マダムヤンのひとりごと

香港が大好き!中国の情報を発信したいと思っているのですが…ごめんなさい!子どもの話題ばかりになっていますね。

漢字の話

2007-01-31 | 中国
高校の国語科の先生がとてもおもしろいお話をして下さいました。

日本語の「美」という漢字。コレは上の部分が「羊」、下の部分が「太い」ということを表しているのだそうです。古代の人は太った羊が宝物のように美しく貴いものだったのですね。
そして「羨」羨ましいというこの漢字。コレは上の部分が羊、さんずいが水=よだれ、欠は欠伸(あくび)=口、を表すそうです。羊を見て、「あれが食べたいなぁ~!」と口からよだれが垂れる・・・い~いなぁ~=羨ましい、となるそうです。

先生の国語のお話は尽きることがありません。現代国語はもちろん、日本の古典、中国の漢文にも精通されていて、高校の教師というよりは『学者』といった先生です。今までに培った知識もさることながら、毎日の研究する姿は見習いたいものだと思います。

さきほど、他の先生方と中国語のスポーツの名前について話をしていました。

足球(ズーチョウ)=サッカー
籠球(ランチョウ)=バスケットボール
排球(パイチョウ)=バレーボール
送球(ソンチョウ)=ハンドボール
棒球(バンチョウ)=野球
網球(ワンチョウ)=テニス
羽毛球(ユーマオチョウ)=バドミントン
壁球(ピーチョウ)=スカッシュ
高尓夫球(ガオアールフーチョウ)=ゴルフ       
などなど。

野球以外は日本でもそう言うんですって

もう一つ、漢字についてのお話。これは今日聞いたので私のなかではとってもレアな話題。

漢字には左右、もしくは上下に分かれていて、右や下(つくり)の部分が性質を表すものもあるそうです。
例えば、「葉」という漢字の下の部分(草かんむり以外の部分)は<薄っぺらな>という意味を表します。左に「虫」を書くと「蝶」、「魚」を書くと「鰈」、「言」を書くと「諜」=ペラペラとしゃべるなどの漢字になります。
「同」という漢字は<真ん中がぽっかり開いている>という意味なので、「水」をかくと「洞」、身体という意味の「月」を書くと「胴」、「竹」を書くと「筒」となります。

最後に一つ、日本にあって中国に存在しない漢字がありました。「辻」です。香港留学中に日本人のクラスメートに「辻さん」がいました。先生方は果たしてなんと呼ぼうかと考えた挙句、中の十をとって(シー*下を丸めて発音します)と呼んでいました。日本では道の交わるところを「つじ」と言い、漢字を見るとその通りの文字なのですが、中国語にはありませんでした。おもしろいでしょ?

子どもの頃、漢字練習をたくさんヤラサレテいましたが、こんなふうに漢字の勉強が出来ていたら、もっともっと漢字に対する理解も深まり、現代国語から古典文学、そして漢文、漢文の国=中国への興味、中国からどうやって漢字が日本に伝えられたのか(アジアの歴史)またその時他の国々ではどんな出来事があったのだろうか(世界史)、よその国ではどんな言葉を話していたのだろうか(多言語学習)、などと思考の世界が広がっていったことでしょう。

ryuryuには、そんなふうにいろ~んな事を勉強して、吸収していって欲しいと(そう自らの探究心で)願っているのだけれど・・・相変わらず甘えん坊の泣き虫くんで困ってしまいます。
4歳~5歳・・・私自身の考えではこの時期が、何かを始めるのにも一番よい時期だと思っているので、何でもかんでもやらせてみたいと思っているのですが、なかなか親の思うようにはいきません。ピアノは去年の終わりから私が教えています、英語は3歳から始めています、空手は3回行きましたが「イヤだ」と言ってもう行かないようです。先週スイミングに申し込みをして来ました、2月から始める予定です。あとバイオリンも習わせたいんだけど・・・子育て、子どもの教育の難しさを感じ始めている今日この頃ですわ・・・
母親の欲望は無限でございます

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