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Q 厚生年金基金の保険料って、どうなっているのですか?

2007年06月30日 | 年金
2005.11.20.
★年金カウンセリング → 基金掛金

Q 厚生年金基金の保険料って、どうなっているのですか? 毎月の給与明細書で厚生年金基金掛金というのを引かれていますが。
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A なんといっても、年金計算の元になるのは支払い保険料によって左右しますよね。払った保険料に見合った給付がなければおかしいですよね。

ここで、一点、つまらぬことですが、厚生年金や健康保険では、「保険料」と言いますが、厚生年金基金では「掛金」という言い方をします。

さて、厚生年金の保険料は標準報酬月額に保険料率(本人負担)を乗じた額が給与控除されます。これに、会社が同額を負担して毎月国庫に納付します。つまり、厚生年金保険料は本人と会社の折半負担になっています。

ところが、厚生年金基金は折半負担ではありません。通常、会社が余計に負担します。会社は、余分に負担することで、厚生年金基金設立認可が受けられ基金が運営できるのです。

その掛金負担は、各基金によって区々です。一般的に、次のようになっています。

・基金無しの会社(厚生年金)本人負担86.75/1,000 会社負担86.75/1000

・基金有りの会社(厚生年金)本人負担67.75/1,000 会社負担67.75/1000
        (基金掛金)本人負担19.00/1,000 会社負担23.00/1000
        (合  計)本人負担86.75/1,000 会社負担90.75/1000

この料率をよ~く、ご覧ください。
「基金無しの会社」の本人負担と会社負担は折半負担になっていますが、「基金有りの会社」の(合  計)の本人負担は、「基金無しの会社」の本人負担と同額ですが、会社負担は折半ではなく、会社が余分に負担しています。

これが、基金有りの会社に勤務した場合、会社が余分に掛金負担をして社員の老後の年金を増やそうという仕組みの基本です。

このほかに、退職一時金等の原資を基金に移して加算型年金を用意している基金もあります。
こういう、厚生年金基金制度とは別に、企業によっては退職一時金を年金化した適格年金制度というのも有ります。




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日本法令:月刊誌「ビジネスガイド」http://www.horei.co.jp/bg/index.html
8月号(7月10日発売)に「<請求もれ年金>発見の仕方」10枚掲載

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