チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

東宝交響楽団(現・東京交響楽団)と音楽雑誌シンフォニー1948~49

2014-06-04 20:49:54 | メモ

東宝音楽協会編集「音楽雑誌シンフォニー」です。昭和23年(1948年)と昭和24年(1949年)。

第5号表紙はピアニスト井口基成(1908-1983、日本橋の浜町尋常小学校→京華中学校→東京音楽学校)です。

 

 当時の、世界のコンサート情報などなかなか読み応えがあります。カラハンはまだ無名だった。

 

戦後間もないのに、パワフルでびっくりしました。オーケストラ、いい音出てそう。

 

藤原歌劇団の帝国劇場でのローエングリン。指揮はグルリット、古い雑誌見続けてるうちに名前覚えてしまいました。

 

65年も前なのに、藤原歌劇団って本格的!

 

近衛秀麿は日本劇場で通常の名曲を、上田仁は日比谷公会堂で内外の現代曲を主に演奏していたようです。レズニチェク(Emil Nikolaus Joseph von Reznicek, 1860-1945)って、現在ではまずコンサートでは演奏されませんよね。プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番は楽譜未着のため曲目変更です。

 

ピーターと狼、ショスタコーヴィチ9番も日本初演を果たしたのか~!

そのほか、ヘンリー・ハドリー、ヴィンセント・パーシケッティ等のアメリカ作曲家の作品も日本初演。今よりよっぽど積極的ですね。

 

当時の楽員一覧。知ってる人載っていますか?(ピアノの福永陽一郎ってあの人?)