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【#ハンギョレ】中国と台湾、新型コロナの感染拡大の中“マスク外交”で競争

2020-04-04 00:04:44 | 海外の反応
台湾、「新型コロナ被害国にマスク1千万枚を寄付」 
欧州連合や英国などに700万枚…中国の支援規模の3倍超え 
欧州委員長、「台湾の連帯に感謝」
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が全世界に広がっている中、中国に続いて台湾も“マスク外交”に本格的に乗り出した。欧州の一部国家で、中国製マスクや診断キットなどの品質を巡る議論が起きた直後に出た動きで、注目を集めている。

 台湾の「自由時報」は2日、「台湾は1日にマスク1300万枚を生産できる能力を備えており、近く1500万枚まで生産量を増やせる」としたうえで、「COVID-19で打撃を受けた国にマスク1000万枚を寄付する計画」だと報道した。台湾当局は欧州連合(EU)の諸国や英国、スイスなどに700万枚を、残りは米国(200万枚)と15の国交正常化国(100万枚)にそれぞれ送る方針だという。

 台湾の蔡英文総統も前日の記者会見で、「国内状況は安定的に管理されているが、世界的な感染拡大を止めなければ、COVID-19事態は終息しない」とし、「台湾は国際社会の責任ある一員としてCOVID-19で困っている国にマスクや医薬品など人道支援を行い、隔離管理システムなど防疫関連技術も共有する」と述べた。

 台湾が欧州に提供することにしたマスクの数量は、中国側の支援物量の3倍を超える。中国は3月18日、欧州連合にサージカルマスク200万枚と医療陣が使用する感染防止用(N95)マスク20万枚、診断キット5万個などを支援すると発表した。台湾側の発表が出た直後、ウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長がツイッターに「困難な時期に連帯を示してくれた台湾に感謝する」という書き込みを残したのも、このためだ。

 台湾の積極的なマスク外交は「COVID-19防疫模範国」という自信から始まったとみられる。今月1日までの台湾の累積感染者は329人にとどまった。特に台湾は、世界保健機関(WHO)レベルの国際的な防疫努力に参加するという意志を数回強調している。中国の要求によって加盟国の地位を失った世界保健機関への再加盟を狙った世論戦とみられる。しかし、世界保健機関側は消極的な反応を示している。

 中国側は警戒を強めている。これに先立ち、台湾は先月18日、米国の外交代表部の役割を果たす駐台北米国研究所とCOVID-19防疫協力合意書を締結した。台湾のマスク生産能力が一定の軌道に乗れば、1週間に10万枚を米国に供給する代わり、米国は台湾に防疫服生産用原材料を供給するというのが主な内容だ。

 これについて中国側は「伝染病状況を利用して分離独立を図る不純な政治的意図」だと激しく非難した。「フィナンシャルタイムズ」は2日、「台湾の積極的なマスク外交に中国が強く反発し、COVID-19をめぐり地政学的な対立が深まっている」と指摘した。

北京/チョン・インファン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
http://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/935386.html


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