乳癌だと判ってから、脳裏を過ぎるのはやはり子供の事。
平成10年、子供が4歳になったばかり、前の主人は肺癌で亡くなった。
お通夜に葬式にと、バタバタする中で
子供は従兄弟達と走り回っていた。
まだ、死を理解する事が出来ないんだ。
そう思っていたが、葬式を終え、自宅に戻ると突然子供が大声で泣き出した。
「お父さんがいないよぉー、お父さんがいない。」
まだ4歳の子でも、充分に死を理解していた。
悲しさを紛らわせる為に、従兄弟達と走り回っていたのだろう。
お父さんは死んでしまったけど、お母さんがいるから大丈夫よ。
子供を抱きしめたのを覚えている。
「お母さんは、死なないでね、お母さんが死んでしまったら、ひとりぼっちになってしまうから...。」
子供のこの言葉を聞いた時、例えナイフで刺されても、車に轢かれようとも
絶対死ねないと、肝に命じたのだった。
お母さんは死なないよ。
子供と約束した。
が、絶対に死ねない私なのに、乳癌になってしまった。
約束守れないかも知れない。
今は内縁関係であるが、主人もいるので、あの頃とは
状況も違うが、万が一を考えて、私の妹にも子供の事を頼んだ。
最低限の教育が受けれる程度ではあるが、生命保険もあるし、
葬式は互助会に入っているので、電話1本で来てくれるし、
納骨堂もある。
私がいなくなっても、困る事のないように
色々書き出した。
子供に手紙も書いた。 つづく...。
平成10年、子供が4歳になったばかり、前の主人は肺癌で亡くなった。
お通夜に葬式にと、バタバタする中で
子供は従兄弟達と走り回っていた。
まだ、死を理解する事が出来ないんだ。
そう思っていたが、葬式を終え、自宅に戻ると突然子供が大声で泣き出した。
「お父さんがいないよぉー、お父さんがいない。」
まだ4歳の子でも、充分に死を理解していた。
悲しさを紛らわせる為に、従兄弟達と走り回っていたのだろう。
お父さんは死んでしまったけど、お母さんがいるから大丈夫よ。
子供を抱きしめたのを覚えている。
「お母さんは、死なないでね、お母さんが死んでしまったら、ひとりぼっちになってしまうから...。」
子供のこの言葉を聞いた時、例えナイフで刺されても、車に轢かれようとも
絶対死ねないと、肝に命じたのだった。
お母さんは死なないよ。
子供と約束した。
が、絶対に死ねない私なのに、乳癌になってしまった。
約束守れないかも知れない。
今は内縁関係であるが、主人もいるので、あの頃とは
状況も違うが、万が一を考えて、私の妹にも子供の事を頼んだ。
最低限の教育が受けれる程度ではあるが、生命保険もあるし、
葬式は互助会に入っているので、電話1本で来てくれるし、
納骨堂もある。
私がいなくなっても、困る事のないように
色々書き出した。
子供に手紙も書いた。 つづく...。
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