滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2023.02.12 湖南アルプス/堂山・太神山・矢筈ヶ岳・笹間ヶ岳@みなさまお久しぶりです

2023-02-12 22:49:42 | 滋賀湖南の山と滝

2023.02.12田上公園08:37〜08:46帝産バスアルプス登山口08:53渡渉地点08:5609:43堂山09:5210:22鎧ダム10:2310:55迎不動10:5611:54不動寺 トイレ12:00太神山12:0312:07太神山不動寺12:1012:15不動寺トイレ12:2512:27太神山不動寺12:2912:32不動寺トイレ13:25矢筈ヶ岳13:3114:11大谷河原14:1214:33笹間ヶ岳14:5116:00田上公園](距離17.89km 累積標高1065m)

 

日曜日には3週間ぶりの休みが取れそう。
天気は良さそうだが、かなり気温が上がる予報。これだと雪山には霧氷はできないだろうし、雪のコンディションも良くなさそう。
それでは、今回は低山ハイクにしようと思い、ご無沙汰している湖南アルプスに行くことにする。
20〜30年ほど前は、湖南アルプスや金勝アルプスでよく遊んだ。あれから随分と年月が過ぎた。お変わりないだろうか。
以前よく歩いた時は写真をほとんど撮っていなかったので、今回はゆっくり撮影しながら、昔と変わりないか検証がてら4山を周回するつもりで出発。検証とは言っても、昔のことであんまり覚えてないんですけどね。

終始、懐かしさや新たな新鮮さを感じながらの山歩きとなった。
変化ではやはり何と言っても、新名神高速道路が登山口付近を通るのが大きく変わったところ。現在は工事中だが、笹間ヶ岳や堂山の山肌が大きく削られてしまっている。
完成すれば走る車の音が絶えず聞こえてしまうのだろう。

次に目についたのが、天神川ダムの河原に随分と草が茂っていた事。
少なくとも25年前までは、ただただ砂だけの広い河原だった。
数十年前の正月、寒波がやってきた時に来ると、流れる水面全体に薄い氷が張っていて美しかったことを思い出す。

ということは、同じように鎧ダムの上も草に覆われているのではないだろうかと思ったが、ここは以前と変わりなかった。
ここではよく流路を変えて遊んだことが思い出される。1日ここで昼寝をしたり、本を読んだりして過ごしたこともあった。

また笹間ヶ岳までの尾根の緑化が進んだように思えた。木々が少なく、あっても低く展望が良い尾根だった記憶がある。
笹間ヶ岳山頂では、付近の木が成長して高くなったためのだろうか、三上山などの北側展望が遮られたような感じもある。

登山道の状態としては、天神川ダムから堂山への取り付きが、河原に草が茂ったこともあって、少々わかりにくくなっていた。
堂山から東の稜線の風化の状態はあまり変わらない気がするが、近年はよく歩かれるのだろうか、道は歩きやすくなった感じがする。
太神山の道は相変わらず。
今回初めて歩いた矢筈ヶ岳から一旦南に進んだのち、本ルートへと戻る道は少々迷いやすいかもしれない。
その他、道が崩れたり倒木などの箇所もなく、堂山のロープ設置箇所を除いて、歩きやすい道は以前と変わっていない印象。

写真撮影では、堂山に至る谷道の小滝、同じく鎧ダム下流の小滝たちを登山道から外れて、なるべく近づいて撮った。
また太神山不動寺もゆっくり拝観し、ひと通り写真に収めた。
矢筈ヶ岳周辺から笹間ヶ岳間は多くの写真は撮らずじまい。途中の湿原や池では初夏になると色々な花が咲いたりトンボが乱舞するので、またその時期にゆっくり訪れようと思う。
笹間ヶ岳からの下りでは野鳥が多く、何度も立ち止まって狙うが思うように撮れず。唯一、コゲラが近くの木にとまって幹を突いて虫取りに熱中。
このコゲラを動画撮影も含めてしばらく観察。でも動きが速くて、シャッタースピードが1/1,000でもブレてしまう。

そんなこんなで、今回はカメラ2台で250枚ほどの写真を撮影。
久しぶりの湖南アルプスはなかなか楽しいものだった。今度は金勝アルプスにも久しぶりに行ってみようと思う。 

 

田上公園を通って

 

バス停から先に進むと巨大な要塞のような建造物が......
新名神高速道路建設中です

 

建設現場を抜けると、以前と変わらない天神川が流れていました

 

天神川ダム上の河原はすっかり草に覆われていました
奥に新名神高速道路建設現場

 

天神川ダム上の河原
こちらは上流に向かって

 

堂山へのルートは明るい沢沿いの道

 

低山とは思えない渓相です
小滝がぎっしり詰まっています

 

中でも一番見栄えの良い小滝

 

登山道を行かずに谷沿いに歩く

 

小滝は続く

 

振り返って、登ってきた谷を見下ろす

 

堰堤上から笹間ヶ岳を望む

 

水面ギリギリに生えるウラジロ
ここだけ青々としています

 

顔にも見える大きな堰堤からメインルートは右岸を登っていきます

 

堂山が近づいてきました
わずか標高384mとは思えない山に見えますね

 

堂山山頂
20年ぶり6回目(以上?)の堂山です

 

堂山山頂から見た笹間ヶ岳

 

