ある日の気づき

「耕助のブログ」での中国に関する記事(3)

耕助のブログ中国に関する記事 (2024年7月まで。2024年10月分から次記事
コメント/参考記事の追加/更新箇所(2024/08/01)、(2024/08/27)、(2024/09/24)

No. 2279 中国のメーカーは海外工場拡張計画を縮小するだろう 2024/09/24
「中国国外に製造拠点を設ける企業にとって主な問題は、サプライチェーンや豊富な資本、
労働力へのアクセスの欠如」
「原材料の入手が困難で運営コストが上昇し、規制環境が不透明な経済圏に新たな事業を
設立するよりも、中国に拠点を設け高い関税率をバイヤーに転嫁する方がはるかに望ましい」
No. 2276 中国はBRICS経済圏のための世界的な港湾ネットワークを完成させつつある 2024/09/21
「中国は米国、欧州連合、日本を合わせたよりも、一帯一路構想の参加国との貿易の方が多い」
「100以上の港湾のうち軍事利用に転用できるのは14港のみ」
「一帯一路構想に参加している国はいずれはBRICS諸国グループへの完全加盟を検討する」
∵「米国やNATO主導の安全保障システムとの提携よりも、BRICSへの参加による経済的
利益の方が上回る」
No. 2274 ロシア、中国、ASEANが東方の魔法を織りなす 2024/09/19
# cf. 関連記事:BRICSブレトンウッズ会議はカザンで開催される (E-Wave Tokyo) ↔ 別の訳
# 「BRICSデジタル通貨による多国間決済…プラットフォーム…BRICSブリッジ」
# 「ロシアには新開発銀行(NDB)の新総裁を推薦する権限があるため、最善のメカニズムは
# 新開発銀行に基づくべき」←「NDBは上海に拠点を置くBRICS銀行」
# ハドソン教授:「人工的なバンコール型SDR(特別引出権)を備え、一部の国の貿易および
# 支払い赤字を賄うために信用を発行する権限を持つ中央銀行…を創設する必要がある」
「ウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムの全体会議」(↓以下、主な演説の抜粋)
# ロシア(ホスト国)代表(=プーチン)
「極東はロシア連邦の領土の41%以上を占める戦略的なマクロ地域…天然資源の宝庫…
北極海航路の潜在的可能性にもつながる北極圏はロシアの石油生産の17%、ガスの生産の
83%を占め、さらに金、石炭、ニッケル、銅、コバルト、白金族金属、ダイヤモンドなどの
膨大な埋蔵量を有している」
「西側の植民地主義者が繰り返しロシアを攻撃し、分割し、略奪するという夢(その最新の形は、
ウクライナにおけるロシアの「戦略的敗北」を強いることへの執着である)が極東・北極圏の
無限の富の獲得と搾取に直接結びついているのは驚くことではない」
↑「プーチンはこの2つの地域が「ロシアの未来」であり、21世紀全体における連邦政府の
優先事項であると改めて説明」
# ASEAN代表
「一流の演説家であるマレーシアのアンワル首相」:
「ガザ地区の悲劇についてコメント」:
「「人間性」はどこにあるのか。彼らはどうやって「正義を語る」というのか。そして彼らは
どうやって「人権と民主主義」を主張できるのか。」
# 中国代表
「Han Zheng副首相」:
「ロシアと中国の戦略的パートナーシップを強化…貿易額…の増加、…習近平国家主席の
グローバル・セキュリティ構想…21世紀全体を見据えた中国の包括的な概念、すなわち
「人類の共有する未来の共同体」の構築に向けた試み」
# ロシアの地政学研究者
「サンクトペテルブルク国立大学にあるGORKIセンター(ロシアの重要問題に関する地政学
研究所)の責任者であり、元オーストリア外務大臣であるカリン・クナイスル」:
「ヨーロッパでは法の支配が消えつつある」+「伝統的なシステムへの信頼が失われている」
# 中国の地政学研究者
「復旦大学のZhang Weiwei教授」:
「「3つの構造」に基づく中国のやり方を簡潔に説明」i.e.
