滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2024.04.28 湖西/大御影山@陽光と春の花に包まれて(前編)

2024-04-28 20:36:08 | 滋賀湖西の山と滝(比良以外)

2024.04.28[ビラデスト今津08:03〜近江坂分岐〜11:33大御影山11:54〜近江坂分岐〜14:50ビラデスト今津](距離14.26km 累積標高725m)

 

今回はヤマレコのみなさんのレコを見て急に行きたくなって即行動の大御影山歩きです。
天邪鬼な性格なのでみんなと一緒は嫌なんですが、今回は素直です。(途中気になる地形があって登山道を逸れましたが...植林地で池があるだけで残念でした)
箱館山周辺、淡海湖、平池周辺は中学生の頃に歩いたことがあるので、今回ここを歩くことで高島トレイルと赤線を繋ぐこともできるという理由もあってのことです。

実は45年ほど前に平池近くでエビネを見つけて持って帰ったんです。
当時はビラデスト今津の施設はなくて平池は秘境でした。
中学の理科の夏休みの課題として植物採集(30種以上の標本を作ること)があって、これに300種を超える標本を作ったら、これはすごいと府立植物園での植物作品展に出品してもらい、京都府知事賞という最高賞をいただいたことがありました。
その時にこの箱館山や平池でも採取していたんです。そしてエビネをここで見かけて標本用に採取するつもりだったのですが、まだツボミ状態だったのでそのまま持って帰って花が咲いてから標本にしようと思ったわけです。
しかし結局エビネは標本にせずそのまま鉢植えで育てたんです。今年もそのエビネが実家で花を咲かせています。(最後の写真/少し前でツボミ状態ですが)
いずれも随分と昔の話であって、この頃は植物の採取は普通に行われていたことでしたし、またエビネも珍しいわけでもなかったんです。

今回は花を見ることと写真に収めることを目的に歩いていたので、立ち止まってばかり、わきに外れてばっかり。地図も時計も見ずにひたすら花を楽しんでいたので、山頂までは距離があったにも関わらず、「あれッもう着いたの」という感じでした。
肝心の花はやや遅かったように思われました。トクワカソウ、イカリソウ、カタクリ、シャクナゲなどは最後に滑り込みセーフといった感じ、イワナシ、バイカオウレンは本年度の営業終了。
でも若葉、新緑は最高にいい時期だったのではないかと思います。ブナがすごく生き生きと感じられ、あらゆる種類の木々の若葉も産毛を生やして、虫にかじられることもない汚れのない姿で、精一杯背伸びをして陽の光を浴び、生命感が満ち溢れていました。

 

平池(ダイライケ)
もちろんカキツバタの姿はまだ見えませんでした

 

登山口までの道沿いにはムラサキケマンがいっぱい

 

カキドオシもいっぱい

 

カキドオシ
これは帰りに撮ったんですが、今回は時系列ではなく、同じ花の写真は、場所や時間に関わらず、並び替えまとめて投稿しています

 

植林地の下には何もないと思っていたら
こんな世界が広がっていました

 

タニギキョウは少しだけ

 

沢沿いにはチャルメルソウ

 

チャルメルソウ
真ん中の子がかわいい

 

ニシキゴロモは5枚撮ったんですが、なぜか後の4枚はピントきてませんでした

 

サンインシロカネソウありました!

 

サンインシロカネソウ
マクロレンズじゃないので、クローズアップレンズを装着するんですけど、こんな程度の大きさでしか撮れないんです、残念

 

サンインシロカネソウ
マクロレンズ欲しいなぁ

 

サンインシロカネソウ
でもレンズ交換邪魔くさいし重いしねぇ

 

サンインシロカネソウ
おまけにファインダーを覗いてしかよう撮影できないんです
なのでローアングルが苦手です

 

サワハコベですよね

 

イロハカエデ
足元には数々の花が...見上げると眩しい新緑が...遅々として進みません 

 

イワカガミ
このコースはまさにイワカガミロードです

 

イワカガミ
紅色から淡ピンクまで色々楽しめます

 

イワカガミ
白花もあとで紹介します

 

ヒメワラビですかね

 

イワカガミ
花の裏側から見てもかわいい

 

イワカガミ
君の瞳にはどんな世界が見えているのかな
同じ高さの目線で... 

 

トキワイカリソウ
わずかに咲き残ってくれていました

 

ウリハダカエデ
若葉は裏から逆光で見上げるのが正当な愛で方

 

エンレイソウの季節は終わりです
結実しています

 

竹生島と伊吹山
やっぱり春霞

 

サルトリイバラ
藪漕ぎでは目の敵にされるサルトリイバラですが、こんなにかわいい花を咲かせるんですよねぇ 

 

サルトリイバラ
藪漕ぎでももう決して踏みません

 

この産毛がなんとも言えませぬ

 

眩しさマックス

 

ミツバツツジ
このコースでは数少なかったです

 

シャクナゲ
今年は大裏年

 

シャクナゲ
それでもって花はもう萎れてきていました

 

シャクナゲ
来年に期待しましょう

 

シハイスミレもコース全般にわたってポツポツと咲いていました

 

大谷山(オータニさーん)かな?

 

ブナ
太くはないですが高い木です

 

ユキザサ
馬面の虫がいます

シリアゲムシの仲間のようです

 

ユキザサ
咲くまでもうしばらくかかりそうです

 

美しく堂々とした姿のブナでした

 

大御影クラウンとでも名付けましょうか

 

ウリハダカエデ
下から

 

ウリハダカエデ
逆光で

 

ウリハダカエデ
横から

 

オオカメノキ
丸い葉っぱがかわいい

 

オオカメノキ
これもコース全般にわたって見られました

 

オオカメノキ
大きい親花に守られた子花たちって感じに見えますが... 

 

ツクバネソウ
たくさん見かけました
花はこれからです、地味ですけど 

 

これはなんでしょうかね

 

燃えてます萌えてます

 

(続く)


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