そのまま止めておけば停留料・整備が問題
乗客いる国内便増やすも割引競争で収益性悪化の懸念
枯死直前の韓国の格安航空会社(LCC)各社が国内便を増やしている。循環有給休職や人員リストラに加え、それなりに乗客がいる国内便の運航回数を増やすことで何とか生き残りを図ろうというものだ。しかし、国内航空需要がまだ回復していない状況でどの航空会社も一斉に増便を行い、割引競争をすることにより、収益性がさらに悪化する恐れもあると懸念されている。
ティーウェイ航空は来月1日から毎日4回、釜山-金浦路線を往復する非定期路線を運航することにした。チェジュ航空は今月3日から釜山-金浦往復路線を一日2回から4回へと増便している。5月の釜山-金浦路線の運航便数は先月に比べて33%増加するものと予想される。旅客需要に比べて航空機の運航回数が増え、5月の釜山-金浦路線は1万4900ウォン(約1300円)という特別価格運賃(片道)まで登場した。
問題は収益性だ。あるLCC関係者は「飛行機止めておけば停留料を支払わなければならない上、航空機は繊細なので長時間飛行しないと整備上の問題が生じる可能性がある。飛行機を飛ばし、利益が残らなくても、わらにもすがる思いで国内線供給を増やしているものだ」と語った。別の航空会社の関係者は「国内線の乗客が少しいるように見えるが、実際の乗客は前年比で半分程度だ。売上は前年比5-8%に下がっている状況で、資本の取り崩しに陥ったLCC各社があえいでいる」と言った。
苦しいのは大手航空会社も同じだ。大韓航空は今月中に保有現金が底をつく危機を迎えていることが分かった。運営資金にするため航空運賃債権資産担保証券(ABS)6228億ウォン(約550億円)を先月発行し現金を用意したが、毎月固定費として支払う5000億ウォン(約442億円)に加え、今月満期の社債が2400億ウォン(約212億円)に達するからだ。大韓航空は今年1-3月期に7年ぶりとなる四半期基準で営業赤字を出す見通しだ。業界関係者は「もはや打ち出すべき自己救済策もない。米国、ドイツ、日本のように政府が災害状況にある航空業界を迅速に支援してくれるよう願うばかりだ」と言った。
ソク・ナムジュン記者
乗客いる国内便増やすも割引競争で収益性悪化の懸念
枯死直前の韓国の格安航空会社(LCC)各社が国内便を増やしている。循環有給休職や人員リストラに加え、それなりに乗客がいる国内便の運航回数を増やすことで何とか生き残りを図ろうというものだ。しかし、国内航空需要がまだ回復していない状況でどの航空会社も一斉に増便を行い、割引競争をすることにより、収益性がさらに悪化する恐れもあると懸念されている。
ティーウェイ航空は来月1日から毎日4回、釜山-金浦路線を往復する非定期路線を運航することにした。チェジュ航空は今月3日から釜山-金浦往復路線を一日2回から4回へと増便している。5月の釜山-金浦路線の運航便数は先月に比べて33%増加するものと予想される。旅客需要に比べて航空機の運航回数が増え、5月の釜山-金浦路線は1万4900ウォン(約1300円)という特別価格運賃(片道)まで登場した。
問題は収益性だ。あるLCC関係者は「飛行機止めておけば停留料を支払わなければならない上、航空機は繊細なので長時間飛行しないと整備上の問題が生じる可能性がある。飛行機を飛ばし、利益が残らなくても、わらにもすがる思いで国内線供給を増やしているものだ」と語った。別の航空会社の関係者は「国内線の乗客が少しいるように見えるが、実際の乗客は前年比で半分程度だ。売上は前年比5-8%に下がっている状況で、資本の取り崩しに陥ったLCC各社があえいでいる」と言った。
苦しいのは大手航空会社も同じだ。大韓航空は今月中に保有現金が底をつく危機を迎えていることが分かった。運営資金にするため航空運賃債権資産担保証券(ABS)6228億ウォン(約550億円)を先月発行し現金を用意したが、毎月固定費として支払う5000億ウォン(約442億円)に加え、今月満期の社債が2400億ウォン(約212億円)に達するからだ。大韓航空は今年1-3月期に7年ぶりとなる四半期基準で営業赤字を出す見通しだ。業界関係者は「もはや打ち出すべき自己救済策もない。米国、ドイツ、日本のように政府が災害状況にある航空業界を迅速に支援してくれるよう願うばかりだ」と言った。
ソク・ナムジュン記者
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