その18:プエルトサンホセ3 逆ナンパされた

2007年11月05日 | グァテマラ:プエルトサンホセ
3日目。朝、6時に宿をチェックアウト。
7:45くらいのバスに乗らないとアンティグアまで帰れない(本数が少ない)。

その日も曇ってたけど、最後に「やっぱり海を見ていこう」と海岸まで歩いていく。
途中、地元のガラの悪そうな若い男2人女1人がいたので、関わり合いにならない様、「寄るんじゃねぇオーラ」を出す

が、女が歩いているオイラの横に来て何やら話しかけてくる。
「どこ行くの?」と聞いてきている模様。

片言のスペイン語と英語で「海に行くんだよ!」と答える。
女はニコニコと「プラージャ」を連呼する。
オイラは「ブラジャー」のことだと思って^_^;、相手の胸を指して「ブラジャーがどうしたんや?」と日本語で聞く。

あちらは、まだ「プラージャ」と言っている。
そこで、わかった「playa:海岸」の事だ
「シー、シー(わかった、わかった)。プラージャだな?」と海の方角を指して言うと、女は満足そうにニッコリうなづいた。



結局、そのまま女は海岸まで付いて来て「ここに座りましょう」とこっちの腕を引っ張る。
かなり警戒しながら(特に貴重品)、女と会話する。

女は、砂浜に花の絵を書いて「Rosa」と名乗った。「Rosa・・・・」あー、ローズ(薔薇)か。
20歳のシングルマザーで2人の子供がいるという
こっちも自分の名を名乗った。

その後、だんだん打ち解けてキスをして、服を着たまま抱き合って砂浜で寝転んだ
でも、まだこちらは警戒を解いていない。

しかもバスの時間が迫ってるので、こんなことしてる場合じゃない。
お腹も空いてたし、とりあえず近くの食堂に行き、「好きなものを頼んでいいよ」と彼女に言う。

ロサは遠慮して恥ずかしそうに首を振って「要らない。あなたが食べて」とスペイン語と英語混じりで訴えてくる。
それでも、ビールを勧めると嬉しそうに飲んでいた。

どんどんバスの時間が迫ってきたので、「もうすぐバスに乗らなきゃならない。だからもうバイバイだ」と言うと、ロサは「私も一緒にアンティグアに行く!」だと。
「あのなー、お前、子供が家にいるんだろう?どうすんの?」
「ママがいるから大丈夫」とのこと

「着替えてくるからここで待っててね」と、ロサは家に一旦帰った。

どうやら金目当てではないという事はわかった。この先、この娘と一緒に行動したら語学力は上達するだろう。
だけど、やはり貴重品の管理には、かなり注意を払わなければならないだろう。
そして、そのうちいわゆる「そういう行為」をしなきゃならなくなるだろう。
正直言って、ロサは体臭がキツかった それと病気が怖かった。

10分、考えながら待ってみて答えは出た
「逃げよっと」

道路まで走って、そこにきた車をヒッチハイクして(ちなみにお礼に10ケツァル払った)バス停まで急ぐ
エスキントラ行きのバスが来ていたので、それに飛び乗る。
「早く出ろーーー」と念じる

バスが発車した時はホッとした
「バイバイ。プエルトサンホセ」
ロサ、楽しい思い出をありがとう


☆プエルトサンホセでは一人の日本人も見なかったので、気分が良かった(^_^)

◎写真はロサと一緒に食べた、魚のフライとグァテマラビールのガジョ(Gallo)。




その17:プエルトサンホセ2 昨日のオッサン

2007年11月04日 | グァテマラ:プエルトサンホセ
プエルトサンホセはグァテマラの太平洋岸の街である。

2日目。せっかく海を見て気分転換をしたかったのに、雨季の為(この時6月)、朝から空はどんよりと曇っている
海は季節外れの「日本海」といった風情だ。

この街には自転車タクシーが走っていて、3ケツァル(45円くらい)で乗れる。中々のんびりしていて楽しい
『地球の歩き方』に特産品として「鮫の歯」を加工したものがあるというので、自転車タクシー(以下、自タク)に乗ってそれを探し求める(お土産用)

見つからない。自タクのお兄ちゃんも、道行く人に聞いてくれたがわからない。
とそこに自転車に乗ったオッサンがやって来た。
「どこがで見たことあるオッサンだな?」と考えてみると、あ、昨日俺のことを「フールマン」呼ばわりしたオッサンじゃん。
向こうも、こちらを覚えていた。

