滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2023.05.21 高島トレイル/乗鞍岳から赤坂山・大谷山@サラサドウダン祭り開催中

2023-05-21 22:51:39 | 滋賀湖西の山と滝(比良以外)

2023.05.21[国境09:06〜10:25乗鞍岳10:2612:01黒河峠12:32三国山分岐12:4212:59明王ノ禿13:15赤坂山13:22粟柄越14:03寒風14:26大谷山14:2714:38眺望尾根14:42展望コース分岐15:17石庭登山口15:1916:10JRマキノ駅](距離22.57km 累積標高1270m)

 

先月、野坂岳からマキノ高原まで歩いた時、明王ノ禿から見た乗鞍岳方面の稜線が鉄塔が建ち並ぶものの魅力的に見えた。また寒風から粟柄越間をまだ歩いていなかったので、今回はこれらを結んで歩こうと思って出発。

国境でバスを降り、ゲレンデを登る。ハナニガナの黄色い花しか咲いてない。登山道になっても花はほとんどないので、ひたすら汗をかきつつ登ることに専念。
思いのほか早くから現れた新緑のブナ林に入ると暑さも和らぎが気持ちいい。

尾根に乗るとサワフタギ?やタニウツギなどの木々があるが、まだまだほとんどがツボミ状態。
乗鞍岳が近づくとサラサドウダンが徐々にたくさん見られるようになってくる。わたしの大好きな花のひとつなので、テンションが上がってくる。どの木もたわわに花を咲かせており写真撮影に夢中になる。

乗鞍岳からはブナ林が美しい。特に尾根の福井県側に道が回り込むところは大きなブナも多く、これまた写真撮影に夢中になりなかなか先へと進めない。
大きな木を見ると抱きつきたくなるのだが、夜に雨が降ったのだろうか、幹が濡れて黒くなっている木が多い。

美しい尾根なのだが、時々現れる鉄塔には興醒めしてしまう。切り開かれているので展望は良いのだが、きょうは霞んでいるため遠くまでははっきり見通せない。

黒河越からはベニドウダンツツジが現れ出す。でも小ぶりなものが多く、色も悪い気がする。
谷を渡る箇所でようやくランチ。以前は広く切り開かれてベンチのあった場所だが今はもうその面影もない。

明王ノ禿が見え、道が登りに転じるとサラサドウダンとベニドウダンツツジの共演。ベニドウダンツツジの花も大きく色鮮やかだ。圧巻と言ってもいい。青空と明王ノ禿を背景にこれらを写真に収める。

ところでドウダンツツジ属はツツジ科の植物だが、いわゆるツツジ(キリシマツツジやミツバツツジ、サツキ、シャクナゲなど)とは似ても似つかぬものに見える。
Wikiから引用すると「ツツジ(躑躅、映山紅)は、ツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属の植物の総称である。ただしドウダンツツジのようにツツジ属に属さないツツジ科の植物にもツツジと呼ばれるものがあるので注意が必要である。」とある。わかったようなわからないような......

朝から曇りがちだったが、ここに来て太陽が連続して顔を出し続けるようになる。
明王ノ禿、赤坂山は多くの登山者で賑わっているので通過。先日は強風のためどちらも通過した。いつも通過する。

さてきょうはマキノ駅15時50分発の電車に乗って帰りたいので、粟柄越からマキノ高原に下りるのが賢明だが、先日も歩いたばかりだし、この先の尾根はまだ歩いたことがなかったので、先に進もうと思い、時間を計算する。
大谷山から石庭に下り、その後駅まで歩く想定をするとコースタイムの50%程度で歩けば可能だ。まだ足に疲れは感じていないので行けるだろうと考えたが、石庭までは想定時間で下りられたものの、その先駅までが思い通りにいかない。
Google先生の計算だと石庭からマキノ駅まで49分。これを小走りなら30分で行けるのではないかと頑張ったが、途中でこれはしっかり走らないと無理だということがわかって、諦めてノンビリと駅に向かう。

 

スタートは国境スキー場ゲレンデ登りから
暑くていきなり大汗をかきます

 

咲いている花は少なめ
目につくのはハナニガナばかり

 

主稜線にたどり着くまでに早くもブナ林のお出まし
ブナ林に入ると空気が違います

 

大きなブナこそないものの、スラッとスタイルのいい木が多いブナ林です

 

サワフタギですか?
まだほとんどがツボミ状態です

 

どっしり枝ぶりが見事なブナ
一周回ってごあいさつ
気に入りました!

