日付 :2010年3月27日(土)
天気 :晴れ
コース:七丈小屋→甲斐駒ケ岳→七丈小屋→竹宇駒ケ岳神社
1日目。
七丈の小屋からは鳳凰三山の眺めがバツグン。
背後には富士山が赤く輝いていた。
隣のテントの登山者は、早い時間に出発したようだった。
昨晩は気温が下がり雪が締まっていたため、足がもぐることもなかった。
先行者の足跡を辿っていく。
少し登ったところに、通常のテント場がある。
雪が積もっており、斜めになっていた。
こちらのほうがさらに静かそうで、整地さえしてしまえば快適だったことだろう。
樹林の中を登っていく。
この時期、木々に葉がまだ付いていない。
少し登ると、風の通り道なのか、不思議な雪面となっていた。
前日の雪も吹っ飛び、固くなった斜面が不思議な光景を見せていた。
雪面写真を撮ってばかりで、足は進まず(苦笑)
風もなく太陽が眩しい。
絶好の登山日和だ。
高度を増すにしたがって、地蔵岳と富士山の位置が変わってくる。
北岳もすっきり見えていた。
バサバサ崩れていく雪質のところもあり、緊張しながら登っていくことになる。
ピッケルは2本。
遠くに八ヶ岳。
尾根の南東側は雪が吹き溜まる場所。
北側は風が吹くため、雪が吹き溜まることはない。
午前中はそれなりの気温の低さのため、まだ雪を踏みぬくこともない。
午後、気温が上がると歩きにくくなることだろう。
先行者の足跡。
追いかける。
確実にステップを作り、高度を稼いでいく。
尾根も徐々に細くなる。
なにより、斜度がきつくなってきた。
登りは恐怖感を感じることは少ないが、下りは高度感、崩れる雪、踏みぬき・・・。
間違いなく下りのほうが怖く感じる。
夏道を思い出せないが、きっと、ジグザグと登っていくところだろう。
雪の時期は、直登。
固い斜面をアイゼンのつま先と2本のピッケル。
カチカチ音を立てながら、登っていく。
北岳だ。
雪もまだまだ残っている。
急坂とトラバース。
2本の剱が突き刺さった岩を越えて。
ズンズン登っていく。
辺りを見回せば、南アルプスのパノラマが広がっていた。
両手両足全身をフルに活用。
足跡もつかないほどの凍った斜面。
慎重に。
自分が撮れないところでは、影を写してみる(苦笑)
アイゼンのつま先で、斜面に蹴り込みを入れる。
蹴り込んで、ピッケルを打ち込む。
ただそれだけの行為を繰り返す。
日常の雑念を忘れ、無心になれるとき。
ピンと張りつめた空気の中、自分の鼓動と呼吸音。
この緊張感。
集中力。
これを求めて、山に登っているのだろう。
誰にも気兼ねすることなく、自分ひとり山を楽しんでいる。
頂上に向けて前進。
緊張感からか、のどが渇く。
自分の想うルートを歩く。
雪の山に正解ルートはない。
すべて結果論だ。
頂上神社間近。
岩が凍りついている。
日差しも眩しい。
駒ケ岳神社。
風が吹きの抜けるためか、埋まってはいなかった。
目の前の甲斐駒ケ岳。
先行者はとっくに下山していってしまった。
ひと登りして頂上。
一緒に登ってきたピッケル2本。
いつかは二人で登りたい。
とも想うのだ。
続きはこちら。
天気 :晴れ
コース:七丈小屋→甲斐駒ケ岳→七丈小屋→竹宇駒ケ岳神社
1日目。
七丈の小屋からは鳳凰三山の眺めがバツグン。
背後には富士山が赤く輝いていた。
隣のテントの登山者は、早い時間に出発したようだった。
昨晩は気温が下がり雪が締まっていたため、足がもぐることもなかった。
先行者の足跡を辿っていく。
少し登ったところに、通常のテント場がある。
雪が積もっており、斜めになっていた。
こちらのほうがさらに静かそうで、整地さえしてしまえば快適だったことだろう。
樹林の中を登っていく。
この時期、木々に葉がまだ付いていない。
少し登ると、風の通り道なのか、不思議な雪面となっていた。
前日の雪も吹っ飛び、固くなった斜面が不思議な光景を見せていた。
雪面写真を撮ってばかりで、足は進まず(苦笑)
風もなく太陽が眩しい。
絶好の登山日和だ。
