伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

納税相談は丁寧に対応を/政策常任委員会3日目

2019年03月07日 | 市議会
 政策常任委員会3日目、本日は財政部と文化スポーツ室及び観光交流室の一部の議案を審議した。


■手数料には消費税なしと使用料に消費税ありの矛盾

 その中で消費税増税関連に関わって、納税証明手数料等への消費税の転嫁を聞いた。答弁では転嫁していない。なぜか、これらは収入で事業に必要な費用をまかなう性格のものではないからだという。これを聞いて思うのは、例えば公民館会議室の使用料等を考えてみても、収入だけで施設を運営できるものではない。もともと採算度外視の部分があるのだ。と考えれば手数料は転嫁せず、なぜ使用料は転嫁するのか。しかも、使用料の転嫁分は、国に納税されることはなく、全部一般会計等の収入になるのにだ。この点でも、消費税には問題があると思う。



■差押えの前に丁寧な説明を

 また、一般会計新年度予算のうち、歳入で延滞金の歳入が計上されているのだが、前年度に比べて2,700万円余の減額がされていた。なぜなのか。答弁では徴収率の向上や滞納の繰越分が減少しているためだという。徴収率は2013年度で92.6%だったものが、年々向上し17年度は95.6%、今年度についても前年度を上回る見込みだという。その背景には、震災後の地域経済の活性化とともに徴収に対する考え方が滞納者の呼び出しに代わり、呼び出しに反応がない場合は、差し押さえに移るという対応をしていることがあるという。

 この納税相談のあり方については要望もあった。以前、控室に訪ねてきた方が、農事相談で支払いの約束をした期日前に突然差押えをされたと訴えていた。約束をしながら差押えの強硬には問題がある。納税相談に対する丁寧な対応を要望した。


■他自治体に学び債権管理条例検討

 債権管理関係の予算には先進地視察の旅費があった。どんなことを学んでいるのだろうか。

 答弁では、債券管理条例を制定している自治体を視察し、管理条例の内容や制定にあたっての取り組みなどを学んでいるという。本市としても管理条例の必要性を感じており、制定に向けた検討をすすめていくという。

 また、税の収納方法では、納税貯蓄組合の役割が低下する一方で、コンビニ収納が増加しているという。コンビニ収納は2009年度に19.6%だったものが、17年度には30.8%まで向上している。コンビ収納には約1,052万円が計上されているが、それに見合った収納の利便性を提供しているようだ。




 左顔面麻痺は、少し疲れが出て、若干、不自由な感じが強くなったのだが、まったく動かないという状況ではなくない。明日で委員会審議は終わるので、週末は休養をしっかりとりたいと思う。もっとも中学校卒業式の祝辞を考えなければならないが・・。


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