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Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

春のワークショップの時間帯について。

2013-03-05 | 京橋アトリエ
前回、お知らせした3/20(春分の日)ワークショップなんですが、参加希望の方で時間が合わない方が数名いて、少し時間を延長するか、夕方にずらす可能性がございます。
PM1:00~5:00の間で2時間とれる方で参加希望の方がいらっしゃいましたら、お問い合わせ下さい。
またお茶も注文されなくても、この日は大丈夫です。少しですが、内容に変更がある場合がございます。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さいね。

宝物☆

2012-12-03 | 京橋アトリエ


子供たちの宝物を作るお手伝いは慣れてましたが、大人の宝物を作るのは、あまり慣れてなくてドキドキしました。先日の日曜に、水あさぎさんでさせて頂いたワークショップ。忙しい中、遠方からも来て下さる方も何人かいて、本当、感謝の気持ちでいっぱいです。想像で絵を描くとは、自分自身と向き合う貴重な時間。皆さん、初心者でしたが、何枚か描いたら、やっとクリスマスに飾る自分だけの宝物の1枚が完成☆優しい素敵なクリスマスをお過ごし下さいね!

森でのつづき

2012-11-26 | 京橋アトリエ

この連休の町田市の鶴川にある里山のアトリエで小さなイベントをしました。
私は10年前にここを借りて絵を描いてた時期があるので、この時期の里山の美しさをとてもよくわかっていて、何か出来ないかな。。?との提案からでした。

森でのイベントでは、私がこんなことも出来たら楽しいのではというのを、形にした試みでした。
この鶴川のアトリエは大きい窓に囲まれているので、少しウィンドウディスプレイをしました。


私がだいたい描いた絵の余白に、水彩画を早く描き終わった子供たちも、一緒に好きに落書きです。
これは窓に描いても、すぐに消せる道具で描いてます。
みんな、いつもは怒られることを堂々とできるので、ノリノリです♪


イベント終わってから、撮った写真はこちら。


絵を描き終わってから、たまたま外で作業されていた二科会の彫刻家さんとお話も。
みんなの絵の講評もして頂いて、本当、有意義な時間です。
お茶やお菓子、無農薬の林檎などをみんなでいただきました。


せっかく来て頂いたんで、皆さんで彫刻家さんの作業場を案内しました。先程の彫刻家さんも作業場を見せて下さいました。だいたい10人程度の20代~60代の彫刻家さんがここで作業されてます。


この彫刻家さんの作業場は、いろいろな機械や道具が隙間なくあって、ほんと異次元の世界みたいでした。いろいろ、作る工程を見せていただきました。みんな目がまんまるです。。(笑)


オーナーの宮沢さんも、いろいろ案内して、すべて大きな石から掘り出して、できているんだと説明したり。。皆さん、不思議な非日常をとても楽しんでくれてるようでした。。


いろいろ準備は大変でしたが、私の絵のミニ展示も見ていただけたり、盛りだくさんの1日でした。


窓に子供たちが描いた絵を見ていると、今日1日、楽しかったのかなあ。。と思えた1日でした。

雨の中、参加下さった皆様、アトリエの皆さん、どうもありがとうございました。
今日のしろくま先生の森での授業はこれでおしまい☆またね!



森での一日

2012-11-25 | 京橋アトリエ
森のイベントをひょんなきっかけで言い出してしまった私。。本当はアトリエのメンバーや、同じ里山で工房と建てた家具職人さんたちとやるつもりでしたが、どうも、みんなでやるには時間がないと、まずは私一人がやることになりました。。トホホ。準備がとにかくハンパなく、もしかしたら、個展より妙なプレッシャーと闘っていたかもしれません。。チラシ作りから初めて、アトリエ近隣にお願いしたり、ちょっと鶴川に通うだけで倒れそうな日々でした。人も3連休で遠出される方が多く、またアトリエはイベントはほぼしないので、知名度がなく、なかなか参加申し込みがありませんでした。こんなに募集に苦労したイベントはないくらい、大変でした。しかし、神様がいるのか、ちゃんとイベントの前日に申し込みがあり、どうにか開催に漕ぎ着けました。


まずは、皆さんで森に葉っぱを探しに行きます。


6歳の女の子はこんな風に綺麗に自分が拾った葉を並べます。
これだけで、何か作品のようですね。

皆さん、真剣そのものです。
初め、大人の方は『絵苦手なんです~』って99.9%言われます。
そんな不安を『上手に描くだけが絵じゃないですよ。。』って話をしてあげると、やっと落ち着いて描いてくれます。。(笑)。大人になって始めるのは、いろいろ勇気がいりますよね!


