樹の時間

樹木のように ゆっくりと しっかりと 日々を過ごしていきたい

オケ~第九

2007年11月27日 | チェロ
日曜日、仕事でひどい目にあったので(ただ忙しかっただけですが)、月曜日はいつもより早く帰れました。
おかげで久々に最初からオケの練習に参加できました。

3楽章、4楽章の全体や美しく決めたいところを中心に練習をしました。
4楽章の出だし、私の音はまだ美しさに欠けるけれど、最初の年のようにおそるおそる弾くことも、去年のように他のパートに見られていることを意識してしまうようなことはなくなったように思います。
これで今年になって初めて、ひととおりの楽章を弾きました。
直前になってこんなことを言っているのはわたしだけでしょうけど。
本番の前日も仕事なので、あとは本番当日の午前中しか弾く機会がないんです。
大丈夫かな。不安。

つぶやき

2007年11月24日 | チェロ
朝、晴れていると障子にベランダのバラの影が写っているのを見ると何となく幸せな気分になります。
花は終わってしまったけれど、いろんな形で楽しませてくれます。


昨日は合唱合わせがありました。
今年はもう圧倒的に練習時間が少なくて、ぜんぜんだめ。
上手い人からみれば、去年も弾けていないんだけど、それでも一昨年よりは進歩したし、練習に参加できていたぶん第九の感覚が体に残ったのに。
今年はその感覚さえ戻っていません。
だから昨日の練習は出ていて苦痛でした。
弾けないのは自分のせいだけれど。
チェロのメンバーで言えば、みんな学生時代から弾いていて、初見でもそれなりに弾けてしまう。
社会人になって何年もたって始めた私は、進歩がすごく遅い。
始めた時期だけの問題ではないと思いますが。
ものすごい孤独感でした。

弾けないことはもちろん、一番弾けないくせに満足に練習もできていないことがものすごいストレスになってきています。
レクイエムを練習している頃から、オケの活動を休もうかという考えが浮かんでいました。
このままストレスにつぶされてチェロと向き合うことが嫌になってしまうのではないかと不安にもなりました。
一度離れて、きちんとした技術を身につけて出直したいという気持ちでいっぱい。
でも、のんびり屋の私のこと。
きっと一度離れたら、もう出直せる機会なんてないんじゃないかとも思います。
そうはいっても、そんな個人的な理由でみんなに迷惑をかけてもいけないし。
次の春の演奏会は、おばあちゃん先生の追悼演奏会、秋の定期演奏は2年前候補にあがって弾かなかったベートーベンの7番と決まっています。
どちらも出たいけれど、今のままではずっと同じことの繰り返しだろうし、どこかで区切りはつけないと、という気持ちが大きくなっていました。
そんな思いの中でずっと揺れています。

でも今日、ちょっと元気がでることがあって、もう少しがんばってみようかという思いが大きくなりました。
そのときどきで環境は変わるけれど、やれるときにやれることをやっておかないと、きっと後悔しますよね。

まごのて

2007年11月22日 | 日々
同僚の机に孫の手が置いてあった。
なんと伸縮式。
伸縮式のものは初めて見たので、おもしろがって伸ばしたり縮めたりしてみた。

孫の手。
どうして『孫の手』なんだろう。
猫の手も借りたいという表現があるけれど、背中がかゆいとき猫の手だったら、きっといたい思いをするだろうな。
それにちゃんと5本指がついてることが妙に嬉しくなる。
指が一列にそろっているのは本来不自然な気もするけれど、リアルに作ってあったらきっと使いたくないだろうから、これでいいんだろうな。
孫の手を見ていると、なんだかほのぼのする。

夜のある町で

2007年11月20日 | 読書
私は本を読むのが遅い。
読んでいるうちに、その内容に触発されて考えごとを始めてしまうことが多いからだろうか。
この本も、そんな要素の大きな本だったように思う。
読んでいると自然に気持ちがどこかをさまよっている。

荒川洋治著「夜のある町で」

あたたかで、優しくて、ユーモラスで。
人と過ごす時間が愛おしく感じるような気持ちになる。
著者がいう「人と話して過ごすための、真っ白な一日」がもてたら幸せだろうな。
チェロを弾いて過ごすための、真っ白な一日もいい。


10年と8年

2007年11月18日 | チェロ
空気がすごく冷たいです。
夜、チェロの練習へ行こうと外へ出たら、夕方から降り出した雨が雪に変わっていました。
初雪です。
いよいよ冬ですね。

*** *** *** *** *** *** *** *** *** ***

チェロの中のラベルに1997年と書かれています。
前にものぞききこんだことはあるはずだけれど忘れていました。
このチェロができて今年で10年になるんだと思うと、ちょっと嬉しい。
私がチェロを始める2年前にできたんだね。
チェロと出会えたおかげで、楽しいこと、嬉しいこと、たくさんありました。
この11月で私がチェロを始めて8年。
進歩はゆっくりで、なかなか鳴らしてあげられないけど、これからもよろしく。

テレビのない生活

2007年11月17日 | 日々
オケに入ってからというもの、家でテレビを見る機会がぐっと減ってしまった。
圧倒的に弾く時間が少ないので、せめて耳で覚えたいと、演奏会の曲を聴くことが増えたので。
見ないのに大きなものがあっても邪魔だし、必要になったら小さいのを買おう。
そう思って春の引越しを機にテレビを人に譲り、それからというものテレビのない生活をしています。
たまに最近流行っているらしいお笑いの人の物まねをされて、わからなくて驚かれることはあるけれど、本人は困っていないし、気分的にすごく楽な感じがしています。
それに「うちテレビないんです。」と言った時の反応の方がおもしろいことがあるから楽しい。

