故人からのメッセージです
函館から来ました
函館は広いので、函館中心から南に外れた郊外からです
私が没したのは二年前の大吹雪の時でした
一時期は、死んだことに気付かず、身体と意識体が別々になっていることに戸惑い
誰かに気付いてほしくて、家族や友人の傍にいったりもしたけれど
誰にも視えていない事が分かって、自分の状況を知ることとなりました
享年68歳
一人暮らしだったため、発見が遅れて周りに迷惑をかけてしまいました
離れて暮らす、弟へ
困らせてごめんね
後の処理から、自宅の整理から、何から何までしてくれてありがとう
思い出の品も大事に整理してくれて
あなたの優しさが、とても嬉しく思います
誰にでも最期を迎える瞬間は在るのだけれど
十分な準備をしないままだったから、後の家族が大変だったね
子供がいなかったから、余計に手間をかけさせました
私の遺品で必要な物はどうぞ自由に使って、友人達にもそう伝えて下さい
他は遠慮なく処分してくれて構いません
頼れる弟夫婦が居てくれて、ほんとうに助かります
Mさん(弟さんの奥様)にもお世話になりっぱなしで、お礼を伝えて下さい
一人暮らしだったけど、あなた達家族が居てくれたから、何かと心強く
盆正月もそれほど寂しくなく過ごせました
ありがとう
これで、心置きなく去ることができます
また逢う日まで、さようなら
☆お読み下さった方へ
このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです
茶文字は私自身の言葉です