大人の男性の作品。ほとんどの方は小学生以来みたいですが、描き始めると、ホント、シ~ンとしています。

小学4年生の女の子。なんの迷いもなく、サラって描いてました。


6歳の女の子は少々、緊張していたみたいで、なかなか絵の具の使い方も戸惑うようでした。
でも、最後まで自分でやると言って、葛藤した様子が絵に出ています。完成されてない美しさを感じますね。


これは、大人の女性の方。描けないと言ってらしたんですが、ちゃんと描くと、何も私が手も入れることなく、完成されていたんで、安心しました。素敵な秋の思い出ですね☆


これも大人の女性の方が選んだモチーフ。ヤマユリの実や南天の実、紫陽花の花のドライなど、アトリエの里山にはいろいろな植物があるので、それを上手に拾って描かれてました。すごい、センスありますね。

これが出来上がった絵です。隣はこの方の3歳のお子さんの絵。どうもトトロの猫バスらしい。。(笑)親子で素敵な絵が出来ちゃいました。

今回は透明水彩絵の具、水彩紙、水彩色鉛筆を使いました。
絵はモチーフ選びから始まります。どれが好きかを選択して、並べるまでで、ある種、絵を描く1つの工程なんです。自分が選ぶのに意味があり、そして描いていく。全て能動的な作業なんですが、そのことで、自分の個性を気付いて形にしていく。そんな提案をしたいから、私はこうしたワークショップをしているのかもしれません。

今はお金でなんでも買えてしまいますが、自然の中でのワークショップは、もっと自分たちを原始的な力をくれてる気がします。
都会では、こんな自然と向き合う、静かな時間はもしかしたら、とても貴重なのかもしれませんね。
子供も飽きることなく、静かにしていたから不思議でした。


この日の、絵を描く以外の様子も明日アップします。お楽しみに☆

ある昼下がり

2012-11-08 | 京橋アトリエ
昨日は初めてのカフェ『水あさぎ』でのミニワークショップでした☆展示には使わせて頂いたことはあるんですが、ワークショップは初めて。。綺麗なカフェなんで、汚さないか、なんかドキドキしてしまいました。また、今回はお店の常連さんが中心で、あまり日頃話したこともない方もいたので、うまく説明できるのか心配でした。


下は30代から上は83歳のおじいちゃんまで、皆さん、絵は小学校以来らしく、何十年ぶりなんだ。。と考えたら、すごいことになりそうなので考えるの止めました。。(笑)。沢山、描いてもらったんですが、写真も撮るのも忘れ、出来た中でフレームに入れた作品だけ、急いで片付ける前に撮りました。。


皆さん、初心者なんで、絵の具に慣れるのに精一杯みたいでしたが、どこか心の片隅にある風景を、一所懸命に絵に描こうとしている姿は、とても美しいなあと思ってしまいました。。


最後は美味しいお茶をマッタリ飲んで終了した、ミニワークショップ。次回は12/2です。

向き合うこと

2012-08-20 | 京橋アトリエ
今日も暑い1日でしたね!私も熱い授業を学童『となりのいえ』でしてきました。いや、暑苦しいぐらいだったでしょうか(笑)。
みんな、絵を描くのに今の小学生はほとんど経験値が少ないので、教えられる事は、すべて教えていこう。。!という意気込みでした。そして、山口県から送られたお野菜を少しずつ布の上に並べていくと、みんな、不思議そうに近寄って来てくれました。『何するの~?』『な~に、これ~?』とみんなが聞いて来ます。
観賞用のかぼちゃもみんな、これだけの種類は見た事がないらしく、目をぱちくりしていました。他にも山口県の農家でできた、大きなピーマン、ししとう、タマネギなど、茎付きのトマトなど、姉がいろいろ色身を工夫してくれて送ってくれていたので、先生を含め、皆、楽しそうな夏野菜の彩りに描きたくなってくれたみたいです。
『上手に描く事が大事なんではなく、目の前の対象にどう向き合うかが大事だよ』というと、みんな本当に聞いているようで、感心しました。



みんな、シーンとなって描き始めます。



だれも描きたくないという子はいなくて安心しました。


本当、一生懸命に描いてますよ。

透明感のある彩色。


で、完成~。



割り箸ペンと墨汁で仕上げをする子、鉛筆の線をわざと残す子、余白を残す子などいろいろですが、みんな、自分の絵の完成形を知ってるみたいでした。
最後まで描くのを止めない子が一人いて、みんながお昼になっても片付ける私の傍で描き続けてる男の子がいました。その子は、急にポロポロ泣き出して、理由を聞くと、『白いかぼちゃの色が出せない。。』と悔しくて泣いているようでした。
『よっぽど絵が好きなんだね。なんか、いいな~、そんな綺麗な涙はお姉さんは、昔どこかに置いてきてしまったよ。』と訳のわからないことをその子に言ったりして、ちょっと、子供達の純粋さに、心が洗われたりもしました。
学童『となりのいえ』はハンディのある子もいるんですが、そうした子にも少し接せられて、これから何が出来るかわかったのは、大きな収穫でした。
表現する自由はみんなに平等にあって、みんなきっかけがないだけなんだな。。と思うしろくま先生。夏の想い出の1枚になるといいなあ。

