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福島原発20km圏内の家畜の現実

2011-07-31 21:11:59 | ブログ
アルピニスト野口健さんのブログに福島を視察した際のエントリー「福島第一原発、20キロ圏内の世界」を読んで、現地に取り残された家畜たちの現状を知りました。

福島第一原発、20キロ圏内の世界(画像有閲覧注意)

20キロ圏内は警戒区域内。勝手には入れない。南相馬市から許可を頂き6月20日、現場へと向かったのである。防護服に身を包み、警察官の検問を受け20キロ圏内へ。まず向かったのが豚舎。豚舎の入口に車を止め、降車したその瞬間にツーンとした臭い。豚舎から数十メートル離れているにも関わらずこの異臭。豚舎のドアを開けようとしたがしばらく誰も開けていなかったのか、簡単には開かなかった。ギギギと音を立てながら開いたドア。中は薄暗くそして目が沁みるような強烈な腐敗臭。中を歩くとプチプチと音がする。足元を見ると地面は一面がウジ。そのウジを踏みつぶしながら歩いていたのだ。

驚いたのは豚舎の檻の中に生きている豚がいた事だ。

そして檻の中へと目線を移すとそこは豚の死骸の山。顔面がウジだらけの豚や肉の間から肋骨などの骨が露出している豚の遺体が。多くの豚は餓死していたが、それでも生き延びている豚たちもいた。3カ月間、水も食糧も与えられずにそれでも生存してきたのは、豚が豚の死骸を食べていたからだ。糞尿にまみれ、また腐敗しドロドロになったウジだらけの死骸を食べている豚の姿に、吐き気に襲われ豚舎から出て胃液を吐きだしていた。腐敗臭が身体に染みつき臭いが離れようとしない。ここはまるで戦場だ。生き延びている豚たちがジッと我々を見つめてくる。言葉は発しないが、しかし彼らの寂しげな眼差しが「助けてほしい」と私たちに訴えかけているようだった。檻から放すわけでもなく、かといって殺処分するわけでもない。彼らが餓死するまで放置される。死を迎えるその瞬間までまさに生き地獄。なんとかならないものかと、ただただ呆然とし、言葉を失っていた。


生き残った牛や豚も居ますが食べられないので殺処分されてしまうようです。

災害に遭ってしまいそれでも厳しい環境の中生き延びてきたのに、無能な政策の犠牲になる家畜は無念でしょ。例えば「原発事故が生物に対してどのように影響するのか経緯を観察するため」って理由を作って生かしてあげればいいのに。


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