滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2024.03.31 鈴鹿/釈迦ヶ岳~国見岳・祓戸@朝明拠点にぐるりと周回(前編)

2024-03-31 22:31:00 | 鈴鹿の山と滝

2024.03.31[朝明渓谷〜庵座の滝〜釈迦ヶ岳〜猫岳〜ハト峰〜金山〜中峠〜水晶岳〜根の平峠〜青岳〜国見岳〜石門〜国見岳〜青岳〜キノコ岩〜腰越峠〜ハライド〜朝明渓谷](距離14.41km 累積標高1481m)

 

中峠から国見岳間の稜線をまだ歩いていないので、久しぶりに庵座の滝に挨拶がてら釈迦ヶ岳に寄り道して国見岳まで縦走しようと朝明渓谷をスタートする。

庵座の滝ルートは31年ぶり。滝までなら全日本瀑布連盟(今はもうないネット上サークル)のオフ会でその後訪れているが、これとて25年前の話。
登山口付近は新しく堰堤ができたりと、ずいぶんと様変わりしている。

滝直下に行くルートは以前は道標があったように思うがなくなっている。登山道が滝の巻道に入る寸前で谷に下りると、対岸に鎖が設置されているのが見える。これで前衛の小滝を越えると滝壺まで行くことができる。
長雨と雪解けの影響で水量多く、迫力満点の滝を真下から拝む。

登山道に戻り、滝の巻道を越えると岩がゴロゴロした荒れた谷となる。以前の様子とずいぶんと違う。2008年の豪雨被害はここにもあったようだ。
その上の三段の滝も崩壊したのか土砂で埋まったのか二段だけに規模が小さくなっている(?)
この滝は今では三段の滝という名が市民権を得て一般的に呼ばれているようだが、昔は単に3段になった滝ということを仮にそう呼んでいるだけだった。

谷から離れザレた急登を登り切るとひょっこり釈迦ヶ岳最高峰。呆気ない感じがする。
期待はしていなかったが眺望は春霞の影響で予想以上に悪く、晴れているのに伊勢湾が見えない。
釈迦ヶ岳本峰に寄ってから縦走路を南下する。
この縦走路では国見岳まで数名の登山者とすれ違っただけ。特に羽鳥峰から根の平峠間は誰にも会わず。朝明のパーキングには数十台の車があったのにみなさんどこに行かれたのだろうか。
そもそもこの時期は鈴鹿といえば入道や藤原など花の山に人気が集まるので、この辺りは登山者が少ないのだろうか。

ハト峰を越えたあたりからは、空は厚い雲に覆われだし、風も場所により強く吹き寒く感じる。晴れると暑く汗をかくが、曇ると寒い。こまめに服の調整をしなければならない。
登山道脇にはバイカオウレン、フデリンドウ、ショウジョウバカマの可憐な花が咲いているのを時折見かける。

またここでは稜線を歩いているにもかかわらず、谷を流れる水の音がよく聞こえる。三重県側は急峻で谷までは高低差があるが、滋賀県側は複雑な地形で谷がすぐそこまで迫り、雪解けや長雨の影響で、かなり源流域まで水流が見られるからだ。

金山、中峠、水晶岳、根の平峠と細かなアップダウンを歩き、国見岳の登りにかかると再び雲に切れ間が目立って時折日がさしてくる。
そして青岳から国見岳へと登り、今日の目的である赤線繋ぎはできた。

国見岳山頂にも誰もおらず一人独占で景色を楽しむ。とはいっても霞は午後になってさらに強くなったようで、伊勢湾はもちろん鈴鹿北部の山々もぼんやりしてきているのではあるが。
石門を見て引き返す。

最近は山に行く回数が少なく体力も落ち気味なので、腰越峠への激下り、ハライドへのザレた急登、そしてハライドからの朝明方面への激下りと、ちょっと足にきたが無事に予定通りのコースを予定通りの時間で歩くことができた。
朝明渓谷駐車場にはわたしの車を含めて2台だけとなっていた。まだ3時半なのにみなさん早いのですね。

 

庵座の滝へは25年ぶり

 

登山道から滝見ルートへの入口がわからなくなっている
この前衛の滝は右岸に真新しい鎖が設置されている 

 

お久しぶりです

 

長雨と雪解けの影響で水量豊か

 

滝壺は大きくありません

 

ではまた来ます

 

こちらは三段の滝
2008年水害の時に崩壊したのか2段になってます(?)

 

谷を離れると急登の始まり始まり

 

右手には厳つい山肌(大蔭のガレ)

 

急坂の途中で振り返って
国見岳・御在所岳・雨乞岳・イブネ 

 

こちらは美しい山容の猫岳

 

急登を登り切ったところが、いきなり釈迦ヶ岳最高峰

 

春霞の影響で伊勢湾が見えません
黄砂の影響もあるのかな

 

続いて釈迦ヶ岳本峰へ

 

北に三池岳と竜ヶ岳を望む
竜の奥にわずかに藤原岳、その左に御池岳

 

県境尾根を南下します
これは猫岳

 

猫岳山頂で1回目の昼食

 

猫岳から雨乞岳とイブネを望む
イブネの右肩から恥ずかしそうに姿を見せているのは綿向山か?

 

こちらは銚子ヶ口方面

 

猫岳を振り返って

 

あまり大きな木がない中では一番目立っていた木

 

ヒガラかな?
望遠レンズを持ち合わせてないので小さいですが2羽います

 

ハト峰が見えてきました

 

ハト峰より南方
地上絵はみなさん写真をアップしているので、ズームアップしません

 

ハト峰を振り返って
奥は猫岳ですかね

 

国見岳とハライド
あそこまで行ってから下ります
最後の登りがキツそうです

 

金山直下
つい先日まで雪が残っていたようです
こんなに上部から水が流れ出しています 

 

金山山頂
バックは釈迦ヶ岳

 

金山から
中央やや左にわずかに御池岳テーブルランドが見えます

 

金山から
奥のなだらかな山は日本コバかな? 

 

縦走路
背景は国見岳、左にハライド

 

中峠

 

続いて水晶岳に
ここへは初めて

 

根の平峠からひと登りして国見岳を望む
ここで2回目の昼食です

 

奇岩の多い鈴鹿では、これくらいの岩には名もつきません
奥は雨乞岳

 

こちらも奥は雨乞岳、その右はイブネ

 

青岳を越えたあたりから見た国見岳は美しい

 

まだ所々残雪があります

 

国見岳到着
これで未踏だった中峠からここまでの稜線部分がつながりました

 

国見岳にも誰もいません
御在所岳と右に頭のてっぺんだけを出した鎌ヶ岳

 

やっぱり伊勢湾は見えません

 

(続く)


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