今日のしろくま先生の授業はこれで終わり!またね~☆

ふらふらしながら。

2012-08-19 | 京橋アトリエ


明日の学童でやるワークショップの準備をしています。
自分の制作とワークショップの同時進行なんで、かなり体力消耗気味です。モチーフの準備にわざわざ山口県から送ってもらったカボチャ達。運ぶだけで、かなりの重量なんで、フラ~っとしながら、あちこち運んでます。学童の子供達はなかなか日頃は教えられないので、大事な時間です。しろくま先生、その前に倒れませんように…(笑)。

山口県の想い出☆

2012-08-05 | 京橋アトリエ
暑いですね。。やっと山口県から帰ってきました。
野島以外の山口県の様子を少しご紹介します。。


まずは、山口県での出張教室。毎年やっていると、みんな、どんどん大人になって、上手になっているのがわかります。すごいなあ。。


姉のところは農家なので、いろいろなお野菜も作られているんですが、今回はかっこいいスイカのハウスを子供達に見せてもらいました。。なんか綺麗ですよね。。この中に住みたくなりました(笑)。


教室の合間に大きなすいかを差し入れて下さり、みんなでいただくことに。。うーん、夏っぽい!


絵の撮影は忙しくて出来ませんでしたが、こんなかわいいランプをみんなで作っちゃいました☆光がゆっくり七色に変化します。なんか、涼しげでいいですね。


滞在中、描いた85歳のお婆ちゃん。かわいいし、お元気でした。


92歳のおじいちゃんも描きました。戦争の中を生き残った方はやはり、どこか違う次元に生きているようでした。とにかく元気です。。


また、姉の家で咲いていたダリア。パステルで描きました。横浜では買うのが当たり前でしたが、ここでは食べ物も、花も全てを育てていました。なんかすごいなあ。

皆さんのご協力のもと、楽しい山口県の旅でした。本当に有り難うございました☆

雨を待つ

2012-06-08 | 京橋アトリエ
もう明日くらいから、梅雨入りかな~?
子供達も早く梅雨の準備をしなくてはなりませんね!
今日は初めての療育センターで美術をやりました。今回は父兄主催なので、希望者を募ってやりましたよ。皆さん、子供達が少しハンディがあるので、いろいろ心配されていましたが、子供達はそれをよそに元気いっぱい、楽しそうに傘に絵を描いたり、好きなキラキラシールを貼ったりしていましたよ☆



不思議そうに傘の中を覗いている子もいました(笑)。


子供にもちゃんと本能があって、絵を描いたり、物を作ったりするのは本当、楽しいんですよね。誰かが、こうじゃなきゃいけないって決めてしまって、いろんなことをつまんなくしてしまっているように思える今日この頃。みんなが自分らしさをもっと大事にできれば、もっともっと楽しいのになあ~って思えます。出来ないことを探すより、出来ることを見つけてあげる。それって原始的な部分で、昔は当たり前だったのに、今は競争社会で皆が盲目になってしまって、みんながそのことを忘れてしまっているように思えます。
美術の授業で、みんなのステキがかたちになりますように♪

しろくま先生の、雨の日が楽しくなる傘作りの授業は今日はこれでおしまい!またね☆


木工工場!?

2011-08-16 | 京橋アトリエ
もう、お盆休みも後半。まだまだ暑いですね。。
今日も、先日行った山口県での出張教室の様子をお送りします。
今回はなんと、木工を出張教室でやりました。そのために電動糸のこまで購入してしまいました。採算は合うんでしょうか?(笑)。今回は以前、参加させて頂いた小黒三郎さんのワークショップ作らせて頂いた組み木の型紙を使って、みんなに組み木玩具を作ってもらいました。



見本の組み木をいじりながら、みんなで考えます。。


型紙を使って、夏らしいイルカやゾウの親子。初めてだけど、みんな上手です


この後ろにある組み木は2個目は自分でデザインしたいと小6の女の子が余った時間で作ったもの。とても平和なデザインですね。
手前の大きな組木は宗音寺の住職さんが作られたもの。とてもお上手でした。



のどかな田園風景の中にある小さなお寺は、私のいる間、ちょっとしたミニ工場となってました。
他にも可愛い作品が沢山あったのですが、忙しく、全部は撮れませんでした。。(涙
少しでも、夏の様子が伝わるといいかなと。。

お盆もあと少し、皆様のんびりお過ごし下さいね☆