HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

PHIL WOODS 「ALIVE AND WELL IN PARIS」

2006年12月07日 20時43分37秒 | CD
寒い日が続いています。今朝も夜明け前の気温は6℃でした。

今日は早く帰宅できたので、夕食前にランニングできました。
先日と同じ川沿いを海岸まで下って戻ってるコース。イーブン・ペースを守って所要時間は前回同様35分ピッタリでした。まぁ満足。

ところで今日は帰宅前に久しぶりに茅ヶ崎「Rhythm Box」に立寄ってCDハンティングしてきました。
【今日の収穫】
●PHIL WOODS 「ALIVE AND WELL IN PARIS」(写真)
本作はアメリカでの活動に限界を感じていたフィル・ウッズが現状打破すべくフランスに渡った後、1968年11月にパリのスタジオで録音したフルバムです。当時フィル・ウッズは36歳、当時のヨーロッパの最先端と言ってよいリズム・セクションを集め、聴き応え十分な名盤を吹き込みました。特に1曲目の「AND WHEN WE ARE YOUNG (Dedicated To Bob Kennedy)」は、アルト・サックス史いやジャズ史に残る名演です。タイトルから想像できる通り、このアルバムの録音の年の6月に凶弾に倒れたロバート・ケネディに捧げられた曲です。冒頭のピアノとベースによる悲しげなイントロにフィル・ウッズのサックスが絡んでくるあたりは、ちょっと「思い出の夏」を連想させるメランコリックなメロディですが、突然アップ・テンポになったかと思うと、そこからはもサックスによる怒涛のアドリブが途切れることなく押し寄せてきます。続くピアノ・ソロ、ドラム・ソロ、ベース・ソロもまるで全盛期のコルトレーン・カルテットのような圧倒的に熱い演奏です。そして全員でフリー・ジャズ風の展開を聴かせたかと思うと、おもむろに冒頭のテーマに戻ってくるわけですが、途中「ネイチャー・ボーイ」のフレーズを挟んだりして、最後までフィル・ウッズのサックスは饒舌に語り続けます。14分間以上に及ぶ長丁場の演奏ですが、あっという間に終わってしまったように感じるほど中身の濃い名演です。
他の演奏も同様にコッテリと芳醇で味わい深いアルト・サックスを堪能でき、お腹一杯になります。LP時代だとA面にあたる1,2曲目は自身のオリジナル、B面にあたる3,4,5曲目は他のジャズメンの作曲した有名曲を収めていますが、どれも甲乙つけがたい熱演を聴かせてくれます。

《Personnel》
Phill Woods And His European Rythm Machine
・Phill Woods (as)
・George Gruntz (p)
・Henri Texier (b)
・Daniel Humair (ds)

《Song Title》
1.AND WHEN WE ARE YOUNG (Dedicated To Bob Kennedy)
2.Alive And Well
3.Freedom Jazz Dance
4.Stolen Moments
5.Doxy
「国内盤・帯付き・美品」でお買い得の1,000円でした。