オッサン、昨日はただの酔っ払いだったのに、今日は制服を着てパリっとした感じ。
なんとなく警官っぽかったので「アーユーア ポリスマン?」と尋ねると「Yes」と答えた。

オッサン、この日はシラフだけあって(しかも警官だし)、しっかりと鮫の歯を扱っている店を案内してくれた

でも、どの店においてあるモノも、加工もしてないしニスも塗ってない。
「鮫の歯」そのもの。
結局、むき出しの「鮫の歯」を3つと、鮫オイル(ウィスキーのポケット瓶入り)を2本買う。計105ケツァル。間違いなく足元を見られている値段だけど、なんとなく楽しいから、いいや
ちなみに、鮫オイルは「喉に効く」とのこと。

それにしても、アンティグアでは路上喫煙していても、誰も「タバコくれ」と来なかったのに、この街では笑顔で「くれ~」と話しかけてくる(^。^)y-.。o○
プエルトサンホセの人間が気安く、人懐っこいのか?それともアンティグアの人がプライドが高いのか?
オイラはこの街の方が相性が合うな~
宿に戻る。ちなみに泊まった宿はプール付き。
でも、曇ってたから泳がずに、そこで遊んでいる家族連れをボーっと眺める

余談だけど、この宿に泊まってから、身体中をダニに刺された。パッと見は綺麗な宿なのに。
まー、これも経験だい!

その16:プエルトサンホセ 「ヘイ、フールマン!」

2007年10月30日 | グァテマラ:プエルトサンホセ
プエルトサンホセに行った当時の事について、携帯のメモに残ってることを少し書いてみる。

とりあえず、オテル(Hotel)パンチョイからバス乗り場まで、トゥクトゥクに乗って10ケツァル(トゥクトゥクは10ケツと決めていた)。
グァテバスでアンティグアからエスキントラまでが6ケツァル
エスキントラからプエルトサンホセまでが10ケツァル  1ケツァル=約15円(2005年当時。今は知らないけど。)



グァテバスは「グァテマラゆらゆら滞在記」に書いてある通り、日本だと通常2人掛けと考える座席に、普通に3人座る キツいが郷に入れば郷に従えだ。

途中、乗り換えのエスキントラでは降りる場所と、次に乗る場所が離れていた(5分ほど歩いた)。
歩いているオバちゃんに場所を聞くと親切に教えてくれた。
おかげで、スムーズに乗り換えできた。ありがたいものである。


のどかな風景を眺めながら、無事にプエルトサンホセに着いたけど、泊まる予定にしてた宿が見つからない。
しかも雨季なので、すさまじいスコールが来る
すさまじい。
笑う。

傘も差さずに、とにかく水溜り(というか、川みたいな状態になった道)を、じゃぶじゃぶ歩く。
するとそこを通りかかった地元のオッサンが、「ヘイ、フールマン!」と声を掛けてくる(この時意外に思ったんだけど、英語なんだよね)。
「フールマン」って「馬鹿男かい!」

でも、その時は怒る気力もなかった。
その、オッサンに宿名を伝え「どう行けば良いんだ」と聞いた。

オッサンは「レフト」「ライト」「ストレート」等英語を使ってくる。
こちらがスペイン語を使おうとすると、あちらは「わからない」という意思表示をする。



そのオッサンは、屋台のハンバーガー屋を紹介してくれた。
ハンバーガー屋は、正確に宿の位置を教えてくれたが、その際、「教えたんだから、商品を買っていけ」と言う。
仕方なしに、売り物の不衛生なハンバーガーを購入。

着いた。パスポートを見せて、「2泊するからヨロシク」と宿に伝える。

さー、時間は夜7時だよ。
腹、減ってるよ。でも外に行く元気ないよ。

「あ、ここにさっきのハンバーガーがあるじゃん。
俺の胃はこんなんで壊れるほど、ヤワじゃないわ!」とかぶりついた。
美味い!!

今までに食べた、ハンバーガーの中で一番美味かった。
本気、美味いって!
次の日、「同じのを作ってくれ」って屋台に行ったからね。
それくらい美味かった!


◎プエルトサンホセは、スペイン語よりも、片言の英語の方が通じる!!!
これ本当。

旅行初心者にとっては、面白い発見だったけどね(^O^)

☆写真は、雨季のプエルトサンホセの海岸。