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【#朝鮮日報】【社説】「変質者の悪あがき」と脱北議員を非難した与党議員、金与正の言葉かと

2020-07-25 19:34:50 | 海外の反応
 韓国統一部(省に相当)の李仁栄(イ・インヨン)長官候補者に対する人事聴聞会で、脱北民の太永浩(テ・ヨンホ)議員が「(北で聞いたところによると)全大協の組織員たちは金日成(キム・イルソン)の肖像画の前で忠誠の決意を誓うそうだが、そのようなことがあったのか」と質問した。1987年に全大協の第1期議長だった李候補者は「そんな記憶はない」と答えた。「そんなことはなかった」ではなく「記憶がない」とはどういうことか。取り調べを受けている人間が「記憶にない」というのと同じではないのか。

 太議員が「主体思想を捨てたと表明したことはあるのか」と質問すると、李候補者はこれにも明確な答弁はせず「太議員のように北から南に来た方に該当する話だ」と的外れな方向に話を向けた。「主体思想を信じるのか」との質問を再び受けると「当時もそんなことはなく、今もちがう」と述べた。この言葉を口にするのがそれほど難しいことか。

 当時、全大協は主体思想派の地下組織に掌握されていた。小さな部屋に金正日(キム・ジョンイル)総書記の写真を飾り、忠誠の誓いを行っていたのは明確な事実で、彼らは朝鮮労働党に加入もした。実際にその場にいた人物らによる告白や証言は非常に多い。野党議員は民主化運動記念事業会が保管している一つの文書を公開した。この文書を作成したのは「李仁栄」となっている。文書には「革命主体は首領、党、大衆」「不倶戴天の恩讐・アメリカ侵略者」といった言葉が出てくる。李候補者自身は「そのような文書を作成したことはない」と否定している。しかし当時の全大協や主体思想派は対内外的にこれよりさらに過激な主張を常に展開していた。

 大韓民国においては一般国民に対してその思想を尋ねる必要はない。しかし他でもない対北朝鮮政策を総括する統一部長官候補者については、どのような考えを持っているか徹底して検証すべきだろう。それがいやなら、統一部長官という職責は辞退して当然だ。李候補者は北朝鮮の王朝体制、世襲独裁、人権じゅうりん、核の脅威についてどのように考えているのか、国民の前で明確にしなければならない。

 ところが与党・共に民主党は逆に太議員に対し「民主化運動への侮辱」「妄言」「低劣」「浅はか」などと蜂の大群のように攻撃している。全大協3期議長を務めた元大統領府秘書室長も、3年前に主体思想派関連の質問を受けた際「非常に侮辱的だ」と強く反発しながら、質問者に対し「5・6共和国当時、あなたはどのように過ごしていたのか」と逆に的外れな問いを浴びせた。まだ若い20代前半、一時的に行き過ぎた考えや行動を取ることは十分にあり得る。今誰かが質問すれば「あの時はやり過ぎだったが、今は違う」と言えばそれで終わりだ。しかし現政権の全大協出身者たちは主体思想派のことが話題に上ると、無条件怒りをあらわにする。そして質問者を攻撃する。

 青瓦台行政官を歴任した共に民主党議員は太議員に対し「変質者の悪あがき」と非難した。この言葉だけを聞けば、多くの国民が「金与正(キム・ヨジョン)が言ったのだろう」と考えるはずだ。全大協代表として訪朝した共に民主党の元議員が脱北民に対し「変質者」と侮辱したことが思い出される。北朝鮮の金氏一家の暴政から脱出したことが「変質」であれば、彼らが心の中で忠誠心を誓っている祖国は北朝鮮ということか。彼らは民主や人権を根本から抹殺している北朝鮮を擁護しながら、民主化運動、人権闘争をやっていると自慢する。北朝鮮のようになろうとする主体思想派の運動がなぜ民主化運動になるのか。これは民主主義を前面に掲げてこれを利用し、民主主義を破壊しようとする運動に過ぎない。


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