(1)「政治構造」:「中国は猛烈に独立している。そしてASEANは常に自律的」
(2)「経済構造」:「人々の生活水準の向上…「民生を優先」…が北京の最優先事項」
(3)「文化的な構造」:「「アジアのやり方」…「意見が異なっても同意することができる」」
# 記事の著者(ペペ・エスコバル)によるまとめ
「フォーラムで探求された新しい社会経済的つながり、そしてその結果として生じる新しい
安定性と回復力は、ガザ地区やノヴォロシアの黒土地帯における軍事的・道徳的惨事よりも
さらに重要なゲームチェンジャーとなるだろう。」
No. 2273 サリヴァンさん、悪いけどあなたはあまりにも中国をわかっていない 2024/09/18
「正直なところ、私はサリヴァンの訪問についてあまりコメントしたくない」
∵「今日の米国は半自閉症で半夢想状態の間にあるように感じられ、「あなたがどう
思おうと構わない、私がどう思うかだけだ」とでも言いたげな世界観を持っている」
「それは中国だけに向けられているのではない。世界全体に対する彼らの態度」
「サリヴァンの目的は明確だ。民主党は2024年の米国大統領選挙でトランプを打ち負かす
ために中国の支援を必要としている」
「残念なことに米国の政界は現在、米国がナンバーワンで無敵であり、それが永遠に
続くという考え方に支配されている。民主党はすべてがうまくいっていると主張するが、
「トランプ・ウイルス」に感染した共和党はそう考えてはいない。」
「サリヴァンの訪問は見返りを提供することなく中国から譲歩を得ようとする米国による
実りのない試み」∵「中国が米国に譲歩する必要はない」
「中国は、頑固な生徒を教育する忍耐強い教師のように、言葉と行動を組み合わせて
米国の次の一歩を導くような行動をとるべき」
i.e.「米中関係の健全でダイナミックなバランスを維持しながら、自国の国益を守る」
No. 2271 崩壊する帝国:米空母よ安らかに眠れ 2024/09/16
# 「繁栄の守護者作戦」の失敗は「空母の時代/一極覇権」の終わりを象徴。
「「繁栄の守護者作戦」では、米海軍がイエメンのアンサール・アッラーに大敗」
「抵抗勢力による数か月にわたる執拗な砲撃の末に、大々的に宣伝されていた空母打撃群
USSアイゼンハワーが基地に戻った」
「NBCがこの作戦の開始直後に報じたところによると、ホワイトハウスの官僚たちは…
空母アイゼンハワーを派遣するだけで…「イラン、レバノンのヒズボラ、イエメンの
アンサール・アッラーがイスラエルを攻撃することを思いとどまるだろう」と計算」
「しかし抵抗軍は、集団による反ジェノサイド運動を少しも躊躇しなかった」
「アンサール・アッラーの封鎖は継続しているだけでなく、運動の指導者が必要と判断
すれば、封鎖は拡大する可能性もある」
「一方で、この失敗に終わった作戦において、安価なアンサール・アッラーの無人機を
撃墜するために、それぞれ数百万ドルもする再生産が困難なミサイルが大量に消費された」
「「繁栄の守護者作戦」から導かれるもっとも合理的な結論は、米国の航空母艦が、もはや
過去の、一極支配の時代の名残であることは疑いの余地なく証明されたということ」
「数十年にわたって肥大化し、法外な費用をかけた帝国の軍事機構は、報復できない敵を
一方的に攻撃することにのみ適しており、現代の戦争の課題に対応できない。それとは
対照的に抵抗軍は21世紀の戦いに向けて…革新し、装備を整えてきた。」
# 無視され続ける軍事演習の教訓 e.g.「ミレニアム・チャレンジ」
「2002年7月の「ミレニアム・チャレンジ」…ペンタゴンがこれまで実施した最も壮大な
戦争ゲームの1つ…費用は2億5000万ドル(現在の貨幣価値に換算すると約5億ドル)に上り、
「イラン…イラクへの「介入」に対する米軍の即応態勢を事前にテスト…レッド
(イラン/イラクを想定)の指揮官は、退役した海兵隊中将のポール・ヴァン・リパー」
「「ブルー(=米国)」が奇襲攻撃を仕掛けてくると考え、ヴァン・リパーは先制攻撃」
「ブルーがレッドの領土に到達する前に、空母と同行の16隻の船が撃沈され、2万人の架空の
米兵が死亡…2週間にわたるシミュレーションの2日目には、米国は完膚なきまでに敗北」
「ミレニアム・チャレンジは当初、国防総省の幹部たちによって大々的に成功を収めたと喧伝
され、米国の空母依存の戦争遂行理論の正当性を証明するものとして喧伝された」
「ヴァン・リパーは…内部告発を行い、この取り組みが意図的にでっち上げられた偽りの
結果を生み出すために仕組まれた詐欺であることを暴露」
「米国のブレーンたちはこの経験から何も学んでいない…警戒を怠ってはならない。
