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数字で読むバレーボール⑤

2020-10-13 | Volleyball

<数字で読むバレーボール⑤>
以前からブログをご覧頂いている方はご存知かもしれませんが、私は数字小ネタも大好きです。2009/10シーズンから2016/17シーズンまでは、リーグ期間中ちまちまと数字小ネタをブログにも載せていました。2014.11に「数字で読むバレーボール④」という記事で2009/10~2013/14シーズンの数字をまとめて載せましたが、それ以降の数字小ネタもまとめて載せたいなと思いつつ、2020.10まで来てしまいました。その間にサーブ効果率その他計算式が変更されたり、助っ人さんのアジア枠が出来たりと、色々な変化もみられました。

試合を見て、今日はMB打数が多い気がする、バックアタックが多い気がするその他色々、帳票で数字で見返すと受けた印象通りのこともあれば、意外と違うこともありました。MB使用率の高いチーム、バックアタックの多いチーム、助っ人さんにボールを託すタイプのチーム、みんなで攻撃していくチーム、サーブの強いチーム、ブロックを含めた守りの堅いチーム等、チームスタイルは様々です。選手が変われば、監督が代われば、それらの変更も見られるかもしれません。もうすぐ2020-21V.LEAGUEが開幕ですが、ライブスコアや帳票も楽しみ!そんな感じで、今シーズンのリーグ開幕待ち企画は「数字で読むバレーボール⑤」。
昨季はVリーグ公式に宮脇裕史さんのデータコラムというものがあり、数字小ネタ好きの私は楽しめました!今シーズンもあるのか分かりませんが、昨季のコラムもまだ読めますので数字小ネタに興味のある方は是非。そちらでは、使用率ではなく効果率をメインに扱われています。
<ポジション別アタック使用率> 
MB1はセッターの隣のMB、WS1はセッターの隣のWSです。2015/16、2016/17で水色に塗ってあるのは助っ人さんのいるポジション。順位はレギュラーラウンド順位ではなく、シーズンの最終順位です。効果率計算も楽しそうと思いつつも、とりあえず以前計算したままの使用率の比較。
MB使用率は20%近いと高めな印象。WS・OP使用率はどちらが多いかはチームによりですね。バックアタックはWS・OP割合見ると高くても、WSのバックアタックの多いチームと少ないチームがあります。また、WSの役割分担ハッキリなチームも。基本日本人OPのチームは外国人OPと比較してバックアタックが少なめです。



<チーム別決定率その他>
アタック決定率、バックアタック決定率、スパイクミス本数、レシーブ成功率、サーブ効果率、サーブミス本数、ブロック本数、被ブロック本数、1セット当たりのミス数。


<スタメンセット数一覧>
セッターの隣のWS、MBが左側です。下記表で言うと左がWS1・MB1、右がWS2・MB2。
チームの並び順は2019-20シーズン最終順位順に並べましたが、2010/11~2018/19までのスタメンセット数一覧。2019-20シーズンはサボっていたのでありません💦
第1セットは第1セットスタート時のスタメン。合計は各セットスタート時のスタメンセット数合計で、途中出場を含む選手毎の出場セット数とは異なります。リベロのみ出場セット数。
コートに立つ選手の中で、WS・MBは2人ずついるわけですが、表裏どちらにどのような選手を置くのかはチームの考え方によると思います。おそらくそれぞれの選手の得意不得意その他色々組み合わせも考えた上だと思いますが、その辺りも面白いです。スタメン固定型のチームや、勝利していてもメンバーを変えてくるチーム等。どちらが良いとか悪いではなく、それもチームカラーでしょうか。とはいえ、基本負けが続くと基本メンバーを変更していくチームは多くなる傾向があります。







<助っ人さん>
助っ人さんのチーム貢献度比較で助っ人さんアタック使用率を見てみようとしたまでは良かったのですが、WSとOPだとレシーブ負担具合が違い過ぎるしレシーブ本数も見てみたい(私は基本ポジションWS好き)。アタックだけでなくサーブやブロックでの貢献度も気になる等々。気になりだすと終わりません。ジェイテクトのカジースキ選手の2017/18はWS51セットOP27セットの方が近いと思いますが、50、28計算です。手抜きでゴメンなさい💦助っ人さんというよりもOP比較に近くなったので、出場機会の多かった日本人OPも一部含めました。



<2007/08~2019-20シーズン助っ人さん一覧>
抜けがあったらごめんなさい💦生年月日順です。

<サーブ効果率一覧>
レギュラーラウンド個人技術集計表TOP15名のみの比較。本当は全選手見た方が正確な順位が出ますが、公式さんに期待。旧方式と新方式でどれ位違いが出たのかの参考程度に。ピンポイントなファンにつき、2008/09~2019-20シーズン男子のみです。旧方式→新方式、新方式→旧方式両方作成してみました。
現在公式で確認できる第6回Vリーグ以降では、現在の計算方法でのサーブ効果率TOPは第7回Vリーグのサベリエフ選手で22.5%、旧方式の計算方法でのサーブ効果率TOPは西田(有)選手で24.5%。サベリエフ選手はサーブミスも少なかった模様。


チーム内でミスを恐れずサービスエースを狙って行けと言われる選手もいれば、極力ミスを減らして相手を崩せと言われる選手もいるでしょうし、一概にサーブ効果率だけでは測れない部分もあるとは思いますが、上位に入る選手は毎年のように上位なので、やはり選手によりサーブの得手不得手はありそうです。旧方式はサーブミスを計算式に含めないため、ジャンサ組が上位に来る印象。
<数字小ネタ>
私は攻撃パターンとしてのバックアタックが好きで、Vリーグの公式記録のバックアタック決定率を、WSとOPで分けてほしいなぁという気持ちから、当時ちまちまと数字計算を始めました。というのも、私が数字計算を始めた年に応援していた選手の所属チームの助っ人さんがお世辞にも優良助っ人さんでは無かったというのが大きいです。強いチームには良い選手がたくさんいて、良い選手がいれば個々の選手の負担は減り、自然と数字が上がるという好循環が生まれます。勿論、誰かひとり--例えば助っ人さん--だけが優秀でも、必ずしもチームが勝つとは限りません。ただ、助っ人さんが優秀で、その選手がチームにフィットすれば強くなるのは確か。2020-21シーズンもアジア枠選手を採用されたチームが多いです。今シーズンは新型コロナウイルスの影響で、例年よりも助っ人さんのチーム合流が遅れたチームもある模様。その辺りがどのように影響するのか読めませんが、例年以上に混戦模様になるのではないでしょうか?
<リーグ開幕待ち企画>
リーグ開幕待ち企画ということで記事タイトルを「数字で読むバレーボール⑤」としましたが、時間切れで「数字を置いただけのバレーボール」になってしまいました💦各チームについてコメントを、忘れたころにでも追記していければよいなと思います。2020-21シーズン開幕前には、間に合えばtwitter ・Facebook・Instagramのフォロワー数推移一覧も作成したい気持ち。


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