黒猫チャペルのつぶやき

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らぶらぶ

2006年05月12日 | みのりのつぶやき-成長の足跡
 4月の終わり頃風邪を引き、39度の熱を出す。ひどい下痢となり、一時は食欲も落ちてやや体重が減った。表面上はいくら熱があっても普段と変わらず動き回り、全く元気に遊んでいるのではあるが。どうにか風邪が治まって5月の連休は群馬に赴き祖父母宅で過ごしたのだが、向こうでまた熱を出し、今度は突発性発疹との診断を受ける。そんなこんなで父殿母殿ともども、家の中でおとなしく過ごすことが続いた。

 しばらくお休みした保育園に5月9日から復帰。食欲も戻り、7人の仲間と先生たちに囲まれ機嫌よく日々を過ごしている。最も長く一緒に時間を過ごすのが、我がクラスの紅一点、以前も幾度か登場したRちゃんである。Rちゃんは私より6か月近く月齢は上で、言葉の話しぶりも歩き方も私よりずっと勝るところのお姉さまなのであるが、私には実に優しく、親しくしてくれる。

 朝行くと、みんなの中でも私たちの登園時間は一番早いほうで、しばしば父殿に抱っこされた私と、お母様に抱かれたRちゃんと玄関のところで一緒になる。そうするとRちゃんは小さい手をうんと私の方に伸ばし、私の手を握ってくれる。「うきゃあ~」と嬉しそうに挨拶をする。部屋に入って遊び始めると、何かと私の後について色々と気遣ってくれる。先日私が、お気に入りのトラックにまたがってドライブ気分を味わっていたら、Rちゃんがやってきて車を引っ張って動かしてくれたから、見ていた父殿、先生皆びっくりした。体重としては変わらないかやや上の私を引っ張るのは相当な力がいると思われるのだが、Rちゃんは嬉々として取り組んでいた。

 Rちゃんの好きな遊びは、赤ちゃんにみたてたお人形の世話である。お人形を抱っこしたり、布団に寝かせてみたり、ミルクを飲ませるしぐさなどをいつも楽しそうにしている。私などはそういった方面には誘われてもほとんど手を出さない。そういった性向もあってだが、先日は私が午前中、疲れてごろりと横になってうとうとしかけていたら、Rちゃんやってきて、私に布団をかけ、背中をトントンと優しく叩いて寝かしつけようとしてくれた。これには先生方も大笑いだった。

 Rちゃんのお母様の談話。家で、Rちゃんに、「お友達、誰がいるの?」と尋ねると、「みのくん!」と元気良く答える。「他には?」と重ねて聞くと、「Yくん、みのくん! Ryuくん、Kくん、みのくん!・・・」
みのくんが3回も4回も登場する。

 今朝もRちゃんは保育園にやってくるなり、先生に「今日は何して遊ぼうか?」と質問され、答えは「みのくん!」であった。

 このところ家の中で過ごすことが多く、私はすっかり甘えん坊になったと言われる。少し放っておかれると大声で人を呼び、抱っこされたがる。基本的によく食べ、よく眠るのだが時により寝たがらず、ずっと遊んでいたくてぐずったりする。父殿は私を寝かしつけるのを、「一種の格闘技だな」と表現している。寝かされた布団からずり上がり、移動しようとし、掛け布団をはねのけ起き上がろうとし、元の位置に戻されても戻されても何度も脱出を試みる。父殿はあっちこっちに移動する私を引っ張っては戻し、抱き上げては戻し、悪戦苦闘する。
「体力の尽きたほうが負けだな。」
と父殿は腕組みをして一人つぶやいている。


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