ワシントンが戦争を戦えないからといって、世界に壊滅的な結果をもたらす挑発行為や
戦争を仕掛けないというわけではないからだ」
# 中国と敵対することは「世界に壊滅的な結果をもたらす挑発行為や戦争」。
「退役軍人のローレンス・ウィルカーソン」
=「2002年から2005年にかけて国務長官コリン・パウエルの参謀長」:
「台湾防衛を理由に米国と中国を対立させる戦争ゲーム演習に数多く参加」
→「どのシナリオも、通常数日のうちに核戦争に発展」
「しかし、現状をみれば、米軍の最高司令官たちは驚くほど定期的に中国との全面戦争に
ついて公然と議論」
# cf. 第二次大戦前の日本でも、戦争のシミュレーション検討結果は無視され続けた。
No. 2269 中国はグローバル・サウスで勝利を収めている 2024/09/14
「米国とその同盟国は、中国と競合するにあたり軍事面と技術面に重点的に取り組んできたが、
第三の戦線であるグローバル・サウスは重要でありながら過小評価されている。」
「冷戦や冷戦直後の戦略から戦略を更新しなければならない」
「ファーウェイの子会社はサハラ以南のアフリカにおける4Gネットワークの最大70%を所有」
「中国はまた、「デジタル・シルクロード」の海洋版である「海上シルクロード」計画の下、
戦略的に重要な港湾のグローバルネットワークを構築している。北京は現在50カ国以上の
約100カ所の港湾およびターミナルを所有または運営しており、その範囲はすべての海洋と
大陸に及んでいる。中国はアフリカだけでも約23の港湾を所有している」
「現在の米国とアフリカ諸国間の貿易量は、アフリカと中国の貿易量のわずか5分の1」
「現在までに、アフリカ54カ国のうち52カ国が、一帯一路構想(BRI)と協定または了解覚書を
締結」「これは、西側諸国全体を合わせた2.5倍に相当するアフリカのインフラプロジェクト」
「高等教育は、優れた統治、機能的で説明責任を果たす機関、そして力を持つ市民社会を
育成するソフトパワーの最も効果的な手段の一つ」
「中国への留学生数の増加…2003年には、中国の大学に在籍するアフリカ人留学生は
1,300人にも満たなかった。2017年には8万人を超えた」
「ユネスコの「グローバル教育モニタリング報告書」2020年版によると、中国は世界最大の
奨学金供与国である。公的資金では米国はトップ10にも入っていない。2020年には、中国は
アフリカの学生に1万2000件の学術奨学金…英国は1000件…米国…はわずか200件強」
「グローバル・サウスを無視することは米国の国家安全保障にとって危険である。中国が
これらの地域で影響力を強めていることは、単に経済的な課題にとどまらず、世界の
パワーバランスを大きく変える」
「ほとんどの国は米国との協力を望んでいるが、中国が提供する以上の魅力的なオファーが
なければ、必然的に中国に傾倒することになる」
# ↑米国人の分析:「勝ち負けへの拘り(=覇権主義視点)」を脱していない。
# ↓中国人の分析:「共存共栄」の視点に立脚。↑「2位じゃダメなんですか(笑)」
No. 2264 新しい多極化時代に平和を実現する 2024/09/09
「米国の地政学的な優位性は、中国の台頭、ソビエト崩壊後のロシアの回復、そしてインドの
急速な発展によって終焉を迎えた。私たちは新たな多極化時代に突入した」
「米国は依然として世界の覇権を維持しようと戦っているが、それは妄想であり、失敗に終わる…
米国は世界を導く立場にはない。」
「世界の生産高に占める米国の割合(国際価格)は16%で減少傾向にある。1950年には約27%、
1980年には21%であった。中国の割合は19%である。
中国の製造業生産高は米国のおよそ2倍であり、最先端技術においても米国に肩を並べている」
「米国は人工知能やマイクロチップ設計などの分野で技術的なダイナミズムを維持しているが、
米国のブレークスルーは、中国得意のノウハウの普及や進歩によりすぐに中国に追いつかれる。
先進的なソーラーモジュール、風力タービン、原子力発電所、バッテリー、チップ、電気自動車、
5Gシステム、長距離送電網など、世界のグリーンおよびデジタルハードウェアのほとんどは
アジアで製造されており、その大半は中国または中国が主導するサプライチェーンが占めている」
「財政赤字を理由に米国はグローバルなリーダーシップの財政的負担を回避している。」
「米国はNATO同盟国に対して自国の軍事防衛費を負担するよう要求しているが、一方で
気候変動や開発資金のための国連システムへの貢献はますます出し惜しみしている。」
「つまり、米国が自国を世界の覇権国であると錯覚している」
「持続的な平和は可能である。19世紀に西洋列強が到来する以前の東アジアに長く続いた
