HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

PAUL McCARTNEY 「McCARTNEY Ⅱ」

2006年05月17日 20時54分24秒 | CD
今日は午前中は青空が見えていましたが、午後からは曇りがちとなり夕方にはまた雨が降りだしました。
先日来の風邪がなかなか直りません。まだ咳がとまらず、一日中不快感がつきまとっています。
そんなわけで、今週は帰宅後のランニングもサックス練習も全然できません。

さて、昨日帰宅途中に茅ヶ崎「RYTHM BOX」へいった話は書きましたが、実はその前に図書館にも寄っていました。

【昨日借りたCD】
「続、ポール・マッカートニー再発見」です。
今まであまり聴くことのなかったソロ作3枚を借りてきました。

●PAUL McCARTNEY 「McCARTNEY Ⅱ」
1980年のポール大麻不法所持による逮捕とウイングス日本公演中止事件は、当時の私には大ショックでした。実は私、ウイングスの武道館公演のチケットを持っていたんです。あの時チケットを払い戻すか、記念に持っておくか、随分悩みましたが、結局お金のない学生の身分ゆえ泣く泣く換金した思い出があります。
あのときポールは結構長い期間東京拘置所に拘留されてして、拘置所の中で看守たちに「イエスタデイ」を歌って聞かせたとか、いろいろマスコミをにぎわしていましたね。
ようやく開放され帰国した後、ポールはしばらく人前に姿を見せなくなってしましましたが、その沈黙を破る形で発表されたのがこのアルバムです。
1970年の McCARTNEY 以来のポールによるワンマン・レコーディングの作品。
もともとは、気分転換のためプライベートに録音した作品だったのに、周囲の友人に聴かせたら評判がよかったので発表することにしたそうです。どうりでテクノ風の曲やらポールらしくないブルースやら、かなりラフでチープな音作りの曲ばかりです。それでもこの作品は全世界でヒットし、よく売れたようです。今聴くと、やはり公式盤としてリリースするには実験的というか趣味的すぎるような気がします。ただし4曲目「WATERFALLS」と11曲目「ONE OF THESE DAYS」はポールらしいバラードの隠れた名曲です。


●PAUL McCARTNEY 「TUG OF WAR」
1982年発表のソロ第2作は旧知の仲のジョージ・マーティンのプロデュースを受け、スティービー・ワンダー、カール・パーキンスといったビッグ・ネームをゲストに迎え、リンゴ・スターや10ccのエリック・スチュワートの助けも借りて製作されました。このアルバムは、ポール自身も言っているようにとてもビートルズっぽい雰囲気のアルバムに仕上がっています。
 このアルバムの代表曲ば、なんといってもスティービー・ワンダーとのデュエットが話題となった「エボニー・アンド・アイボリー」ですが、他の曲もみな非常に質の高く味わい深いものとなっています。まさに歴史的名盤と言えるでしょう。
                         

●PAUL McCARTNEY 「DRIVING RAIN」
不幸にも1998年4月17日に愛妻リンダを癌で亡くしたポールはその後1年間は深い悲しみに打ちひしがれて過ごし、1999年にリンダの曲を集めた「ワイルド・プレイリー」と、ロックンロールのオールディーズ集「ラン・デヴィル・ラン」の2枚のアルバムをリリースしました。
そして2000年に入り、ポールが25歳年下の元モデルのヘザー・ミルズと交際していることが報じられ、2002年6月11日ポールとヘザーは結婚しました。
このようにポールが人生の大きな転換点を迎えていた2001年の2月と6月にこのアルバムは録音されています。
サウンドは全体にロック色が強く、ドラムやベースの音のエッジがきいた現代的な音の味付けがされています。中には以前からのポールらしいメロディアスな曲や味わい深いバラードもありますが、通して聴いて見ると、曲ごとの変化がやや乏しく、他のアルバムに比較して印象に残る曲が少ないように思います。とはいえ、そこはポールのアルバム、並大抵の人のアルバムとは格が違いますが・・・・
そして、このアルバムの発表直後の2001年11月29日にジョージ・ハリスンが亡くなっています。

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