郵趣アラカルト館

切手や郵便物など郵趣の面白さと楽しさを見て頂くためのアラカルト(一品料理で、逸品ではありませんが)をブログで紹介します。

太平洋戦争(1)

2015-12-08 | 太平洋戦争

 74年前の今日(12月8日)、「太平洋戦争が勃発」しました。また、今年は「戦争終結から70周年」にあたり、今秋の(公)日本郵趣協会主催の全国切手展 JAPEX2015 に「太平洋戦争」(オープン展部門)を出品しました。 A-4リーフ80枚の作品を5編に分けて掲載しましたのでご高覧賜れば幸甚です。(尚、オープン展とは、切手以外の絵葉書、写真、チラシなどの非郵趣品が50%以内まで使用が許されます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


太平洋戦争「玉砕の戦場」

2014-12-05 | 太平洋戦争

切手で綴る「玉砕の戦場」

 天皇陛下の慰霊訪問で脚光をあびたペリリュー島ですが、太平洋戦争で玉砕した島嶼や戦場は沢山あり、切手でその「玉砕」の惨禍を17枚のリーフで綴りました。(ペリリュー島は11番目のリーフです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 テレビのNHKスペシャル「狂気の戦場・ペリリュー島」と言う番組で、生き残ったアメリカ兵が「瓶の中にサソリとサソリを入れて、殺しあう様な地獄の戦争」と言っていましたが、何とも悲惨な戦闘でした。

 

 

 

 

 

 

 

 戦争は悲惨である。戦争では抵抗しようもない国民の義務として戦地に送られ、国の為に義務を尽くした英霊に、深甚な敬意を払わずにはいられない。

 70年前の敗戦の廃墟の中から起ち上がり、今日の平和な日本があるが、私達はあの悲惨な戦争を忘れないようにしたいものです。                 (完)

 


或る海軍航空士官の記録

2013-12-24 | 太平洋戦争

  『永遠の0』を涙しながら観ました。感動的な後世に伝えたい素晴らしい傑作です。映画を浅薄な創作と評する人もいるが、映画の主人公が守ろうとした「日本人の魂」は、愛する人の為に身命を賭して戦った多くの将兵に共通する事実で、後世に伝えたいテーマである。

 

  私の切手作品集のルーツである「或る海軍航空士官の記録」(2001年作)を思い起こし、その主人公の「日本人の魂」を紹介して見たい。

  17才で海軍兵学校に入校し、3年6ヶ月の兵学校生活と訓練の様子、そして筑波航空隊での飛行猛訓練を終えて戦場へ。遺書も書かず、特攻支援で戦死された或る海軍航空士官の5年間の両親への書簡集です。

  

 一言の不平もいわず、ことあげもせず、ただ黙々と国の為に義務を尽くす彼の敢闘精神は見事で、その犠牲に対し深甚な敬意を払わずにはいられない。そして、悠然と死地に赴き散った彼の最後のドラマを書かせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   太平洋戦争では、北の海に、南の空に余りにも多くの有為の青年が散っていった。   身命を賭して戦った多くの将兵の犠牲、銃後の国民が払った物心両面の痛手。生き残った人達は「国の為にと言う使命感」で、敗戦の廃墟の中から起ち直り、民主主義的な国家を再建し、血と汗と努力の結晶で繁栄の道を進み、今日の平和な日本がある。戦争は遥か昔の物語になったが、私達はあの戦争を忘れないようにしたい。