高度を増すにしたがって、地蔵岳と富士山の位置が変わってくる。
北岳もすっきり見えていた。
バサバサ崩れていく雪質のところもあり、緊張しながら登っていくことになる。
ピッケルは2本。
遠くに八ヶ岳。
尾根の南東側は雪が吹き溜まる場所。
北側は風が吹くため、雪が吹き溜まることはない。
午前中はそれなりの気温の低さのため、まだ雪を踏みぬくこともない。
午後、気温が上がると歩きにくくなることだろう。
先行者の足跡。
追いかける。
確実にステップを作り、高度を稼いでいく。
尾根も徐々に細くなる。
なにより、斜度がきつくなってきた。
登りは恐怖感を感じることは少ないが、下りは高度感、崩れる雪、踏みぬき・・・。
間違いなく下りのほうが怖く感じる。
夏道を思い出せないが、きっと、ジグザグと登っていくところだろう。
雪の時期は、直登。
固い斜面をアイゼンのつま先と2本のピッケル。
カチカチ音を立てながら、登っていく。
北岳だ。
雪もまだまだ残っている。
急坂とトラバース。
2本の剱が突き刺さった岩を越えて。
ズンズン登っていく。
辺りを見回せば、南アルプスのパノラマが広がっていた。
両手両足全身をフルに活用。
足跡もつかないほどの凍った斜面。
慎重に。
自分が撮れないところでは、影を写してみる(苦笑)
アイゼンのつま先で、斜面に蹴り込みを入れる。
蹴り込んで、ピッケルを打ち込む。
ただそれだけの行為を繰り返す。
日常の雑念を忘れ、無心になれるとき。
ピンと張りつめた空気の中、自分の鼓動と呼吸音。
この緊張感。
集中力。
これを求めて、山に登っているのだろう。
誰にも気兼ねすることなく、自分ひとり山を楽しんでいる。
頂上に向けて前進。
緊張感からか、のどが渇く。
自分の想うルートを歩く。
雪の山に正解ルートはない。
すべて結果論だ。
頂上神社間近。
岩が凍りついている。
日差しも眩しい。
駒ケ岳神社。
風が吹きの抜けるためか、埋まってはいなかった。
目の前の甲斐駒ケ岳。
先行者はとっくに下山していってしまった。
ひと登りして頂上。
一緒に登ってきたピッケル2本。
いつかは二人で登りたい。
とも想うのだ。
続きはこちら。
こえーーーーーー!!
なんで、あそこで写真撮れるかなあ、三脚マンさん。
今更ですが、これだけ自画撮りされる
登山者って日本中みても三脚マンさん
しかいないですよね。
と変なところに反応してみます。
危ないようって、心臓がバクバクします
北岳
角度が変わると違う山の様です
甲斐駒ケ岳からの北岳いいなあ
ピッケルのツーショット写真が
またまた素敵
独りで淋しかったんでしょうか
いつの日か、弱力女さんとツーショット写真撮れるといいですね
バックの山は仙丈ケ岳でしょうか
私、久々に日帰り9時間の山旅をして
3日目ですが、ロボット歩きです
情けない
カチカチはですね~、見た目ほどそんなに怖くないですよ。
それよりも激しい急登の下りが・・・。
腰が引けましたよ。
>自我撮り
どうでしょうか?
ギネスブックにでも登録できるでしょうか?(笑)
心配させてしまい申し訳ありません。
でも、一応、安全を確認して写真を撮ってますよ。
本気で怖いと思ったところでは、やはり、写真を撮っている余裕はないです(苦笑)
北岳もいい感じに見えますよ!
おっしゃるとおり、バックの山は仙丈岳です。
雪の黒戸尾根は厳しいとは思いますが、弱力女と雪山に誘いたいと思います。
>9時間
すごいですね!
夏山ももうすぐですね!
よさこいおばちゃんさんの山レポ!
楽しみです。
余裕がない時って普通写真撮れないっすよね。
いやぁ、凄いですよ。私だったら、写真ゼロな場所が沢山ありそうです。
いえいえ、私が写真を撮っている時は、余裕がない時かもしれませんよ。
なぜなら、くたびれて息が上がった時など、休憩がてら写真を撮っていることも多いです(苦笑)
息を整えながら、三脚を立て・・・(笑)
私が健脚だったら、ズンズン進んで写真も撮ってなかったりして?
正直、こんな感じで撮っています(笑)