常陸大宮里山日記

茨城県の北西。久慈川と那珂川に囲まれた、常陸大宮市のなんだか暖かい里山の暮らし。

小場江堰

2013-06-17 22:47:29 | 里の話
城里町の国道123号線から小場江堰。
対岸が常陸大宮市。
市内からはあまりよく見えない。
この堰から引かれる農業用水は、
はるか遠く、広く、常陸大宮市はもちろん、水戸市やひたちなか市の
那珂川沿いの田んぼや畑を潤している。
私がいつも通る万代橋のたもとの広い田んぼもそう。


この堰は万治元年、西暦1658年にできた。
今から約360年前、武家諸法度が1659年。
昭和に入るまで用水路が土水路だったので、水漏れが激しく、苦労したらしい。
今の水路はコンクリート。頭首工も鉄筋コンクリート。
長い長い時間、田んぼや畑を潤してきた歴史ある小場江堰。
震災の時、この堰も被害を受けた。けど、多くの人が努力して、修理して、田植えは途絶えなかった。
今年も、360年前と同じように私たちは恩恵をうける。
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