Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

雨模様☆

2011-04-27 | アートについて
今日は少し雨みたいですね。。雨模様ってどんなだ?
で、描いてみた。


こんなかな?


いや、こんなかな?


いや、いや、春だから、桜色も混じって、多分、ポップな感じでこんなだ!
なんて、雨が降りそうなアトリエの窓の外を見ながらのらくがき。。。
被災地が心配ですね。。。

ジャムパン

2011-04-25 | 青いアトリエ美術教室


美味しそうな食パン。ジャムもたっぷりついて美味しそうですね。でも粘土なんで、食べれないんです。アトリエの子どもたちに、さんざん、好きなケーキやパンを粘土で作らせておいて
「先生、これ、食べれないんだよね…?」
とこの食パンを作った少年に寂しそうに言われた時は、さすがに気の毒に思えました。今度はホンモノ作らないとな…(笑)☆

おさんぽの日

2011-04-24 | おさんぽ


世田谷美術館に白洲正子展を観に行きました。白洲次郎の奥様として有名ですが、当時の女性としては、なんて自分の生き方を貫いた人なんだろうと、脱帽でした。
暖かい一日で、近くの公園では、沢山の人が日向ぼっこをしていました。平和な日常は当たり前ではないんですね、愛おしいです。

ベルベットの感触

2011-04-22 | アートについて

「大輪でベルベットのような質感が、高級感を出す花です。明るい室内で育ててみましょう!」とお花屋さんの立て札に書いてあって買ってみたグロキシニアという花。うん、花びらを触ると、ベルベットの生地のような感触。これで、うちのアトリエもベルサイユ宮殿みたいになるかな…?(なるかーっ。)

春の香り

2011-04-16 | 京橋アトリエ
山口県で春休みにお寺でさせていただいた出張アトリエ教室の様子です。
4日間で、日頃のアトリエを再現するのに恐ろしく大量の荷物を送りました。
でも、お陰で素敵な教室をすることができました。


これはペーパークイリングです。自分の名前のボードやかごの装飾など、初めてなのに皆、とても上手に作品を作っていました。


これは粘土で作ったケーキたち。本当に美味しそうですね。いろんな色の粘土を作るところからしました。家業がパン屋さんの子がいて、どんどん本物のパンを作るみたいに、作品を作っていくのが面白かったです。いつもお母さんたちの作るの見てるのかな(笑)?

最後は押し花絵をやりました。菜の花などを摘んで来て、即席で押し花にしていくキットがあるので、それを使って押し花絵をつくりました。

本当に春らしい作品ばかりが生まれて、とても楽しい春休みでした。皆様にいろいろお心遣い頂いたお蔭で、楽しい教室になりました☆ありがとうございます。

いつか、東北でやりたいなあ。。って子供達の笑顔を見てると思うしろくま先生です。。

朝から晩まで。。

2011-04-15 | 京橋アトリエ
今回の春休みの授業はとにかく4日間、朝から夕方まで、青いアトリエをやりました。
場所は山口県防府市の田園風景の中にある宗音寺というお寺。
毎年、春休みと夏休みになると、できるだけ暇をみては来て、出張アトリエをするようになりました。
皆お昼を食べるのも忘れて制作してます。
今回は絵だけでなく、端切れを使ったコラージュや、油絵、デッサンなどいろいろやりました。


子供達はコラージュの意味がわからないらしく、要領をつかむまでに、少し時間がかかりました。
でも、絵作りは材料がなんでも、基本は同じなんだとわかると、サクサク、楽しい作品を生み出していました。


居候していた姉の嫁ぎ先のお庭に咲くチューリップや、雑貨もお借りして、モチーフを組みました。
ちょっとオランダを意識してみました。で、木炭でデッサンしたり。。。



そしてキャンバスを用意したので、油彩画にも挑戦してもらいました。
皆、試行錯誤しながら、素敵な油彩画を描いていました。

朝から夕方までの授業で、私の方が終わる頃には抜け殻化していました。。(笑)
子供達は、私が帰った後も夜まで制作していたらしいです。
ちょっと驚いてしまいました。子供の集中力ってすごいですね。見習おうっと。

のどかな風景

2011-04-14 | 京橋アトリエ
山口県から、急用で、少し早めに横浜に帰りました。帰ってから風邪と疲労で数日ダウン。
山口での様子をやっと更新できます。

山口県は西日本だからか、とても、のどかで地震があったのが嘘みたいでした。
子供達は、アトリエを楽しみにしてくれたみたいで、今回も少し頑張って来てみました。今回は菜の花畑などか、近くにあったので『春を描く』という課題をあげて、描いてもらいました。



みんな何回も参加してくれた子なので、とても個性的ですが、完成度も高いです。

この子は風を描きたいと、とてもいろいろ悩みながら描いていました。
でもちゃんと、風が描けていて、すごいですね。

パステルで描いたり。

4歳の姪っこと、姉の知り合いの日赤の看護婦さんも参加してくれました。
みんな、自分の春が描けたかな?


描いてる間も私の携帯は地震警報がなったり、横浜や被災地を心配しながらの教室でした。
でも、しろくま先生の授業は続きます(笑)☆

明日につづく。。


あたりまえの風景

2011-04-09 | アートについて

山口県での仕事を終え、横浜に帰る前に山口市内の一の坂川に桜の花を見に行きました。桜は満開で、土曜日ということもあり、沢山の人でにぎわっていました。山口県に来て思ったのは、やはり、私の住む関東より、震災の影響もほとんどなく、とてものんびりした空気が流れていることでした。私は短い間でしたが、中学、高校の三年間、父の転勤で山口県のこの近所に住んでいたので、山口に来ると、この川を訪れます。でも、今日、私の目に映るこの景色は、以前とは違います。きっと東北で被災された人達もこんなに懐かしく、美しい景色が目の前にあったのだろうと。そして生き残った人々はまた、自分の心に焼きついた懐かしい、ふるさとの風景を取り戻すために、復興に向けて闘うんだな…と。祈るように、ずっと、この平和な風景を見ていました。