1900年~1914年建造のグエル公園です。
モザイクタイルが有名ですよね。
タイルを割ってから曲線にそって貼るという技法。
タイルのベンチにしたい。
↓
でも曲線にしたい。
↓
タイルは平面。
↓
じゃあ一回割ってばらばらにしてから貼るか。
・・・普通考えないですよね。天才。
公園といっても、もともとは分譲住宅だったそうです。
グエルさんというお金持ちがガウディに設計を依頼して、道路・公園などのインフラとともに60区画の住宅を建設予定だったそうだが、わずか2つしか売れずしかもそのうち1つはガウディが自分で買ったんだって。
それがこれ↓
何で売れなかったんだろうね。
バルセロナの町が見下ろせるし、緑もたくさんあって非常にいい環境だと思うけど。
当時の人たちには理解不能だったのかな?
時代を先取りしすぎるのは天才の悲しい宿命でしょうか?
グエルさんの死後、バルセロナ市に管理が移されて公園になったとさ。
こういう、必ずしも必要ないものを置くとゆとりが出ますよね。
自分の家の周りがこんな環境だったらどんなにいいか・・・。
きっと毎日散歩しちゃいます。
もしひろきちがお金持ちだったらこういうところに住みたいですね。
サマージャンボ当たれ!
もしかして、と思って「あー!」って叫んでみたけど、ぜんぜん響きませんでした・・・。
これは何を支えているかというと、タイルベンチのある公園全体を支えているのです。
ちょっとびっくりしました。
だって、けっこう広いんですよ、人もたくさんいるし。
ほら↓
崩れないか心配です。
何でこういうことしているかというと、公園の水はけをよくするため。
↓の写真の赤○の部分から公園にたまった水がジャーっと流れるのです。
考えてますよね。
で、↓は歩道橋とでもいうのでしょうか?
この上を人が渡るのです。
一つ一つデザインこってますよね。
機能的にしようとすると無機質なカタイ感じになってしまうような気がしますが、全然そんなことないですよね。
グエル公園は、テーマパークみたいなところです。
だってあのディズニーが影響を受けたっていうんですから。
ここバルセロナにはガウディが残した建造物がたくさんあります。
そしてそれら全てが機能的でかつファッショナブルなのです。
前回紹介した「悪い景観100選」と比べると・・・
やっぱりガウディはすごい人です。
次回以降もガウディの素敵な作品をどんどん紹介していきたいと思います。
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