 

たまにポツンとオオバキスミレが咲いています
もう終盤だと思います

 

パックンチョ
何を狙っているのでしょうか
歯はなくても目が欲しいところです

 

パックンチョの木を角度を変えて見ると......
何に見えますか?
木の巣?苔に包まれた木のひなが眠っているような

 

竹生島が見えますが、相当かすんでいます

 

朝露に濡れたツクバネソウ
他になかなか咲いているものが見つかりません

 

乗鞍岳に近づくにつれサラサドウダンが多くみられるようになってきました

 

可憐だなぁ
大好きな花のひとつです

 

スタート地点の国境スキー場が見えています

 

いっぱい咲いてます
ちょうどいい時期だったようですね

 

これはことさら赤色が鮮やかで美しい

 

乗鞍岳到着
すぐ横に無機質な建物があるのですが何?

 

サラサドウダン撮影でなかなか足が先に進みません

 

時々開けて鉄塔が建っています
元はブナ林だったのだろうか?

 

アズキナシですか?
ツボミばかりですが、たまに開いているものも

アスファルト道を行くとすぐに車道終点になります

 

車道終点広場にはまだまだスミレがたくさん

 

再び山道になると美しいブナ林が広がっていました

 

白い花びらが地面にたくさん散っていますが、ブナの花じゃないし、なんでしょうかね

 

これもアズキナシ?

 

ときどき敦賀の街と湾が望めます
左奥は西方ヶ岳

 

少しの間途切れましたが再び美しいブナ林の中の道となります

 

ここの雰囲気が一番好きでした

 

シライトソウは咲き始めたばかり

 

黒河越を過ぎるとタニウツギがたくさん見られ、咲いているものも多くなってきました

 

ベニドウダンツツジの木が徐々に多くなってきました
でも花は小さめ

 

明王ノ禿が見えてくるとサラサドウダン、ベニドウダンツツジに埋め尽くされると言ってもいいほどたくさん咲き誇っていました
奥は赤坂山

 

赤坂山と明王ノ禿をバックに

 

写真ばかり撮って進めません

 

同じようなものばかり
明王ノ禿はたくさんの人でにぎわっているのでしょう
声が聞こえてきます

 

ベニドウダンツツジの花もこの辺りのものは大きく見栄えします

 

たわわに咲いてます
ドウダン系ツツジの共演見事です

 

明王ノ禿から赤坂山
明王ノ禿は数十人の人で賑わっているため、写真を撮るだけで通過

 

明王ノ禿から乗鞍岳方面

 

明王ノ禿からマキノを見下ろして

 

モアイ像風の岩
奥は乗鞍岳

 

苔が綺麗だったのでパシャリ

 

赤坂山から粟柄越までの間はオレンジ色のレンゲツツジが目立ちます

 

もぐら
あれ?逃げない!と思ったら死んじゃっていました
先ほどまではまだ生きていたんじゃないでしょうか

 

赤坂山を振り返る
右のガレは明王ノ禿

 

寒風方面の稜線
気持ちのいい高原が続きます
でも花はあまりないですね
ミツバツチグリ、ハナニガナ、オオバキスミレなどの黄色い花ばかり

 

マキノを見下ろして
メタセコイヤ並木が見えています

 

時折尾根の右側に回り込んで樹林帯に入りますが、ほとんどがこんな感じで開放的な道です

 

オオバキスミレ

 

牧草の束のように見えますね

 

メタセコイヤ並木がよくわかります
逆さメタセコイヤ並木が水田にうつっていますね

 

大谷山付近から寒風を振り返って

 

オォタ〜ニサ〜ン、到着です

 

下りは急いでいたので写真はほぼ撮らずでした
この木だけは特徴的だったのでパシャリ
もうすぐ石庭に下り立ちます

 

いくら小走りでも15時50分の電車に間に合わないとわかったので、メタセコイヤ並木を観光がてら通ってのんびりと駅に向かいます

 

メタセコイヤ並木、あんまり感動しないんですけどね
人工ですからね、自然に生えてりゃそれはすごいですよ
と言いながらも写真撮ってます


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