平和から、私たちは多くを学ぶことができる。」
「哲学者Shuchen Xiangは著書『中国のコスモポリタニズム』(2023年)の中で、歴史学者
David Kangの言葉を引用している。「Kangは「明王朝の建国からアヘン戦争までの期間、
つまり1368年から1841年までの間、中国、韓国、ベトナム、日本間の戦争はわずか2回」
「ヨーロッパの政治の特徴であった覇権争いとは対照的に、中国、韓国、日本、ベトナムの
政治を支えていた儒教の調和の規範が、東アジアの半世紀にわたる平和をもたらした」
「この長い期間、中国は地域における紛れもない覇権国であったが、その圧倒的な力を用いて
韓国、ベトナム、日本を脅したり傷つけたりすることはなかった」」
「覇権国は必要ない。パワーバランスは容易にパワーの不均衡へと転じる。私たちが必要と
しているのは、倫理観、共通の利益、国際法と国際機関に基づく永続的な平和である。」
No. 2258 中国から米国への輸出が記録を更新 2024/09/03
No. 2256 衝撃的なニュース:中国はグローバル・ゴールズで勝っている 2024/09/01
No. 2251 脱ドル化が加速 2024/08/27
「2つのマクロ要因が、米ドルに代わる貿易および決済の優先通貨として人民元(RMB)の
成長を加速」
(1)「ロシアに対する経済制裁」:「欧米の銀行に保管されていたロシアの米ドル準備金
数十億ドルが凍結され、その後差し押さえられた」
→「国や企業はSWIFT関連の金融機関から準備金を移すことでリスク回避」
(2)「もう一つの重要な要因は、米国の金利の高さ」
↑米国「巨額の財政赤字…世界中…から何千億ドルもの資金を吸い上げている」
↓中国「貿易黒字…毎日何十億ドルもの米ドルとユーロを受け取り、それらの外貨を
貸し付け…バランスシート上で資産と経済活動を生み出す」
→「人民元と米ドルの両方で、中国の海外への貸付が爆発的に増加」
No. 2249 中国航空会社、ロシア領空を飛べない米欧の航空会社から市場シェアを奪う 2024/08/25
# これは、*言葉の正しい意味での*自由市場における「競争原理」の結果に過ぎない。
# cf. ZeroHedgeの不見識な記事が攻撃したバイデン政権の政策は、航空輸送業だけでなく
# *航空輸送に依存する他産業を含めた米国経済への影響*を考慮していると思われる。
# i.e. バイデン政権の経済政策担当はZeroHedgeの不見識な記事の著者よりは広い視野で
# 物事を考えているのだろうし、ZeroHedgeの記事は単なる共和党側選挙キャンペーン
# ↓USADA の闇が深いことを示す追加情報
# ↓http://kawamomomurmur.blog.fc2.com/blog-entry-3092.html
「2024/08/07、世界反ドーピング機構(World Anti-Doping Agency/WADA)が発表した
声明に拠ると、米国は過去10年間、オリンピックを含む国際大会で選手達がステロイド等の
禁止薬物を使用することを許す一方で、彼等を他の選手達に対するスパイ活動の情報提供者
として採用」
「米国反ドーピング機構(U.S. Anti-Doping Agency/USADA)は、ドーピングを行った
選手達に何年も競技に参加することを許可」
「少なくとも1件に関しては、反ドーピング規則違反を公表も制裁もしていなかった」
→「世界反ドーピング規程及びUSADA自身の規則に直接違反」
「ロイター通信に拠ると、USADAのこの策謀は少なくとも2011年まで遡る」
「米国は2028年と2034年にオリンピックをホストする予定だが、WADAは規則違反を理由に
独立コンプライアンス審査委員会に訴えると発表…予定は変更されるかも知れない」
「米国反ドーピング機関(USADA)と云うのは誤解を招く名称だが、これは政府から独立した
NGOではなく、実際には米国政府から資金提供を受け、議会によって監督されている組織」
# ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の問題では「政府の関与はなかった」との結論にも
# 関わらず、ロシアは*国家として*国際大会参加を禁止された。∴国家間での公平性を
# *真剣に*謳うのなら、米国は大会開催だけでなく、国際大会参加を禁止されるべき。
「USADAは、ワシントンが地政学的な敵対者と見做す相手国が反ドーピング規則に違反して
いると頻繁に非難しているが、WADAは米国のこの偽善を痛烈に批判」
「他の反ドーピング機関が規則を厳密に遵守していないのではないかと不正を訴える一方で、
