Stroganoff

カレー嫌いのそこのあなたへ

自分の在り方

2005年11月08日 01時21分56秒 | Weblog
 新人研修のAssisstant Instructor(以下、AIと略)として今年4月から9月末まで仕事をしてきた。人を成長させるという理屈だけでは達成できない仕事だったからこそ、大きな気づきを得ることができた。それは「自分の在り方」に関してである。

 仕事においても普段の生活にしても、今まで他人の存在は割と薄くて利己的な方だったと思う。しかし新人研修インストラクターとして新人の成長のために必要な姿勢は「この新人にこうなって欲しい、そのために自分はこう在らなくては」という意識を持ち、新人の心に中に入る必要があった。その結果、自分の世界に他人が大きく存在するようになったのである。

 その結果、例えばチームワークの視点からも次のことに気づいた。
 チームにおいて、自分に求められている成果を見定め、それのみを追求する。若いうちは自分の器を広げるために、できる限りの仕事をこなそうと思っていた。当然新人研修の初期においてもその方針で臨んだのだが、一人で何十人もの新人を心から動かすことは到底できなかった。チームとして機能しなくては新人全員を成長させることはできず、個人としてはチームで必要とされている要素かつ自分が得意とすることに専念した。当たり前のことだが、人間、その瞬間においてジェネラリストとしては存在し得ないのだ。

 また、自己成長という視点でも今回ほどスキル不足を痛感したのも未だ無いことだった。それは自分の成果の主語を新人の成長におくことで、決して生ぬるい自己満足の世界で終わることができる話では無かったからだ。つまり、自己満足するハードルを無理やりにでも引き上げなければなたなかったのである。そんなマインド面での変化の結果、表面上のスキル面でもかなりのレベルアップになったのだからあの苦しんだ時間も無駄では無かったので嬉しい。
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