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【#朝鮮日報】「中国が韓国に報復してもトランプは韓国を支援しないだろう」

2020-07-05 04:15:31 | 海外の反応
回顧録を出版したジョン・ボルトン氏へのインタビュー
 ジョン・ボルトン元米ホワイトハウス国家安保補佐官は2日(現地時間)に本紙との電話インタビューに応じ、米国のドナルド・トランプ大統領について何度も「予測できない」と述べた。トランプ大統領と1年5カ月にわたりホワイトハウスで共に仕事をしたボルトン氏だが、それでもトランプ大統領の政策と本心はよく理解できないというのだ。ボルトン氏は「中国が韓国に対して過去のTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)報復のような経済報復に乗り出したとしても、トランプ大統領は韓国を支援しないかもしれない」との懸念を示した。ボルトン氏は2018年4月から19年9月までホワイトハウスでトランプ大統領の補佐官を務めた。北朝鮮に対しては超強硬派のボルトン氏は先月23日、ホワイトハウスの混乱を赤裸々に描いた回顧録「それが起こった部屋」を出版した。回顧録は出版第一週に78万部が売れるベストセラーになっている。

-文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11月の米国大統領選挙前に、米朝首脳会談の開催を目指す意向を明らかにした。実際のところ開催は可能と思うか。

「トランプは大統領選挙に向けた世論調査で(民主党候補のジョー・バイデン元副大統領に)大きく差を開けられている。11月の大統領選挙を前に『オクトーバー(10月)・サプライズ』に乗り出さないか心配している。(第3次米朝首脳会談をするのであれば)北朝鮮に対する経済制裁を弱めるいかなる取引も大きな失敗になるだろう。北朝鮮にはレジーム・チェンジ(政権交代)に至るまで圧力を加え続けねばならない」

-韓米防衛費分担金交渉で妥結できない場合、トランプ大統領が在韓米軍を削減する可能性はあると思うか。

「そう思う。彼(トランプ大統領)は海外に駐留する米軍は多すぎると考えている。おそらく9000-1万人に達するドイツの米軍がポーランドなどに再配置されそうだ。(在韓米軍も)そうなる可能性がある。彼は米国の同盟国をバランスシートの観点で考えている」

-11月の大統領選挙前にも削減は可能か。

「政治家は再選が非常に難しそうな時は賭博をすることもある。わたしはそれ(在韓米軍削減)は危険だと考える。しかし(大統領選挙直前の)9月と10月のことを考えると、排除はできないだろう」

-米国政府関係者たちは、韓国が米中の間で米国を選択した時、中国が報復すれば支援すると言っている。しかしトランプ大統領は逆に、これを韓国に対する交渉のレバレッジ(てこ)とみなすとは考えられないか。

「そのような危険はあると思う。トランプ大統領の哲学は共和党の哲学とは異なる。そのため今年11月に(わたしは)彼に投票しないだろう」

-トランプ大統領が再選されれば、韓米関係はどうなると思うか。

「トランプがどのような動きを示すか予想できない。彼は最初の任期では外交安保分野で共和党の反発を恐れた。しかし彼が再選されれば、防御膜は消える」

-回顧録で「第1次米朝首脳会談は青瓦台(韓国大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長のアイディア」と主張したが、青瓦台はこれを否定している。

「韓国の立場は常に非核化よりも統一の方により焦点を合わせている。しかしそれは(非核化)交渉に入る際には不自然な方法だった。ここ2年の間に北朝鮮は非核化交渉には真剣に望まなかった。北朝鮮がつい先日、開城の南北共同連絡事務所を爆破したことで、改めてこれを確認した」

-米朝首脳会談で成果が出なかったのは、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の意図を間違って把握したためか。

「文大統領がいくら努力し、何か(北朝鮮との約束)を(米国に)伝えたとしても、米朝首脳会談は無駄だっただろう。北朝鮮の政策はここ30年にわたり変わっていない。彼ら(北朝鮮)は決して守らない約束を(交渉で)行い、これを通じて経済制裁から抜け出すことを強く願っていた。北朝鮮は核放棄について真剣に考えたことはない。北朝鮮はわれわれ全てをだました。

ワシントン=趙儀俊(チョ・ウィジュン)特派員

キム・ジホ記者


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