考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

浜離宮の八重桜

2011-04-24 22:08:35 | 東京の桜の名所

東京の桜の名所シリーズ・・・今日は浜離宮恩賜庭園の八重桜。

すっかり東京のソメイヨシノは葉桜で、桜の季節という感じでもなくなってきていますが、ソメイヨシノよりも少し遅れて咲く八重桜はちょうど満開。浜離宮でもきれいな花を咲かせていました。

ラッキーなことに昨日の嵐のような天気から一転、今日は快晴。澄んだ青空と桜はやっぱり相性が良い。例によって、桜の写真と一緒に浜離宮を紹介します。

 

浜離宮は日本テレビなどが移転して、新興の高層ビル街として賑わっている汐留にあります。ここには「潮入りの池」という海の水を引き込む池があるように、庭園の東は東京湾に面して、周囲も築地川など水に囲まれたまさに昔ながらのウオーターフロントという感じでしょうか。

場所は汐留というよりも、新橋や築地と言ったほうが分かり易いですかね。(住所は「東京都中央区浜離宮庭園」ということで、まさにそのままなんですが・笑)
私は今日は新橋から歩きましたが、徒歩10分くらいでしょうか。東京にしてはやや交通の便の悪いところかもしれません。

 

ここは「公園」ではなく、まさに「庭園」で、非常に歴史のある場所のようです。こんな風に紹介されていました。

旧浜離宮庭園

沿革

この地はもと将軍家鷹狩の場所であったが承応年間 松平綱重の別邸となり、甲府浜屋敷または海手屋敷といわれた。ついで六代将軍 徳川家宣これを改めて浜御殿と改称し大いに改修を行い景観を整えた園内には茶園、火薬所、織殿等が営まれ幕末には、石造洋館、延遼館の建設をみた。維新後、宮内省所管となり、園地を復旧し、皇室宴遊の地にあてられ、名も浜離宮と改められた。諸外国貴賓来訪の際には、延遼館はその迎賓館にあてられ明治天皇も賜宴のためしばしば本園に行幸せられ、特に明治十二年、米国前大統領グラント将軍が、わが国を訪問せられた際には親しく本園中の島茶屋において引見せられた。園は江戸時代に発達した大名庭園の代表的なものであって現存する汐入の庭の典型的なものとして貴重な文化財である。

明治二十三年十二月
文部省

こういう背景があるからでしょうか、非常にゆったりとした園内で、木の数や種類は(広さの割には)そんなに多くない感じです。よって桜の木も、そんなに強い主張があるわけではなく、良い感じで庭園の春を彩っていました。

ここは、ソメイヨシノにありがちな桜並木、桜のボリュームでというより、一本一本の桜の木と周囲の風景(高層ビル街も含め)が素晴らしい場所だと思いました。人もそんなに多いわけではなく、ちょうど新緑と八重桜のこの季節、良い場所ですね。
水上バスも止まりますので、ここを起点として、あるいは通過点・終点として、水と緑(桜)を楽しむ東京観光もおすすめです。

ちなみに、入園は有料で300円でした。

 

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これは葉桜ではなく、ウコン桜という緑?黄色?の桜です。

 

 


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