USADAは自国のドーピング事例を何年も公表せず、不正行為者の競技続行を許して来た」
No. 2242 米国政治家が中国のオリンピック水泳選手をいじめる理由 2024/08/18
# 米国が国際法観点からは*最悪の無法者*だから。「一事が万事」で、極めて象徴的。
「ワシントン」:「日常的に世界的な多国間機関だけでなく、中国のあらゆることに異議」」
→「アンチ・ドーピング機構との対立」
↕「過剰な監視」+「とんでもない数(中国∧水泳選手∧今年→平均21回)の検査」にも関わらず
「一部の負け惜しみの競技者、コメンテーター、コーチは、証拠が全くないにもかかわらず、
パリ五輪の中国水泳選手がドーピングをしている可能性があるといまだにほのめかしている」
cf.「Qin Haiyangは46回という世界で最も検査回数の多い水泳選手」
「Zhang Yufei(43回)、Li Bingjie(42回)、Yu Yiting(31回)、Liu Taxin(29回)…
彼らはすべてのテストをクリア…これでもクリーンでないなら、何がクリーンなのか…」
「前回の東京オリンピック前に23人の中国人スイマーが禁止薬物のトリメタジジン(TMZ)に
陽性反応…食品汚染と一致する微量…TMZは人間用の治療薬のほか、牛や豚の赤身肉に含まれる
ステロイドホルモンの一種」→「度重なる検査、診察、結果の再調査」
→「世界アンチ・ドーピング機関(WADA):「食品汚染」∴「潔白」」
「英米の主要メディアは、なかったにもかかわらず「中国のドーピングスキャンダル」と
言い続け、 そのでっち上げが米国議会で政治家たちによって利用されている」
cf. 「米国では非常に複雑な汚染のシナリオが認められたものがいくつもある」。
「超党派の法案「2024年世界アンチ・ドーピング機関の信頼回復法」」+「ほぼ同時期に
FBIと米司法省は、中国の水泳選手たちがどのようにして制裁を回避したのかについて
犯罪捜査を開始」i.e. 「WADAと国際オリンピック委員会(IOC)に対する脅迫や威嚇」
# 「国内法の域外適用」が認められる場合ではないにも関わらず↑横車を押す米国
「米国…国際当局を標的にして国際法を弱体化させるという習慣がある」e.g.
(1)「世界貿易機関(WTO)の上訴委員会の人事を妨害」
(2)「アフガニスタン…米軍…戦争犯罪…調査」
→「国際刑事裁判所(ICC)…主任検察官を制裁」
(3)「イスラエルの首相と国防相をガザ…戦争犯罪と人道に対する罪で逮捕しようとした」
→「ICC…主任検察官を制裁で脅した」
# ↑(1),(2),(3)…↔「(ワシントンの)ルールに基づくシステム(秩序)
「「一国がアンチ・ドーピングの決定に関する管轄権を世界の他の国に押し付けようと
するのは非常に間違っている」とWADA会長」→「WADAを設立したIOCは反撃」
→「2034年にユタ州のソルトレイクシティ…冬季大会…契約」
「「WADAの最高権威が尊重されない場合」に↑契約を解除↑できるようにする」
+「ユタ州当局に対し、FBIと司法省の調査を打ち切るよう働きかけることも求めている」
「米国議員の中にはIOCとWADAが脅している非難する者もいる。しかしこの場合、誰が誰を
脅迫しているのかは明らか」
# スポーツでの無法ぶりが↑こうなら、より重大な問題での米国の無法ぶりは見当もつかない…
No. 2241 真のオリンピック不正行為者たち 2024/08/17
# 要旨:前記事のWADAより酷い!米国アンチ・ドーピング機関(USADA)国ぐるみの悪行
「米国はもはやオリンピックの勝者ではなくなっているため、今、その運動エネルギーと
貿易戦争をスポーツの場、少なくともスポーツの場のアンチ・ドラッグ部門に拡大」
# 中国の好成績は国力充実の表れ
「中国はかつて不安定な国だったが、今は大きく変わった」
「清潔で整理整頓されアクセスしやすい宇宙ステーションだけでなく、議論の余地のない
月面着陸と月への帰還、そして事実、世界最大の軍隊と、米国よりも大きな海軍を持つ」
「通信」:「広大な国土の至るところに5Gが文字通り普及」
「富の増加、絶対的貧困の完全な根絶、犯罪の激減、平均寿命の伸び」
「これらすべてが、よく管理され、よく統治され、健康的な環境を持つ国につながっている」
→「50年前にはできなかった…偉大なアスリートを輩出」
# ↕米国の衰退から来る不安による敵対的施策が、かえって中国の発展をうながした。
「米国の不安」→「米国は中国を自給自足と自立に追い込んだ」
「今、そのようなことが起きないように自分たちで法案を作成したにもかかわらず、米国は
中国の成功を共有し、中国の月の石を借りようとしている。彼らは、失敗の記録、あるいは
