南方のカメムシ
ぶり返した暑さの中始まった市長選。8月30日の最高気温は30度を越えた。その朝、進む温暖化を実感した。
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愛犬と散歩する沿道にアカメガシワがある。その雌花に、アカギカメムシがいた。朱色の背を、オレンジ色が縁取る黒点で飾るきれいな虫だ。
もともとは熱帯から亜熱帯に生息し、日本では西南諸島にいた。近年は北上し、北海道でも見られるという。
昨年も、同じ木で見かけた。交尾もしていた。ここらで繁殖しているのだろう。温暖化の影響に違いない。
市長選では、温暖化対策で期待される再生可能エネルギーが、 一つの論点になっている。多くの候補者が、利用拡大や関連企業の誘致など、その推進を公約に入れた。実現への本気度が問われなければならない。
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原稿を書いている2日、気温は20度程度。選挙戦と足並みをそろえ、冷涼な日々が訪れた。しかし、市長選択の意欲は冷え込ませたくない。
当選人が、1,400億円を越える予算を編成し、政策の実現を図る。それだけに、誠実な公約、そして、その実現に誠実な人は誰かを、しっかり見極めたいと思う。そして、2日後の投票日、必ず投票したいものだ。
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