やっとこの時期が来たか?と言わんばかりにもうすぐアメリカの大統領選挙が始まる。今回はヒラリークリントンが立候補する可能性も浮上してきた。その他、オバマという上院議員が出馬を表明した。アメリカの歴史で、いままで起こったことがない事として上がるのが、女性の大統領と白人以外の大統領である。しかも、白人だけでは駄目で、アングロサクソン系と相場は決まっている。要するに、平等とは形上で、本音は根強い差別が大統領選挙に存在している。はっきり言って、申し訳ないが、仮にこの二人が立候補したとしても、落選してしまう可能性が大である。なぜならば、出来レースだからだ。他に例えば、アングロサクソン系の人間が立候補したとしたら、まずこの二人は太刀打ちできないだろう。一昔前のハリウッドの世界みたいに、大統領選挙はこのようなことが残っている。アメリカは人種差別は御法度で法律に触れるが、実際問題、他の人種がトップになる事はどんなことがあっても許さない、いわば矛盾した国である。万が一、他の人種が大統領になった場合、アメリカは他の人種を認めた事になり、その大統領が自分と同じ人種を社会的に優遇する可能性があると懸念している。実際問題、アメリカにおける移民に対するグリーンカード・市民権の発行割合は、白人が圧倒的に多いのも事実である。名目上、アメリカにとって有益になる能力を持つ人間に対しては優先的にグリーンカード・市民権を発行すると言っているが、その辺も疑問である。じゃあ、逆にそんなに白人は能力があるのか?というとそうでもない。むしろ、他の人種の方がスキルや能力を持っている。
まあ、要するに、白人が一番でないといけない国なのである。
私自身、アメリカに留学していたが、実際の所、嫌な面も沢山見てきた。アメリカ人は自分たちが一番だという認識があるのか、態度も傲慢である。人にもよるが、アメリカが世界を動かしているとか思っている右よりの思想を持っている人間は特にそんな傾向がある。