熊さん人間に注意 カモシカさん人間に注意
北塩原村
「雄国山山開き(2013.6.9)その4 雄国山」からの続きです。
日影が全くなくてやっぱり暑いしラビスパ裏磐梯の登山口までは4.8kmか5.0km・・・なので早々と
雄国山山頂出発 13:05
パノラマ探勝路と名が与えられていますが
展望は笹越しに、たまに飯豊山から吾妻連峰が見える程度
ちなみにこのコースはネマガリタケの宝庫
クマさんの大好物なので収穫競争になります。
一昨年の山開きの時は皆笹薮の中に入ってでも採ってましたが、今回も収穫の跡が残されていました。
ただ・・・なんとなく店売りでない山菜は不安で
そんな道なので熊避けの鈴を一応装着しましたが、例によってエゾハルゼミの大合唱 (-_-;)
どうしようもないので聴覚ではなく嗅覚を鋭敏にして下る事にしました。
・・・今振り返ってみるとその場その場で色んな匂いがしたな~
刈り払いされて枯れた笹が足に絡みついて一苦労
そんな中、色々な花々を見つけることができました。
まだ蕾のユキザサ
エンレイソウの実になる一歩手前
そして一番多かったのがホウチャクソウ(宝鐸草)
下山するまで登山道沿いに沢山!
ツクバネソウ(衝羽根草)
この写真のように緑色の花が咲きます
急な下りもなく鞍部に到着
そこには・・・
80cmぐらいのオバケになったミズバショウなのに仏炎苞がまだ残ってる!
さて、鞍部という事はまた登っていくという事 (-_-;)
とにかくホウチャクソウが群生
オオカメノキ(ムシカリ)
コンロンソウ(崑崙草)かヒロハコンロンソウ(広葉崑崙草)か
アマドコロ・・・ではなくてナルコユリ(鳴子百合)
他にもまだ蕾のタケシマラン(竹縞蘭)が
チゴユリ・ユキザサ・ナルコユリ・タケシマラン・ホウチャクソウ・ツクバネソウ・エンレイソウ
何かユリ科の植物が多いような・・・
両側にコバイケイソウ
ちょっと可哀想な虫食いのオドリコソウ(踊り子草)
ヒメオドリコソウは良く見るけれどこちらは初めて
草丈が30~50cmで全然違う
今度は持っている図鑑と同じ角度でラショウモンカズラ
この花も「雄国せせらぎ探勝路」と違って沢山咲いていました。
その他にトチノキの花やスミレなどが色々・・・
道は樹林と笹、そしてちょっと登ったり下ったりを繰り返し
いつのまにか1102mピークも通り越してどんどん下っていくと
マイヅルソウ(舞鶴草)
上ではまだ蕾でしたがこちらでは咲いていました。
雄国山・ラビスパ東西口分岐到着 14:28
ラビスパ西口はいったん登ってから下って「桜峠」へ下山
ラビスパ東口は下って「いこいの森グリーンフィールド」へ下山
一昨年の山開きでは西口に下ったので今度は東口へ向かう事にしました。
ただ一昨年はあちらでルリビタキを見かけたんだよね~
でもやっぱり東口・・・
ちょっと下ると凄いことになっているブナの大木が
周りのブナの木は普通にまっすぐに伸びていましたがこの木は螺旋状に・・・
まるで何かを抱え込むように
(たぶん木を抱え込んでいて、その木が先に枯れてしまったのかも)
やがて登山道はジグザグになりその道沿いにはハート形の葉が沢山
花が咲いていないか調べてみましたが×
後で調べてみたらミヤマカタバミ・・・花期は3月から4月 (^_^;)
植林地の下りになり
「人間に注意」看板の裏側が見えてくると
いこいの森グリーンフィールド到着 14:49
後は舗装路を歩いて
ラビスパ裏磐梯の駐車場 15:00
そして山開きの受付時に頂いた・・・
記念はがき(雄国沼休憩舎の臨時郵便局で自宅に送れば良かった?)とラビスパ裏磐梯の100円入浴券
さっそく入浴券を使わせてもらって桜峠温泉で汗を流しました。
桜峠温泉は無色透明のナトリウム-塩化物・炭酸水素泉
筋肉痛に効果あり?
おかげで???全く筋肉痛にはなりませんでした。
山行レポはこれでおしまいです。
ホウチャクソウの白と緑の花にも引かれるものがあり。。なにかに似ているなぁと思ったら「羽化した蝉」を思い出しました。
下に向いて開いている花には基本的に無防備で弱いです(笑)
なので、そんなふうな考えが思い浮かびましたが当っているかどうかは???
どうも大木を見ると見上げるアングルで撮りたくなって・・・あ、下向きに咲いている花ももちろんです。
ホウチャクソウはそんなに丈が高くないので苦労しました。
これから秋にかけても下向きの花が里でも山でも色々と咲きますので^_^