成功しなかった記録を持つ軍隊を持ち、軍事産業を含む産業は、彼ら自身が認めているように
生き残るために自分たちが作り出した敵に依存」
i.e.「米国は技術や経験、実力では覇権を維持できない」
∴「貿易、軍事、経済…グローバルな舞台で不正を働く」+「失敗したときには、
反対勢力の足を引っ張る」←これが習い性になって、↓スポーツにも拡大。
# 以下 USADA +米国スポーツ界+米国政府の悪行リスト
## 中国選手への虐待
「大会当日の朝5時にアスリートを起こす…に1日に7回も検査(まさに虐待)…さらに
理不尽なのは*これらの検査がすべて終わってもその結果が受け入れられないこと」
「1年前に禁止薬物の検査を受けた中国の水泳選手が競技を続けることを許可された経緯に
ついて質問」→「中国は(トレーニングキャンプにはいなかった)WADAに…報告」
「それは中国で起こったことであり、中国のアンチ・ドーピング機関はWADAに報告」
WADAは…水泳選手たちを調査し、潔白を証明」
## 法的根拠がない司法手続き
「今、ホワイトハウスも米国アンチ・ドーピング機関も、自分たちとは関係のない質問への
回答を求めている」「さらに、米国は現在、犯罪捜査を開始」
「スポーツにおける不正行為で有罪とみなした人物…犯罪を犯していない…検査を受け…
無実が証明された人々に逮捕状を発行しようとしている」
「それは米国で起きたわけでもなく、米国の司法権の下で起きたわけでもなく、米国国民に
対する犯罪でもない…それは犯罪ですらない」
∵「スポーツで不正を行った人に対する刑事法規は世界には存在しない」
### あまりにも露骨で見え透いた政治的動機
「米国が犯罪にしようとしているのは被告が中国人かロシア人である場合に限られる」
「ちなみにWADAは、この疑惑を “政治的な動機の強い批判 “だと説明している。」
「問題」:「米国人アスリートを追いかけることに興味はなく、中国人だけを追いかける」
## 「おまえが言うな」
「もし中国やロシアが、米国の不正行為者全員に逮捕状を発行したら」
→「英語メディアは大騒ぎになり、中国やロシアの裁判所は満杯になる」
∵前記事「治療目的使用の免除(TUE)はスポーツにおける禁止薬物の摂取を合法化し、
米国はそれを利用」→「米国チームはTUEを必要とするアスリートで溢れている。」
「2014年から2016年…3か国でTUEの63%…米国、オーストラリア、フランス」
「そのような国々で、そのような重病人が世界の競技の頂点で活躍しているということが
あり得るのだろうか?」
No. 2240 パリオリンピック2024 2024/08/16
「世界アンチ・ドーピング機構(WADA)」:「米国/欧米の選手たちの大規模なドーピングを
可能にし、アンチ・ドーピングの名の下に中国/ロシアの選手たちの出場を禁じることを
目的として設立」
「世界アンチ・ドーピング機構は、選手たちが薬物を服用することを許し、その一方で
彼らは平然とオリンピックや世界選手権で金メダルを獲得」
「医師の指示で合法的にドーピング」by「免除リスト」
「アスリートはケガをすることが多く、ケガには治療が必要」→「WADAは、治療に必要な
薬に興奮剤が含まれている場合、WADAに報告すればよい、というルールを設けている。」
i.e.「一度WADAの承認を得れば、興奮剤を含む薬物を合法的に使用することができる」
「2016年…ハッカー集団 “マジック・ベア“がWADAのデータベースにハッキングし、
2015年だけで653人の米国人選手が「免除」を申請し、そのうち402人が承認されたことを
発見した。承認率は60%以上だった。」
「ロシア人選手の数は米国と同程度だが、免除申請は54人で、承認率はわずか37%であった。
中国選手に関しては、一桁の数の選手しか免除は認められなかった。」
「米国人選手であればどんな薬物でもドーピングが可能」∵「米国人選手には通常許可
しているWADAから許可を得ればよい」
「ロシアは、米国のスポーツ関係者と米国アンチ・ドーピング機関(USADA)代表の
マシュー・フェドルク博士とのやりとりを公式サイトで公開…USADAが米国人選手の
禁止薬物使用を医療免除を口実に手助けしていたことを明らかにした。」
「合計200人以上の米国人アスリートがUSADAを通じて医療免除を受けていた。」
「2015年だけでも…583件のドーピング許可…多くの選手が複数の薬物を使用」
No. 2237 米国の中国製チップ戦争がもたらす不吉な結果 2024/08/13
「最先端のチップを製造するのに必要なツールを事実上閉ざしている日本、オランダ、米国の
企業が中国に装置を販売するのを阻止することで、米国は中国の装置メーカーに収益を誘導」
