考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

スーパークールビズ

2011-05-13 23:58:58 | 徒然なるままに

原発問題は、比較的問題が少ないであろうと思われていた福島原発1号機でも、原子炉内の核燃料の大半が溶融し、高熱で圧力容器底部が損傷、底から放射性物質を含んだ水が漏れているという厳しい状況であることが判明しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110512-00001114-yom-sci

この水がどれだけ海を汚染しているのか?あるいは広い海は、放射性物質までも受け止めてくれているのか?日本だけではなく、地球の問題になってきていますよね。

でも、、、

そんな厳しい状況とはまるで関係がないかのように、環境省ではスーパークールビズのPR。

厳しいからこその緩い話か?

それとも単に担当が違うからというだけの暢気な話か?

まぁいずれにしても、この夏、高温のオフィスで長時間過ごさざるを得ないであろう私たちサラリーマンにとっては、非常に気になる話題でもあります。

産経新聞 5月13日(金)22時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110513-00000645-san-soci

環境省は13日、Tシャツにジーンズ、サンダル姿での勤務を認める「スーパークールビズ」を6月から始めると正式発表した。夏場の電力不足対策の一環で、同月1日には都内で“お手本”となるファッションショーも開催する。他省庁や地方自治体、民間企業にも導入を呼びかける方針だが、現場からは「ビジネスシーンに合わない」「襟なしは失礼にあたるのでは」と懸念する声も上がり、定着するかどうかは未知数だ。

エアコンの温度を下げて、電力の消費量を増やすくらいなら、服装は涼しいほうが良いに決まっていますよね。こういうことこそ、スーツなどの暑苦しい、体温も室温も上げてしまうような服装は「自粛」すれば良いのではないでしょうか。

でも、やっぱり国のお墨付きが必要なんでしょうか。
「環境省推奨のスーパークールビズ」ですので、襟なしの失礼をお許しください、ってところでしょうか・・・

そもそも、国が推奨するとかしないとか関係なく、自由だと思うんですよね。
こういう「ビジネスシーン」というスーツや男性用のワイシャツ(カッターシャツ)を強制するような空気も、日本の男尊女卑の労働環境を変えられない理由のひとつのようにも感じます。

私のいる会社も、ポロシャツはダメとか、その他、ドレスコードが細かく決まっています。国からの推奨を受ければ、ドレスコードの改定も進め易いのも事実ですが、服装までも国の統制化というのも何だか窮屈だと感じます。

「ビジネスシーンに相応しい服装だけど、能率の悪い仕事ぶり」の人と、「襟なしで一部の人から失礼に感じられる可能性があるけど、効率的な仕事ぶり」の人では、後者のほうがこれからの日本には必要な人財だと思うのですが、いかがでしょう?

という私は、週末に無難なボタンダウンのワイシャツを買いに行こうか、ついでにオフィスのクールグッズでも買おうか、なんて考えている前者の典型かもしれません(笑)。 

 

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2 コメント

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変な意見ですが(笑) (moto金田浩)
2011-05-14 21:24:57
節電についてはたしか三十数年前
に大々的にやりましたかなぁー(笑)
いやその後も時々でしたかありました。
時の政府が音頭を取りでしたが。
音頭取りは大きなお世話ですが。(笑)
実は節電のし過ぎで電力会社が売り上
げ減って困られたと記憶していますが。
心配のし過ぎでしょうが心配好きな
のが世間様ですから仕方ないです。(笑)
返信する
re:変な意見ですが(笑) (hoddy)
2011-05-14 22:54:45
moto金田浩さん、コメントありがとうございます。

これ、私も気になっていました。
おっしゃるように、節電、節電で電力会社の売り上げは間違いなく下がるはずなんですよね。(もちろん。料金を値上げしなければという前提ですが。笑)

それでも、私たちの生活費から少しずつ多めに取れば収支の安定を見込めるというのも、これもまた現実だったりしますし。

東電社長の「退職金、年金減額検討していない」という発言には、この問題の本音と本質があります。
http://mainichi.jp/select/today/news/20110514k0000m010030000c.html

東電社員の生活や老後の安定のためには、利用者(=首都圏のほぼ全員)の生活を少しずつ切り詰めればできる。まずは、社員の既得権が優先なんですよね・・・

ここは何とかしてほしいものです。


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