いつの間にやら春も終わりに近づいている。このところ更新ができていなかったので、取り急ぎ近況の報告などさせていただく。とりとめもない内容になりそうだが・・・しばしおつき合いのほどお願いします。
我が家はそろってお花見好きである。桜の季節になると、何がなし気が浮き立ち、いつお花見に出かけようかと思案する。何、思い立ったら墨田川は歩いて5分だから、おむすびのいくつかもこしらえれば、毎日だってお花見には行かれるのである。そんなわけで、まだ咲き染めのころから、幾度となくお弁当をこしらえて父殿が会社から帰るのを待って、連れだって夜桜見物に出かけた。わけても印象に残ったのは、夕方から電車に乗って訪れた六義園のライトアップされた枝垂れ桜の古木である。大勢の人が見物に集まっていたが、池のほとりに静かな場所を見つけて持参のお弁当を広げ、会社帰りに合流した父殿ともども風情のある庭園風景を味わった。帰り道はやや寒かったが。
4月に入って、なかなかお休みの取れない父殿をチャペルとともに残して、私と母殿とで大阪の祖母殿を訪ねがてら京都見物の旅行をした。今回も青春18きっぷを用いて、往路復路とも丸一日普通列車に揺られての旅である。祖母殿宅に3泊させていただいて、中の2日で金閣寺や竜安寺や円山公園、平等院鳳凰堂などを訪ね、春の京都を満喫した。どこに行っても人が多く、バスに乗るにも押しあいへしあいなのには閉口したけれど、見るもの耳にするもの皆珍しく、母殿との二人旅をたっぷり楽しめた。
この春から4年生になって、私も上級生の仲間入りである。学校にはレインボークラスというのがあって、上の学年下の学年の児童がまじって遊んだり活動したりしているが、これまでお世話される立場だったのがお世話を焼く立場になる。何となく気恥ずかしくも、誇らしい気分である。なお放課後の「学童クラブ」も3年生で終了となったが、引き続き「クオレ」というコミュニティセンターの活動に参加させていただいており、遊ぶ場にはこと欠かない。学童クラブの場合は学校内に分室があったのに対して、少し離れたコミュニティセンターに通うようになったのだけが違いである。あと、クオレではおやつは、出ない。学校のクラスは前年と顔ぶれは変わらぬまま、先生だけが代わった。
猫のチャペルは、この頃、やや太った。始終夜中に起きだして、安眠中の私たちにお構いなく、そこいらを駆け回り、いらぬところによじ登り、ものを蹴倒したり落っことしたりしてやかましい音を立てる。(あんまりひどいときは、ケージに閉じ込める。)甘えたいとき、腹が減ったときは、すりよって来てしきりにミャーミャーと鳴いて何事か訴えるように話しかける。眠る場所は定まっておらず、その日の気分によりマッサージチェアーの上だったり、ケージの上だったりコタツの中だったりするが、特に寒い日には父殿の布団にもぐりこんで足元に丸まって寝ていることが多くなった。時折何を思ってか父殿の足指をかじったりするので、油断がならない。
父殿がこのところレンタルのDVDをひんぱんに借りてきて、結構いろいろな洋画を見た。「E.T.」はたいそう良かった。ことにラスト近くで少年たちが自転車で逃げるシーンがわくわくして、何度も繰り返し見た。ハリーポッターのシリーズも大好きで様々見たし、「リトル・ランボー」というのも面白かった。「ウォルター少年と夏の休日」という映画も良かったが、「ペーパームーン」という随分古い映画(白黒であった)のティータム・オニールという少女の演技が実に秀逸で、これも何度も見た。そのあと「がんばれ!ベアーズ」というのも借りてきてもらって今度はカラーで、やや成長したティータム嬢に接した。普段見るテレビ番組などに比べるとずっと奥の深いように思える、様々な映画にも心を惹かれるようになったこの頃である。
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