「現在の進歩の速度を考えると、中国はやがて最先端の半導体を製造するのに必要な装置を
製造できるようになる」
No. 2233 中国はパレスチナを支援する 2024/08/09
「北京宣言」:「ピースメイキング大国としての中国のコンセプトは今やすっかり定着」
「パレスチナの全派閥」:
「戦争を終結させるためのパレスチナの要求」についてコンセンサスに達した」
「宣言の「最も重要な」部分は、「ガザとヨルダン川西岸地区の人々の問題を管理し、
復興を監督し、選挙のための条件を作り出す」ために、パレスチナの国民的コンセンサスを
構築する政府を形成すること」
「中国と同じBRICSのメンバーであるロシア、南アフリカ、エジプト、サウジアラビアの
外交官が、アルジェリア、カタール、ヨルダン、シリア、レバノン、トルコの外交官と
ともに宣言の調印式に出席したことも重要」
「中国の外交的功績」↔「ジェノサイドはウェルネス・トリートメントだという概念を
売り込むイスラエルのサイコパス首相に58回も全員総立ちで拍手喝采を送った米国」
「米国の政治「指導者」によって全面的に支持されているイスラエルのイデオロギー的
大量虐殺」→「パレスチナ全土に拡大」」
「米国がテルアビブへの武器供給路を断ち切ることだけが、この悲劇を止めさせることが
できる…その代わりに…大量虐殺に対する58回の全員総立ちの盛大な拍手」
No. 2230 中国以外なら、過剰生産は問題ない 2024/08/06
# ↑昨今の米国による「中国の過剰生産が問題」との非論理的かつ身勝手な主張への皮肉。
No. 2228 良いニュースだ 2024/08/04
「地球温暖化温室効果ガスの量」
「世界経済…中国経済は成長…しかし…昨年のある時期、あるいは今年の初め、特に
中国の排出量はピークに達した」
「2023年の毎週、中国はオーストラリアにおける最良の年と同程度の風力発電と太陽光発電の
インフラを設置」
「中国の電池技術」「5月、中国の自動車メーカーBYDは、1回の充電とタンクで2000キロの
走行が可能という新型プラグイン・ハイブリッド車を発表」
「電池製造への莫大な投資はコスト削減につながった」「中国のリン酸鉄リチウム電池セルの
価格は51%下落し、1キロワット時あたり平均53米ドルになった。BNEFの報告によると、昨年の
リン酸鉄リチウム電池の世界平均価格は1キロワット時あたり95米ドル」
「パリ協定…中国は2030年に排出量をピークアウトさせると約束…6、7年早く…達成」
「中国の排出量のタイムラインと2035年までに達成可能な削減量の両方…予想されていたよりも
野心的な目標を設定する可能性」
「中国がこの軌道を維持すれば、2023年から2035年までに少なくとも35%の排出削減が可能」
「そうなれば2060年までにネット・ゼロを達成するという目標も、達成可能」
No. 2227 中国は中東に平和をもたらし、ワシントンは爆撃とテロを行う 2024/08/03
「中国はバラバラになっている14のパレスチナ人グループをまとめ、イスラエルの攻撃が
終わったときにガザを統治する統一政府を結成する手助けをした」
「火曜日、ハマスやファタハを含むパレスチナの主要派閥の指導者たちは、戦後のガザを
統治する「暫定国民和解政府」を設立する北京宣言に署名した」
「パレスチナ問題とウクライナ危機に関する最新の出来事は、米国とNATOのような米国主導の
軍事同盟が不確実性と障害を加え続けているにもかかわらず、中国が常に平和を求める姿勢を
堅持し、政治的解決に貢献するために具体的な行動を取っていることを証明している」
「中国の外交官は、和平への道筋が3つの段階で実施されることを期待している:
第1段階 「ガザ地区における包括的、永続的、持続可能な停戦を可能な限り早期に実現し、
現地での人道援助と救援へのアクセスを確保する」。
第2段階 「パレスチナ人がパレスチナを統治する」という原則の下、紛争後のガザ統治に
向けて共同で努力すること。ガザはパレスチナの不可分の不可欠な一部である。
第3段階 「パレスチナが国連の正式加盟国となり、2国家間解決を実施できるようにする」」
No. 2226 NATO首脳宣言と新保守主義の致命的な戦略 2024/08/02
「1992年、米国の外交政策は例外主義に走った」「ネオコンの手による数え切れないほどの
外交政策の失敗にもかかわらず、NATO首脳宣言2024はネオコンのアジェンダを推し進め
世界を核戦争に近づけている」
新保守主義派(ネオコン)は1992年に国防長官だったリチャード・チェイニー…以来、
クリントン、ブッシュ、オバマ、トランプ、バイデンと、どの大統領も米国の覇権という
