肉離れ、松葉杖

2017年7月17日。
娘が中3で、この夏にブラスバンド部を引退します。この日、コンクールがありました。
今までなかなか日程が合わず見に行ったことのなかった私の父と一緒に聞きに行きました。

会場に着き、ロビーに入った瞬間、
なーんにもしてないのに、
ちょっと振り返った時に、
自分のふくらはぎが、魚になったのです。

ブリン、って魚が跳ねたんです。ふくらはぎの中で。

え？何があった？と思ったら一歩も歩けなくなりました。

しかしまだロビー。演奏これから。
転がるように客席に座り、おじいちゃんに
「なんかこんな時に私、やってしまったかもしれん。」と言いました。
座っていたらジンジン痛くなってきました。でも我慢は出来る程度。
娘の演奏、終わりました。なかなかでした。小4から5年半、クラリネットよく頑張ったね。



感激もそこそこに。



帰りたいんだけど、どうしましょう。動けない。
私、今日1日ここに座ってないとまずいんでしょうか。と言うのも、30校くらい出場していますが演奏と演奏の合間しか客席とロビーの行き来はできません。2分くらいはあるんでしょうが、いまの私は2分で扉までたどり着く自信がありません。
せめて痩せてればもう少し動けたのに、右足一本で己の体重を支えられん。いや、立ってはいられるが移動できん。


結局老いた父親に介助してもらってどうにか外に出て帰りました。本当は娘の写真撮ったりしたかったのに。



父も昔同じような怪我をしたことがあった為
かなり心配して救急病院に行った方がいい（その日は祝日だったため）と言ってくれましたが
私は「一晩寝てればなんとかなるんじゃない？動かさなければジンジンするだけだよ。歩けないだけ。」と考えておりました。


その日の夜から、家族みーんなすごく心配してくれて働いてくれます。動けないとは、こんなに不便なんですね。家族みんなが、年老いた親までが心配して気にかけてくれて、なのに自分はダラダラと横になってるしかできない。すごく情けなく感じました。


次の日夫に整形外科に連れてってもらうと
「肉離れでしょうね」
「でしょうね」
みたいな感じで松葉杖をかりてきました。

「もしかして、松葉杖初めてです？」と、練習させられました。「前についた時に痛い方の足を出した方がいいですよ、脇に体重をかけないように…」と言われましたが、足の痛みはピークで、いつ足を出すとか考えられっか、って思いました。
「1カ月くらいでしょうね、よくなったなと感じるのは。頑張ろうとしちゃダメですよ、ちょっとくらいの痛みならと我慢して動かすってのは逆効果です、骨の問題じゃないからね。」と言われました。

すでに昨日1日、家族に迷惑をかけ 早く動かなくては！と思っている自分を見透かされていました。

あれから10日近く。まだ歩けません。しかし立っている状態でかかとが着けられるようになりましたよ！ 早く歩いてスーパーに行きたいです。

1カ月でちゃんと歩けるんだから、感謝です。

ふくらはぎには魚が住んでいる。
そう言うお話でした。

坐漁荘の人びと

数年ぶりに（いつ以来かよく分からない、「それぞれの旅立ち」以来かな）劇座の本公演に出演させていただきました。
出ずっぱりではないけど重要な役。
時代を反映する大事な役。

大変でした。

配役が決まってから えらいこっちゃーと思ってしまいました。

しかしそれも気づけばあっという間に3ヶ月。

大きなポカはなく無事終了しました。
たくさんのお客様にご来場いただきホッとしました。今回ご都合の悪かった方には「次回行くよ！」と言われましたが、次回がいつになるやら…次回はあるのか…（笑）。

辛く楽しい公演でした！皆さんありがとうございました。