題名:考える野球
著者:野村 克也
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
<育てる三段階>
人を育てるには、段階というのを踏む必要がある。
育てるというのは、イコール自信を育てるということ。どうすれば自信をつけることができるか。それがテーマとなる。
私がよく言うのは「無視、賞賛、非難」という三段階を踏むこと。
最初からいろいろと口を出さない。だから最初は「無視」。
少し成長してきたら「褒めて」育てる。
さらに飛躍をさせるには「叱って」育てる。
そうやって教え込んで、自信をつけさせていく。叱るような段階まで来たらしめたものだ。
<ピッチャーとキャッチャー>
ピッチャーというのは「おれが、おれが」でいうもの。
その気持ちになれば強い。
逆にキャッチャーは「おかげ、おかげ」でバランスをとる。
<「感」>
感じる力の「感」は、基本的に「感謝」の「感」だ。
チームに対する感謝の気持ちがある人は、裏方さんや、控え選手たちの気持ちも理解できる。
優勝するために、みんな歯を食い縛ってやっている。
感性があれば、みんなが望んでいる勝利を逃すような自分勝手な行動などできないはずだ。
<フォア・サ・チーム>
ピッチャーにしても、野手にしても、フォア・ザ・チームの気持ちを持っている選手が多くいるところは強い。
全力疾走しているチームを見ると、怖さを感じる。
一時期の巨人があれだけ4番バッターを揃えながら強さを感じなかったのは、全力疾走がないことも理由だった。
ああいうチームは本当の意味で怖くない。
<個の力>
チームというのは、個の集合である。
一人ひとりが考えなければ一流のチームにはなれない。
現場の選手だけでなく、上から下まで、チームすべての者が一体となっているところが、やはりもっとも強いチームとなるのだろう。
<ふたつの現実>
人間にはどうにもできない現実がふたつある。
ひとつは、1人では生きていけないということ。
もうひとつはが人生というのはほとんど自分の思い通りにはならないことだ。
これは組織にも当てはまるだろう。
それが世の中の常である以上、野球界も共存共栄を認識するべきである。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
<編集後記>
どうも、himetakuです。
いよいよ中小企業診断士の1次試験が近づいて来ました。
今年で3度目の受験です。
『3度目の正直』で何とか突破したいです。
『2度あることは3度ある』にならないように…
著者:野村 克也
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<育てる三段階>
人を育てるには、段階というのを踏む必要がある。
育てるというのは、イコール自信を育てるということ。どうすれば自信をつけることができるか。それがテーマとなる。
私がよく言うのは「無視、賞賛、非難」という三段階を踏むこと。
最初からいろいろと口を出さない。だから最初は「無視」。
少し成長してきたら「褒めて」育てる。
さらに飛躍をさせるには「叱って」育てる。
そうやって教え込んで、自信をつけさせていく。叱るような段階まで来たらしめたものだ。
<ピッチャーとキャッチャー>
ピッチャーというのは「おれが、おれが」でいうもの。
その気持ちになれば強い。
逆にキャッチャーは「おかげ、おかげ」でバランスをとる。
<「感」>
感じる力の「感」は、基本的に「感謝」の「感」だ。
チームに対する感謝の気持ちがある人は、裏方さんや、控え選手たちの気持ちも理解できる。
優勝するために、みんな歯を食い縛ってやっている。
感性があれば、みんなが望んでいる勝利を逃すような自分勝手な行動などできないはずだ。
<フォア・サ・チーム>
ピッチャーにしても、野手にしても、フォア・ザ・チームの気持ちを持っている選手が多くいるところは強い。
全力疾走しているチームを見ると、怖さを感じる。
一時期の巨人があれだけ4番バッターを揃えながら強さを感じなかったのは、全力疾走がないことも理由だった。
ああいうチームは本当の意味で怖くない。
<個の力>
チームというのは、個の集合である。
一人ひとりが考えなければ一流のチームにはなれない。
現場の選手だけでなく、上から下まで、チームすべての者が一体となっているところが、やはりもっとも強いチームとなるのだろう。
<ふたつの現実>
人間にはどうにもできない現実がふたつある。
ひとつは、1人では生きていけないということ。
もうひとつはが人生というのはほとんど自分の思い通りにはならないことだ。
これは組織にも当てはまるだろう。
それが世の中の常である以上、野球界も共存共栄を認識するべきである。
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<編集後記>
どうも、himetakuです。
いよいよ中小企業診断士の1次試験が近づいて来ました。
今年で3度目の受験です。
『3度目の正直』で何とか突破したいです。
『2度あることは3度ある』にならないように…