その7:ハンバーガーが買えない

2007年09月23日 | アトランタ
翌朝4時起床。寝た気がしない。頭がボーっとする。
飛行機が10時半ごろ発だから、そんなに急がなくてもいいのだろうけど、心配性&旅慣れてない身の悲しさから、出発準備する。

ロビーに降りると他にもバス待ちの宿泊客がいたので少し安心。フロントのおじさんが新聞をくれる。でも、読めるわけがないので読んでるふりをする。

ホテルに来る時と違い、あっという間にバスがやってくる。
昨日は外を見る余裕がなかったけど、この日は「アトランタの道路ってきれいだな」と思った。
アメリカだな~。

時間がまだまだあるので、空港内を隅から隅まで歩き回る。しかし、アトランタの空港は広い。本当に広い!どこがどこだかわからなくなる
歩いてるうちにお腹が空いてきたので、ハンバーガーショップに立ち寄る。4番のセットが食べたかったので、指をさす。
しかし店員はなにやら「NO」の意思表示をしている模様。
「ナンバー4」とか「フォー」とか「フォース」とか色々言ってみたけど通じない。
意地の悪そうな店員に「スパニッシュ?」と侮蔑した表情で聞かれる。「ノーノー、ジャパニーズ」と答えるが、思いっきり無視されて結局購入できず(後ろに他の客が並んでたしね)。
ハンバーガーすら買えない自分に腹が立って泣きたくなる(実際、涙目になった)

数日後、他の日本人と会話してわかったのだけれど、あの4番のセットはモーニングには扱っていない商品だったみたい^^; 納得。

そろそろ出発時間が迫ってきたので、それらしい場所に(笑)、行ってみる。
カウンターがあったので列に並んでいると、空港職員が「おい、何をやってるんだ!」という感じで近づいてくる。
チケットを見せると職員は少し呆れた表情で、「付いて来い」と手招きをしてくれる。
さっき並んでいた所からだいぶ離れたところに連れてかれる。職員は「ここだ。わかったか?」と別の行列の前で、僕を置いていった

その後、どうやって飛行機に乗れたのか覚えていない。ハンバーガーを買えなかったショックを引きずっていたから
次の記憶は、グァテマラへ向かう飛行機内での軽い「いざこざ」^^;

とにかく肉体的精神的にヨロヨロ状態でアトランタを後にしたのでした

その6:ほぼ素通り、アトランタの夜

2007年09月20日 | アトランタ
ホテル『ラマダイン・アトランタエアポートサウス』。

フロントで「(タバコを見せて)ファイア プリーズ」
すっごく愛想の悪い、黒人のお姉ちゃんがマッチをくれる。

エレベーターに乗って2階へ。
部屋に入って、思ったこと。「ボロい」
まるでアメリカ映画に出てくる部屋のようだ(笑)
まず、床に空き缶が落ちている。風呂場のシャンプー(小袋タイプ)は、封が切られて使い切った状態で放置されている
どうせ、寝る為だけの宿だから構わないけど。

今回の旅の目的地はグァテマラなんだけど、ここに20時チェックインで、明日の午前中の便で向かわなければならない。

立て続けにキャスター3mgを5本吸う。「うまい!
けど、帰国した4ヶ月後にはタバコの好みが変わって、キャスターを全く吸わなくなるんだから不思議なもんだ。
夜ご飯、日本から持ってきた、煎餅『雪の宿』とコンビーフの缶詰をミネラルウォーターでいただく。

シャワーを浴びて、4時に目覚ましをセットしてベッドに横になる。
そうそう、このホテルも良いところは3つあった。
ベッドが馬鹿でかいこと。部屋が無駄に広いこと。静かなこと。だから、不満はさほどない。
3つ星ホテルだよ(笑)

TVをつける。アメリカだったら、Hな番組がバンバン放送されてるだろうと思ったんだけど(^_^;)、逆に規制が強くて、そういう番組は地上波ではやってないみたい。少し残念(笑)
チャンネルを回すと「料理の鉄人」をやっていたので見る。しかしこの番組を見るアメリカ人は、審査員の「高田万由子」を何者だと思っているのだろうか?
女優でもないし。東大出身の少し美人なだけな存在。
故景山民夫を見られたのは少しうれしかった。
あ、あと「犬夜叉」やってたよ。興味ないけど。

そのまま、グーーーー

その5:アトランタのやさしい黒人のおじさん

2007年09月16日 | アトランタ
アトランタに到着。
入国はスムーズにできた(入国の際、眼球の写真を撮られた。かなり厳戒態勢)。心配していた荷物もなくならずに済んで無事に受け取れた。

ただ、タバコが吸いたい。成田でライターを捨ててきたので火がない。
空港内の売店にはタバコは売っているが、ライター、マッチは一切置いてない。やっぱりテロの影響なんだろう。
機内では二コレットを噛んで凌いでたけど、まさか空港で手に入らないとは

考えがまとまらない。だけど、とにかく横になって休みたいので、ホテルの送迎バスの発着場所まで行く。
しかし、なかなか予約を入れておいた『ラマダイン・アトランタエアポートサウス』のそれが来ない。他のホテルのバスは、次から次へとじゃんじゃん来るのに。
くたくたになって、もう一刻も早く休みたいのに来ない

周りにいる外人に聞いてみるが、要領を得ない(こちらの英語のせいだと思うが)。
疲労困憊して、「もうタクシーに乗っていこうかな?事件に巻き込まれてもいいから」と思っていたところ、 黒人のおじさんが「どうした?日本人」といった感じで、話しかけてきてくれる。「ラマダのバスが来ないんだ」と最後の力を振り絞って説明すると、「あそこにある電話を使え」と教えてくれる
なるほど。電話が2台並んでいて色々なホテルの番号が書いてあり、無料で通話できるようだ。

この、いかつい黒人のおじさんが天使に見えた

早速ホテルに電話。「ラマダなんとかかんとか」と声が聞こえたので、「ノーシャトルバス。アイムタイアード」と言うと、「ホワット?」と聞き返される。
「だーかーら、ノーシャトルバス。疲れてんの!」と日本語交じりで破れかぶれに答えると、「ブチン。ツーツーツー・・・」。
切られた

再度電話をする前に、冷静に、話す文章を考えてみる。
「アイムジャパニーズ。アイ ウエイト バス。OK?」これだ!
2回目はこの文章だけ言って、とにかく待つことにした。
約10分後、バスがやって来た。

日本の自宅を出発してから、24時間以上かけてやっと、『ラマダイン・アトランタエアポートサウス』にチェックイン。
現地時間で20時ころだった。