三脚マンと弱力女の登山日記

登山が趣味の夫婦です。

甲斐駒ケ岳(1日目)長大なる登山道

2010年05月14日 | 登山
日付 :2010年3月27日(土)
天気 :晴れのち曇り
コース:竹宇駒ケ岳神社→七丈小屋















前夜、道の駅「」で仮眠をとった。













すっかり日が昇って明るくなり、目を覚ます。

なんだか自分の車。
後部座席を倒すとフラットになり、とても寝ごこちがよく、気を抜くとすっかり寝過ごしてしまう。
今回もそうだった。















ちかくのコンビニに行き、弁当を買って温めてもらいガッツリ食す。

そこから少し林道を走ると、竹宇の駒ケ岳神社がある。

















神社の脇を過ぎて、つり橋を渡る。
まだできたばかりのつり橋。
昨夜は寒かったのか、表面に霜が降りていて、滑りやすくなっていた。












しっとりと苔の生えた登山道。
歴史ある登山道。
なぜか、気が引き締まる。












急な坂が続く。
頂上まで2,000m以上の標高差。

「今日は途中まで。ゆっくり焦らず登っていこう!」
そう、自分に言い聞かせながら少しずつ標高を稼いだ。












木々から新緑の芽吹いていた。
気持ちがいい。












ガッツリ汗をしぼられグングン登っていくと、やがて雪が現れた。
登山道に積もった雪の下が凍っており、アイゼンを装着する。












下界の町が見えた。












誰ひとりとも遭わない。
静かな登山道だ。












4時間以上かけて、刃渡りに到着。












岩と氷の上にうっすらと雪が積もっている。












ゆっくり慎重に越えていく。












午後になって日が陰り、気温が一気に下がった。
凍りつく鎖に指がしびれる。

この鎖場を過ぎれば、黒戸山の神社が現れる。













雪の下は凍っていた。

黒戸山を回りこむため、なかなか標高が上がっていかない。
展望もなくなり、ひたすら山の中を歩くといった感じ。












黒戸山の頂上を巻いて西側に出ると、前方にこれから登る斜面が現れた。












いったん下って、つり橋を渡った。












雪に埋もれた梯子をいくつも越えていく。












岩場の鎖をよじ登る。
アイゼンを着けていると、とても歩きにくかった。












垂直な壁。
ここは下りのほうが間違いなく怖い。
一歩を踏み出すのに勇気が必要だ。












怖い場所を過ぎて、少し歩くとようやく七丈小屋にたどり着く。













小屋で受付をすると、小屋の前にテントを張ってくれとのこと。
上のテント場は、雪が積もっていて、斜めになっていると。
穴を掘って整地しますと言いたいところだったが、
指示に従い、小屋前にテントを張った。












夕飯を食べて、お菓子とビールとウイスキー。
いい気分になって、眠った。













続きはこちら















最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
その小屋前のテント場。 (さるや)
2010-05-15 01:25:13
小屋前のテント場でさえ、手前の切取り線に従って切取られ、傾いてしまいそうに見えます。
(●´人`●)
返信する
いつ見ても・・ (トシちゃん)
2010-05-15 22:24:25
ハラハラ、ドキドキで怖いです。
でも ガッツありますね!

>ガッツリ汗をしぼられ
そのわりに・・ 変わりは無し・・かな?
下界で食い過ぎかな?(笑)
返信する
さるやさん (三脚マン)
2010-05-17 23:25:57
コメントありがとうございます。

あ~?
それは、私が重くって切り取り線から傾いて・・・?
ひっどいですね~(涙)

雪庇の上ではないですから、大丈夫ですが、そんな風にも見えなくもないです(苦笑)

返信する
トシちゃん (三脚マン)
2010-05-17 23:29:59
コメントありがとうございます。

黒戸尾根はご存じのとおり、急登で長い登山道でして、
もう本当にバテバテでしたよ。

また、雪や氷でハシゴが埋まっていたり、怖いところもたくさんありました。

前回の恐怖の下りから、今回はピッケルを2本持って行きましたし。
怖かったです。

>下界で
おっしゃる通りです(苦笑)

返信する