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【異文化交流クイズ】【4-8回答】勝家の大掃除終了後、屋敷の女中たちが一人の若者に突撃して行うのが常となっていた慣習とは?

2021-03-20 12:00:00 | クイズ
異文化交流クイズ、フォースシーズン「14歳のアメリカ人少女の見た明治開花」第8回は勝家での大掃除終了後、屋敷の女中さんたちが揃いも揃って一人の若者に向かって突撃して「ある事」をするのが「慣習」としてあったのですが、この慣習とは一体何でしょう? という問題でした。
今回の正解は・・・『胴上げ』でした。もっとも「胴上げ」と云っても「ただの」胴上げではなくて、以下に紹介するようなスリリングな代物なのですがw。
『大掃除の時に大名屋敷で行われている奇妙な習慣がある。女中達たちが一人の青年を選んで胴上げするのである。一人の女中がこの男性の袖に手をかけると、これを合図に元気の良い女中たちが笑いながら彼に向かって突撃し、逃げる間もなく彼は高々と胴上げされてしまう。そうして床の上にどたりと落とす。起きあがるとまた襲撃される。女中達は大喜びだが、気の毒なのは犠牲になる男性である』
何と云うか・・・タチの悪い追い出しコンパのようですw。これが仮にも明治政府の要人である家で行われていて、しかもこの胴上げ対象に梅太郎や、長男で嗣子の小鹿まで対象にされかかったところを見ると、主人と家人の垣根は随分低かったことが分かります。勝家だけが特別ということは十分あり得そうですが、それでも洒落大好きの江戸っ子らしさが滲み出てます。
で、結局このときは元武士である家人の男性が、女中さんへの生贄として(笑)差し出されたわけですが。
『彼は背の高い屈強な男性で、蹴ったり、引っ掻いたり、噛みついたりして勇まし抵抗し、頑丈なおきくを突き倒し、おせきを引っ掻き、おえいに噛みついて、自分も歯を一本折るという凄まじい奮戦振りだった。それでも女たちはめげずに彼を捕まえては投げつけたので、しまいには悲鳴を上げて降参した。大きな笑い声や悲鳴が、松、椿、竹などの植え込みの向こうから聞こえてきた。大変な騒ぎだった』
是非ともその場に居合わせてみたいものですね、「自分は生贄にされない」と保障されてさえいれば(笑)。
さて、こんな具合にすっかり勝家に馴染んだクララでしたが、長兄のウイリィの勉学の為と、このシリーズの最初に書いた父ウイリアムの商法講習所内での主導権争いのゴタゴタもあって、明治13年の初め日本を離れ、ヨーロッパ経由でアメリカに帰国することになります。ちなみに徳川家達と再会するのも、この帰国の折りのイギリスにおいてですね。
3年後、再びクララたちは日本に戻ってくることになりますが・・・それは苦難の旅を経た後の話であり、そして日本に来てからも更なる苦難がクララを襲うことになります。
残り2回。このシリーズもクライマックスに突入します。


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