちは、また同じことを繰り返すわけです。
心当たりのある人は、一度、「報連相」をなくしてみませんか?

同じような話で、
先週末、前の会社の友人と焼き鳥を食べながら人事制度に関して語り合っていました。今の評価制度、能力主義をダメにしているのは、「目標による管理」ではないか、という話。

もちろん「目標による管理」自体が悪いわけではなく、多くの会社が取り入れているその運営方法の問題なんです。説明しないと分かりませんね。

どこのコンサルタントが言い出したのか?
「目標は与えられるものではなく、自ら設定するものだ。」と。
みなさんの会社も、そうなっていませんか?

各自が自分の目標を自ら設定する、
ということは、その積み重ねが会社の目標になると言うことですよね。
こんな偶然、こんな奇跡はあり得ません。
社長が会社の目標を立て、その目標を元に社長が役員にその担当ごとに目標を与える、そして役員が部長に、部長が課長に・・・と、こうなるのが本来の姿ですよね。
しかし「ノルマ」という戦後レジーム(違う?)の響きが、本来あるべき上司から部下へ目標を与えると言う行為を悪にして、各自の勝手な目標設定を推奨したわけです。
その結果、社長や役員、部長などの目標は不明確になり、部下だけの目標は細切れ、かつ言語明瞭・意味不明(今度は古い?)となってしまうわけです。これでは会社も、部下も報われません。
そうしているうちに、いつの間にか目標設定が形骸化し、年度始の雑務となって部下の重荷となります。
そして、上司は待つばかり・・・

上司は「報連相」も「目標による管理」もやめて、
仕事では、ビジョンと評価基準を、
そしてプライベートでは、夢と希望を語れ!!!
部下を信じろ!

こんな風に北方水滸伝週間のボクは熱くなります。
現在9巻、あと10ヶ月。

みなさん、ハローです。ホディです。

年金問題、動きがあったようですけど、なぜ国会閉幕後に?と思ってしまいますね。
年金の不備については民主党のほうが情報を持っているんですから、協力して議論して対応を進めて欲しいものです。

さて、社会保険庁は組織の三層構造が問題だったと言われますけど、国会も似たようなものですよね。
その組織の問題も今日の話ではないですけど、やっぱりおかしい。
国の組織の中のひとつである社会保険庁がおかしいというのは、他の機関もおかしくなっている可能性もあると考えるのが普通です。
でも、社会保険庁ばかりが叩かれる・・・本当に他は大丈夫なんでしょうか?

例えば警察庁。ここの組織は何層構造と言えば良いんでしょうか?
組織の階層が悪なのだとしたら???
次は警察民営化ではないか、と笑えない話を書きそうになっています。

そもそも国の構造、国があって、都道府県があって、市町村がある、その仕組み自体も階層管理なんですよね。。。

中途半端な終わり方ですけど、今日はこの辺で。


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