録画しておいたNHKスペシャル「大相撲は変われるのか」を視聴。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/100705.html
野球賭博をはじめとした大相撲と反社会勢力のつながりなど、
NHKによる大相撲協会の検証番組。
個人的には、変われるのは大相撲か?
それともNHKか?
そんな見方をしていました。
内容的には、現役力士の花札をやっていたことを言えなかったことについての告白や、
そもそも野球賭博が浸透するキーマンとなってしまった引退力士の話など、
しっかりとした番組だったと思うんですが・・・
何となく、すっきりしないんですよね。
それと、武蔵川親方がちょっと痛々しかった気がしました。
そういう稽古は当然、やってこなかったんでしょうから。
一番印象に残ったのは、ゲストの天野祐吉さんが、
誰かを責めるのではなく、そもそもなぜ反社会的勢力に力士が取り込まれたのか?
根本から検証したほうが良いとおっしゃっていたところ。
ボクも、まさにその通りだと思いました。
朝青龍のときも、その前の大麻のときも、さらに前?のリンチのときも、
誰かが悪者で、背景も根本原因も棚に上げて、品がないなどの度量衡のハッキリしないもので決め付けて、排除する、
今回の話は、それじゃ、何も変わらなかった、変わっていなかったことの証明なんだと思うんです。
だから、なんとか親方やなんとか関を何人排除しても、
結局は同じなんじゃないかと。
さらに言えば、もっと黒いところも目にしながら、
とりあえず、相撲を責めているボクらもボクらなんですけどね・・・
駅前で堂々とネオンを輝かせている賭博もあるのに、、、
まぁ、いいか。
もっと言えば、後援者のみなさんも堂々とテレビに出ていましたけど、
そもそもタニマチの「後援」も微妙ですよね?
社会通念上許される範囲でご馳走してもらうくらいは問題ないんでしょうが、
過剰な接待や現金は贈与ですよね?
そういうところから非合法だというのも、ここまできたら、
すべてオープンにしても良いのかもしれません。
正々堂々と寄付金として協会で受け取って、
給与としてキチンと分配する仕組みも不可欠なんでしょう。
放送でもやっていましたが、そのあたりの金銭感覚も糺していかないと。
いろいろと言いたい事もありますが、最後に・・・
相撲協会も、NHKも、お互いに二人三脚くらいのつながりがあったわけで。
少なくともあれだけ密着していて、力士が花札をやっていることに気がつかなかったわけはないですよね。
両者とも、個人的にはがんばってほしいんです。
でも、何事も急には変われない。地道にコツコツ。
とりあえず、無観客相撲と、無映像・無音声放送で、
連帯責任を取ってみることをお勧めします。
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