堂山山頂から見た近江の風景
奥の雪を被った山は比良山です

 

その比良山をアップで
左が蓬莱山、中央が武奈ヶ岳

 

こちらは大津の街をズームアップで

 

山頂ではトビが旋回

 

山頂からはゲキ下りです

 

ロープ場が続きます

 

登り返しもロープに頼って

 

堂山東峰(?)から堂山西峰(?)
奥は千頭ヶ岳でしょうか

 

堂山から東に続く尾根は風化した花崗岩が露出
奥は太神山

 

堂山西峰と笹間ヶ岳

 

道路建設現場の奥に三上山(近江富士)

 

奥に竜王山・天狗岩・鶏冠山を見て尾根を東へ

 

奇岩があちらこちらに
飽きがこないルートです

 

堂山を振り返って(奥の2つ)

 

奥に比良山

 

奇岩の中をぬって登山道は続きます

 

奥は比叡山
近江大橋も見えてますね

 

鎧ダム上の広々とした河原に下りてきました
ここは昔と変わらずです

 

河原には動物の足跡がいっぱい

 

鎧ダムです
美しい建造物で、コンクリートの堰堤よりもずっと周囲の風景に溶け込んでいますね

 

鎧ダム解説プレート1

 

鎧ダム解説プレート2

 

鎧ダム下流にも小滝がいっぱい
その中で最大の滝は落差6mほどの2条の滝

 

これまた低山の滝とは思えない秘境感たっぷりの風景ですね

 

ちょっと遠目に

 

今度は近寄って

 

ヒョングっている小滝
今日は暖かいので滝が気持ちいいです

 

これはチョックストーンの落差4〜5m滝

 

小滝が続きます

 

またまた道から逸れて谷を下ってます

 

これまた美しい堰堤です

 

あちこちに巨岩がゴロゴロ
滝にも岩にも特に名前はついていません

 

車道から太神山に登る不動橋から天神川本流の小滝を見る

 

太神山登り途中から堂山と奥に千頭ヶ岳方面?

 

暖かくぽかぽかの東海自然歩道を太神山へと緩やかに登っていく

 

泣不動
なぜ泣顔なのかよくわからないそうです

 

木々の間から矢筈ヶ岳が見えてきました
望遠です

 

山門まで来ました
ここから太神山不動寺境内です
※写真は撮影した順ではなく、案内する形で手前から順にしています

 

山門をくぐると左には制多迦(せいたか)童子

 

右には矜羯羅(こんがら)童子がなんともユーモラスで艶っぽい表情で迎えてくれます
ともに不動明王の脇侍のようです

 

参道っぽくなってきました

 

不動寺も間近

 

太神山不動寺に着きました
山の名前は「たなかみやま」ですが、お寺の名前は「たいしんさん」です

 

庫裏
正面には休憩所とトイレがあります

 

太神山不動寺についてはこちらを読んでください

 

庫裏前にて

 

庫裏前に鹿がいました

 

裏に回るともう1頭
いずれも角が折れてしまっています

 

本堂下の広場
奥に大杉が聳えています

 

大杉を見上げて

 

本堂へは急な石段を登ります

 

懸造建築(舞台造り)の本堂が見えてきました

 

清水寺ほどではありませんが立派です
重文だそうです

 

本堂

 

立派な彫刻物です

 

本堂に入ると

 

この奥に不動明王が鎮座されています
暗すぎて写せません

 

本堂は巨岩に寄り添うように建てられています
その裏には胎内くぐりのような岩穴が

 

奥の院裏が山頂

 

山頂三角点
太神山へは24年ぶり4回目(以上?)となります

 

石段を下りて右に行くと鐘楼が

 

ひと突きさせていただきました

 

太神山を後に矢筈ヶ岳方面へ

 

こんな池があるのは初めて知りました
葉が茂っていると登山道からは見えないかも

 

矢筈ヶ岳
36年ぶり3回目(以上?)

 

気持ちの良い尾根道を通って富川道と合流
この間あんまり写真に撮るような風景はありませんでした
笹間ヶ岳方面に行くと湿原と池があります

 

大きな池ですが名前があるとは聞いたことがありません

 

大谷河原

 

笹間ヶ岳に向かう途中から振り返ると、歩いてきた矢筈ヶ岳(右)と太神山(左)が

 

笹間ヶ岳到着
16年ぶり10回目(以上?)

 

梯子で岩の上へ

 

ここへも気晴らしによく来たことがあります
懐かしい!でも木が高くなって前ほどの見通しがない?

 

山頂岩上より比良山を望遠で

 

こちらは近江大橋

 

愛宕山がのぞいていますね

 

比叡山山頂を超望遠で

 

笹間ヶ岳の裏側には小さなお社

 

車道に出てゆっくり野鳥を観察しながら下っていくと
コゲラが目の前に飛んできました

 

7mほどの距離ですが逃げません
動きが速いのでブレブレ写真ばかり
20枚ほど撮ったうち静止しているのは4枚ほど

 

他の鳥たちはうまく写せませんでした
その中から1枚だけ
シジュウカラです

 

新名神高速道路建設現場を横切って下ります

 

工事現場と堂山
えらい削られてしまってますね

 

田上公園まで戻ってきました
ウメがちらほら

暖かい一日でした


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