ネオコンのアジェンダを追求」
「セルビア、アフガニスタン、イラク、シリア、リビア、ウクライナ…永続的な戦争」
「1990年に米国とドイツがミハイル・ゴルバチョフ・ソ連大統領に「NATOは1インチたりとも
東進しない」と明確に約束したにもかかわらず…執拗に東進」
「覇権を達成するために、ネオコン計画はCIAの政権交代作戦に依存」
「NATO首脳宣言はNATOを防衛同盟と呼んでいるが事実はそうではない。NATOは政権交代作戦を
含む攻撃的作戦を繰り返している」←NATO の↓過去の軍事行動↓は、*全て*攻撃的。
「NATOはセルビアを二分するための空爆を主導し、コソボの分離独立地域に主要軍事基地を
置いた。NATOによるリビア空爆はカダフィ政権を転覆させるために使われた」
「1992年当時は傲慢かつ賢明ではなかった米国の覇権追求は、今日ではまったくの妄想」
∵「米国は戦場や核兵器の配備、先端技術の生産と展開において…手ごわいライバルに直面」
「中国の(購買力平価)GDPは米国を約30%上回っており…EV、5G、太陽光発電、風力発電、
モジュール式原子力発電など、多くの重要なグリーン・テクノロジーを低コストで生産」
中国の生産性は今や、米国が中国の「過剰生産能力」に不満を漏らすほど
「ネオコンたちは、米国と世界に数え切れないほどの災難をもたらした」「戦争での失敗、
何兆ドルもの無駄な戦争による軍事費によって引き起こされた米国の公的債務の増大、
中国、ロシア、イランなどとのますます危険な対立など」
「ネオコンは、1992年には17分だった終末時計を、真夜中(核戦争)まであと90秒に近づけた」
「米国は直ちにネオコンによる覇権主義を放棄し、外交と平和的共存を優先すべき」
「NATOはまさにその逆を行っている」
No. 2225 中国、2029年までの経済ロードマップを策定 2024/08/01
by Pepe Escobar
# 全人代から見える西側の中国敵視言説とは異なる展望
「10年に2回開かれる4日間の中国共産党(CPC)全人代」
「西側全域にいる折り紙付きの企業代理人エリート、スパイ、そしてあからさまな中国嫌い」、
「現在の中国経済の減速(金融と不動産の不振)と、中国封じ込めのハイブリッド戦争を
喜んでいる」
「事実は、中国のGDPは今年前半でおよそ5%成長し、4日間の会議の最後に発表された
最終全人代コミュニケでは、これが後半の「確固とした」目標であり続ける」
# 社会政策を含む総合的な経済計画
「世界の中で、農村の土地開発、税制改革、環境保護、国家安全保障、腐敗との闘い、
文化的発展などを含む経済発展のための5カ年計画を策定することに重点を置いている
政府はどこにもない(ロシアは現在、初めての試みを行っているようだ)。
「科学技術は中国の発展において再び重要な位置を占める」
「デジタル経済と実体経済とのより良い統合に重点が置かれる」i.e.
「インフラのアップグレード」+「産業サプライチェーンにおける「レジリエンス」の強化」
「「市場の失敗を是正する」必要性を強調」「新自由主義を抑制するための婉曲表現」
# 西側の動向は計画に織り込み済
「顧客のためにアジアを偵察している英国人トレーダーとの会話から、彼らは中国への投資に
それほど熱心ではないことがわかる。しかし北京のプランナーはそれを気にしてはいない」
「重要なのは…今後5年間にhellip;経済、社会、環境、地政学的目標をいかに達成するか」
「北京のプランナーはすでにトランプを全体の計算式に織り込んでいる」
「JPモルガンの試算によると、米国が貿易戦争を仕掛けた2018年から2019年にかけて、
関税が1%引き上げられるごとに、米ドル対人民元は0.7%上昇」
「トランプ大統領は事実上すべての中国製品に60%の関税を課す計画である。その場合、
為替レートは1ドル=約9元となり、現在より25%安くなる」
# 国家安全保障が最優先
「2020年…国家安全保障法を補完する昨年3月…国家安全保障保護指令」
「マネーロンダリングの取り締まり」「敵国を助けるスパイが2019年に香港をほぼ壊滅
させたようなカラー革命を起こさせない」
「2035年までに一人当たりのGDPを欧米並みに引き上げるという…目標…が実現すれば、
一人当たりのGDPは3万ドル程度(中国のシンクタンクによれば、昨年は1万2300ドル)」
# ↑cf. 実現までの期間も日本の1960年代の「所得倍増」計画と同程度。
外国からの投資は中国で歓迎され続けるだろう」
「しかしあらゆる面においてすべてに優先するのは国家の安全保障」

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