黒猫チャペルのつぶやき

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清流の憩い

2009年08月24日 | みのりのつぶやき-旅行
 お盆の15日は早朝より東武鉄道、わたらせ渓谷鉄道を乗り継ぎ、足尾の山中に遊ぶ。母殿のご友人が多く参加する「わたらせアートプロジェクト」の参加作品を見て回るのが目的であるが、私としては無骨な古めかしい鉄道に乗れることそれ自体が楽しい。足尾では澄み切ったわたらせ川の清流に足を踏み入れて大いに涼を味わった。日が暮れるまでたっぷり見物し、さらに上毛電気鉄道に乗って前橋で祖父殿に迎えられて車で祖父母宅に着くまで、長い長いローカル線の旅を一日満喫する。翌日は高崎に大叔父殿の個展会場を訪れ、お菓子をいただきながらいっぱしの鑑賞家のように作品を見てまわり、「みのり、これが好き」などと批評してみせたりした。お蕎麦をご馳走になって、電車で帰宅。夜、公園で花火をした。

 この旅の疲れが出たか、翌日発熱した。はじめは37度台で咳が多少出る程度だったが、家に帰ってから38度、39度と進み、さすがに食事も満足にできずせいぜいブドウや桃を少し口にしてあとはジュースをいただくのみ。夜中幾度も、父殿母殿を起こしては、「のどかわいた!オレンジジュース!」「ブドウジュースがいい!」などと威勢良く命じては、喉を鳴らして飲むとばったりとまた眠りにつくことを繰り返す。結局ほぼまるまる一週間保育園はお休みし、母殿にたっぷりと甘えて過ごした。

 週末には熱も下がり、お医者さんでももう大丈夫でしょうとお墨付きをいただき、帰ろうとしたら医院の2,3軒先の家が火を噴いて燃えていたので驚いた。窓から狭い商店街の上に勢い良く炎を上げていたかと思えばたちまち屋根の上からも噴き上げ、もうもうとした煙はあたり一面の空を覆う。消防車もなかなか入って凝れぬ道で、やたらに大勢の人が右往左往して走り回る。家に帰る道を探すのも容易ではなかった。後で見にいったら結局古い民家が3件、ほぼ丸焼けになっていた。

 日曜日、久しぶりにバイクでお出かけ。母殿の後ろにすっかり慣れたスタイルでちょこんと乗っかり、心地よい加速を余裕を持って楽しんだ。足立区の舎人公園にバイクを停め、グラスゲレンデのそり滑りを炎天の下で繰り返し遊んだ。お昼は近頃すっかりお馴染みになったお鮨屋さんでおなか一杯食べて、帰宅してゆっくりお昼寝。

 夕食後吾妻橋の区役所前広場まで出かけて盆踊りを見物。父殿と一緒に踊りの輪に入ってみたり太鼓を打つ若者の姿に見とれたり。帰りドーナツを買っていただいて桜橋の上で食べて、夏の夜の快これに極まれりというくらいの楽しいひとときであった。


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