伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

いわき市制50周年記念事業プレゼン。面白かった。

2015年05月16日 | 市政
 いわき市政50周年記念事業のプレゼンテーションが文化センターで開かれたので、前半8団体の発表を聞いてきました。それぞれが立案した提案を熱っぽく語っていて面白くお話を聞くことが出来ました。

 そのうち、高校生の発表が印象に残りました。
 1校は磐城農業高校。食品流通会食製造研究班の「いわきの特産品で作った六次産品で、全国にいわき市をPRしよう」という企画。いわき市の特産品を規格外品も含めて活用し、六次産品化し、イベント等での販売に加えヤフーや楽天などのネット販売で全国に向けてPRし販売するというものでした。「いわきの農業も元気になるのではないか」。なるほどの提案です。

 入遠野にあるJAの加工場で震災以降見かけた時がありますが、校舎が被災して建て替え中のため実習室がなく40分かけて実習にきていたのだとか。そういったところに親近感を覚えたのかもしれませんね。

 また湯本高校の家庭クラブは「おどれ!いわきのtraditional cultureと共に!」を提案しました。どういうものかというと、いわき踊りをメインに据えていわき市内に伝わる万祝や大漁旗、いわきのぼり、遠野和紙などを活用して旅行プランを組み立てて国内外からいわき市に来ていただこうというものでした。これも中々面白く聞きました。「外国にどうやって情報発信をするの」という審査員の質問に、「湯本高校には市内唯一の英語科があり、外国の方とも交流があるので、こうした関係を活用して広げていきたい」と、堂に入った答えをした時には思わず「おっ、良い答え」とつぶやいてしまいました。

 この若者たちががんばっている姿がとにかく印象深かったプレゼンテーションでした。

 聞いた話ですが、後半の発表では中学生の北郷みなみさんが、「大冒険スタンプラリーINいわき~50周年の愛をこめて~」という企画を発表し、市内の各種博物館や公共施設をスタンプラリー方式で活用していただき、その活用度合いによってプレゼントをしようという趣旨の提案をしたとか。市内の公共施設の有効活用も図れるし、市外の型の呼び込みも、また、市内の方が親しむという意味でも、良い提案だったようです。

 とにかく若者たちのがんばりが光ります。

 これらの発表に加え、フラダンスをたくさんの人と踊ってギネスブック登載をめざす「ギネスに挑戦『みんなでフラダンス』」という企画提案は、市民の多くが目に見えた関わりを持つことができるし、また特定の地区に偏らず市全域との関わりを持つという点から、共感を得やすい事業だったように思います。ちなみにフラダンスのギネス記録は、アメリカのカリフォルニアで打ち立てた1,487人なそうです。

 さらに、いわき市の伝統野菜を未来に継承するため種の保存と貸出、その野菜を使ったメニューの創造の事業も、50周年を機会に未来に伝統を残すという意味から意義ある事業かなと思います。「ここでしか食べられない野菜をいわきで食べていただきたい」。そのコンセプトもいいですね。

 いずれにしても甲乙つけがたい提案でした。さて結果は如何になったのか。希望としては高校生たちの発想を活かしてあげたいかな。半分しか聞かず、残りの方の提案を聞かないで投票するのも申し訳ないので、一般審査は危険してきましたが、どんな結果になっているのか。これを書いている時には、もうすでに結果は出ていると思うのですが、興味津々で情報が入るのを待っていようと思います。


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