テレビが嫌いで見ていないわけではないので、実家へ帰ったときとか出先でテレビがついているときは普通に見ますが。
うちでもパソコンの何かのコードを接続すればテレビは映ると思うのですが、その程度のこともズクがないというか、困っていないからやる気にならないのです。

世の中便利になっていますが、なきゃないで慣れてしまえば気にならないものもたくさんあるんだろうな。

ジュリア

2007年11月14日 | 庭の花

10月に小さなつぼみがついて、ゆっくりゆっくりつぼみを大きくしていったジュリア。
同じ頃unaさんの家へ行ったジュリアは、あっという間に咲いたのに、うちのジュリアは本当にゆっくり咲きました。

だんだん霜も降りるようになってきて、咲いてくれるか心配にもなりましたが。
先週の初め、朝、ベランダを見ると咲き始めていました。
つぼみがついてから1ヶ月かかって咲いた花。
うちにあるバラの中で、ジュリアが今年最後の花になりました。


11月9日

春や夏に咲いたときとは雰囲気が少し違います。
そして、ゆっくり咲いたジュリアは、咲いてからも少し長めに楽しませてくれています。


11月11日

日に日に色は薄くなりますが、優しげな雰囲気がただよいます。
来年もまた素敵な花を見せてね。

 


オケ~第九

2007年11月12日 | チェロ
今年は本当にまずいです。
今年に入って未だに弾いてないところもあります。
ひと月切っているのに…。

そこへきて私が練習へ参加したタイミングで「じゃあ、次はK」。
いきなり4楽章の悩める箇所へ突入してしまいました。
速くて弾けません…。
じゃあ、どこなら弾ける?と聞かれれば答えに困りますけど。
これから本番までは休みという休みはチェロを弾かないと。


レッスン~第九

2007年11月11日 | チェロ
先生との都合が会わず、月2回のレッスンが今月は1回だけに。
今日が本番前最後のレッスン…。
とにかく自分で弾かなければ何にもならないけれど、レッスンがないとちょっと不安。

ドッツァーは次回たっぷりやろうということで、今日はいきなり第九。
4楽章の最初とKをみていただきました。
前回のレッスンからぜんぜん弾くことができなかったので、前回書き込んでいただいた去年とは違う指が、ぜんぜん身についていません。。
危うし。


反省

2007年11月10日 | 日々
先日まで研修会や会議が続いていた。
それが終わってひと段落。

立場上、他の係の仕事をすることがあって、いつもの仕事にプラスして、それが最近多くなっている。
そこへ研修会や会議が重なり、少し忙しい日々が続いていた。
そんな中、先週辺はいらいらしてしまうことが多かった。
仕事が忙しくて帰りが遅くなったり休みがなくなることは今までもあったことだし、そういうものだという意識は持っているつもりだったけれど。

忙しくなって、最初の1週間はへっちゃらだった。
前の週に山旅が出来たことで気持ちが落ち着いていたのだろう。
心が曇りだしたのは、2週目の週末からだ。
先週の友人の結婚式の前日、本来ならいつもより早めに帰れる日だった。
県外から来る知人に贈りものを用意したいし、結婚式の翌日は仕事で、ここしばらく実家へも帰っていないからいろいろ用もたまっている。と、やりたいと考えていたのがみごとにつぶれたのが精神的に痛かった。

自分の係の仕事自体が忙しいのに何もしない上司にも腹が立った。
「こんな無駄な会議。」「出席者に事例発表させて時間つぶすか。」
そんなことを聞かされるのが嫌だった。
無駄な会議にしているのは、あなたのような人の存在だと思った。
私がしていた資料作りという裏方の仕事なんて無駄ごとだと思われていたのだろう。
昨日今日始まったことではないから慣れたつもりでいたけれど。
今まで心の底にあった思いが、短期間の間に表面化しただけかもしれない。


いらいらのきっかけは「何で私だけ」と思ってしまったこと。
他の人は休みの日は休んで、早く帰れる日は帰るのに、他の係の仕事を手伝う私は休めない、早く帰れない。何で私だけって。
自分のしていることを認めてもらいたいという気持ちもあったと思う。
せっかく人が集まる機会、無駄な時間として終わらせたくないと、ムキになっていたかもしれない。
自我が出ることが、どれだけ自分を苦しめるのだろうと思った。
仕事なんてお互いさまなのに。
結婚式の日まではつぶれなかったのに。
こんなことでいちいちいらいらするなんて、まだまだ小さいと実感する。
まだまだ人間できていない。
周りの人だって同じだ。
完璧な人なんていない。
いい人もいれば嫌な人もいる。
周りがどんな人か理解しながらやっていくしかない。
そいういうことを学ぶいい機会にすればいいんだ。


会議の議題は出席者の誰もが真剣に考えていることだった。
最後の意見交換のときに「この資料を読んで、しっかり勉強した方がいい」とみんなに投げかけてくれた出席者の方。
帰り際に、もう一部資料が欲しいと言って持って行ってくださった方。
そういう人がいてくれたことに少し救われた。

でも仕事に戻ると。
まだいらいらの波にのまれいて、嫌なことしか目に入らない。
気持ちをリセットする時間が欲しい。